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	<title>孫子の兵法 - Trivipedia｜トリヴィペディア</title>
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	<description>Trivipedia（トリヴィペディア）は、役立つトリビア・教養から役に立たない小ネタ・豆知識まで幅広く掲載。 雑学・哲学・気象・言語をテーマに、好奇心を満たす知識探求メディアです。</description>
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	<title>孫子の兵法 - Trivipedia｜トリヴィペディア</title>
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		<title>【全１３篇 まとめ・解説】孫子の兵法とは？ビジネスで必須の戦略書</title>
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		<dc:creator><![CDATA[トリヴィ編集長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 04 Feb 2018 07:49:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[哲学]]></category>
		<category><![CDATA[思想]]></category>
		<category><![CDATA[ビジネス]]></category>
		<category><![CDATA[まとめ]]></category>
		<category><![CDATA[孫子の兵法]]></category>
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					<description><![CDATA[「孫子の兵法」は今から約2500年前、古代中国の兵法家・孫武が著した全13篇・約6000字の戦略書です。2500年以上の時を超えて世界中で読み継がれており、現代のビジネス・人間関係・恋愛・就活・スポーツまで、あらゆる場面で応用されています。…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「孫子の兵法」は今から約2500年前、古代中国の兵法家・孫武が著した全13篇・約6000字の戦略書です。2500年以上の時を超えて世界中で読み継がれており、現代のビジネス・人間関係・恋愛・就活・スポーツまで、あらゆる場面で応用されています。この記事では全13篇の原文・訳文・一言解説を章ごとにわかりやすくまとめました。</p>
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<h2>孫子の兵法による、戦略の指南</h2>
<p>「孫子」は、呉の国王・闔盧（こうろ）に仕えた兵法家・孫武が著したとされる、<strong>全１３篇、約６０００字</strong>からなる最古の兵法書です。</p>
<p>「孫子の兵法」はビジネスだけでなく、私生活での知恵・人間関係・恋愛・就活・スポーツ・ゲームなど、様々なものに<strong>応用</strong>されます。</p>
<p>以下では、全１３篇の<strong>原文・訳文・解説</strong>をまとめています。</p>
<h3>九変篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「智者の慮（おもんぱかり）は、必ず利害を雑（まじ）う。利に雑うれば、而（すなわ）ち務（つとめ）は信（まこと）なる可（べ）し。害に雑うれば、而ち患（うれ）いは解く可し。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>智将が物事を考え、判断する時は、必ず利と害の両面をあわせて熟考するものである。有利なことにもその不利な面をあわせて考えるから、成し遂げようとしたことがその通りに運ぶ。不利なことに対しても、その利点を考えるから心配事は解消し、困難を乗り越えることができるのだ。</p>
<p><strong>一言解説：「物事は一方向からだけで見ない」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「用兵の法は、その来らざるを恃（たの）むこと無く吾（わ）が以（もっ）て待つことあるを恃むなり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>用兵の原則としては、敵がやって来ないだろうという憶測をあてにするのではなく、自軍に敵がいつやって来てもよいだけの備えがあることを頼みとするのだ。</p>
<p><strong>一言解説：「備えあれば憂いなし」</strong></p>
<h3>行軍篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「鳥の起つ者は、伏（ふく）なり。獣の駭（おどろ）く者は、覆（ふう）なり。塵高くして鋭き者は、車（しゃ）の来（きた）るなり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>鳥が飛び立つのは、伏兵がいるのを示している。獣が驚いて走り出して来るのは、敵の奇襲攻撃があることを示している。砂塵が高く舞い上がり、その先が尖っている場合は、戦車部隊が進撃して来ているのである。</p>
<p><strong>一言解説：「ちょっとした変化を見逃さず、その先を読む」</strong></p>
<h3>謀攻篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「用兵の法は、十なれば則（すなわ）ち之（これ）を囲む。五なれば則ち之を攻む。倍（ばい）すれば則ち之を分かつ。敵すれば則ち能（よ）く之と戦う。少なければ則ち能く之を逃（のが）る。若（し）からざれば則ち能く之を避（さ）く。故に小敵の堅なるは大敵の擒（とりこ）なり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>軍隊を運用するときの原理原則として、自軍が敵の10倍の戦力であれば、敵を包囲すべきである。5倍の戦力であれば、敵軍を攻撃せよ。敵の2倍の戦力であれば、相手を分断すべきである。自軍と敵軍の兵力が互角であれば必死に戦うが、自軍の兵力の方が少なければ、退却する。敵の兵力にまったく及ばないようであれば、敵との衝突は回避しなければならない。だから、小兵力しかないのに、無理をして大兵力に戦闘をしかけるようなことをすれば、敵の餌食となるだけだ。</p>
<p><strong>一言解説：「ビジネスには撤退する勇気も必要」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「上兵は謀（はかりごと）を伐つ。其の次は交（まじわり）を伐つ。其の次は兵を伐つ。其の下は城を攻（せ）む。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>最上の戦い方は、敵の謀略・策略を読んで無力化することであり、その次は敵の同盟や友好関係を断ち切って孤立させることである。それができなければ、いよいよ敵と戦果を交えることになるが、その際に一番まずいのが敵の城を攻めることである。</p>
<p><strong>一言解説：「戦う前に相手を封じ込める方法を考える」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「彼を知り己を知らば、百戦殆（あや）うからず。彼を知らずして己を知らば、一勝一敗（いっしょういっぷ）す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎（ごと）に必ず殆うし。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>相手（敵軍）の実情や実態を知って自己（自軍）の状況や実態をも知っていれば、百度戦っても危険な状態に陥ることにはならない。相手の実情を把握せずに自己の実情だけを知っているという状況であれば、勝ったり負けたりが五分五分である。相手のことも知らず、自己のことも知らないようであれば、戦うたびに必ず危険に陥る。</p>
<p><strong>一言解説：「相手との力関係を冷静に見極める」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「百戦百勝は、善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>百回戦って、百回勝利を収めたとしても、それは最善の策とは言えない。実際に戦わずに、敵を屈服させるのが最善の策である。</p>
<p><strong>一言解説：「戦わずして勝つことができればベスト」</strong></p>
<h3>虚実篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「我は専（あつ）まりて一と為（な）り、敵は分かれて十と為れば、十を以て其（そ）の一を攻むる為り。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>わが軍は、一点に兵力を集中させ、一方の敵軍は、分散して10隊に別れたとすると、敵の10倍の兵力（敵が自軍の10分の1の兵力）をもって攻めることができる。</p>
<p><strong>一言解説：「敵が大きくても、分散させれば勝てる」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「兵の形は水を象（かたど）る。水の行（こう）は高きを避けて下（ひく）きに走る。兵の勝（かち）は実（じつ）を避けて虚（きょ）を撃つ。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>軍の形は水に例えることができる。水は高いところを避けて、低いところへと流れる。軍も敵の兵力が充実した「実」の地を避けて、手薄になっている「虚」の地を攻めることで勝利を得る。</p>
<p><strong>一言解説：「水のように柔軟に戦い方を変える」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「千里の道を行きて労（ろう）せざる者は、無人の地を行けばなり。攻めて必ず取る者は、其（そ）の守らざる所を攻むればなり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>千里もの長距離を遠征しても疲労が少ないのは、敵のいないところを進むからである。攻撃すれば必ず奪取できるのは、敵が防御していないところを攻めるからである。</p>
<p><strong>一言解説：「敵のいないところを狙う」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「戦いの地を知り、戦いの日を知らば、千里なるも戦うべし」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>もし戦闘地点もわかっており、戦闘開始の時期（日時）もわかっていれば、仮に千里（※一里＝約500m）も離れた遠方であっても主導権を持って戦うことができる。</p>
<p><strong>一言解説：「ビジネスをデザインし、主体的な計画で動く」</strong></p>
<h3>九地篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「古（いにしえ）の善（よ）く兵を用うる者は、能（よ）く敵人をして前後相い及ばず、衆寡（しゅうか）相い恃（たの）まず、貴賤（きせん）相い救わず、上下相い扶（たす）けざらしむ。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>昔から戦上手は、敵の前衛と後衛の連携を断ち、大部隊と小部隊が協力し合わないようにし、身分の高い者と低い者が支援し合わないようにし、上官と部下が助け合わないように仕向けた。</p>
<p><strong>一言解説：「内なる敵に備える」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「呉人（ごびと）と越人（えつびと）の相い悪（にく）むも、其の舟を同じうして済（わた）り、風に遇（あ）うに当たりては、其の相い救うこと左右の手の如し。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>呉の人と越の人は互いに憎み合う間柄だが、同じ舟に乗って河を渡ろうとして、嵐に遭遇したとすると、まるで左右の手のように連携して助け合う。</p>
<p><strong>一言解説：「共通の仮想敵がいれば、ライバルとも手を組める」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「之（これ）を往（ゆ）く所無きに投ずれば、諸（しょ）・劌（かい）の勇（ゆう）なり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>兵士たちを逃げ場のない窮地に投入すれば、皆が（勇者として有名な）専諸（せんしょ）や曹劌（そうかい）のように勇敢に戦うのだ。</p>
<p><strong>一言解説：「やるしかない状況になれば、人は勇者になる」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「始めは処女の如くにして、敵人、戸（こ）を開くや、後（のち）は脱兎（だっと）の如くす。敵、拒（ふせ）ぐに及ばず。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>始めは乙女のようにおとなしく慎重にしておいて、敵が油断して隙間を見せたら、逃げ去るウサギのように機敏に動け。そうすれば敵は防ぎようがないのだ。</p>
<p><strong>一言解説：「謙虚に振る舞い、余計な敵を作らない」</strong></p>
<h3>作戦篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「智将は務（つと）めて敵に食（は）む。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>敵地に遠征している優れた将軍は、敵地での食料調達を考えるものである。</p>
<p><strong>一言解説：「ライバルの力を、自分の力にしてしまう」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「敵を殺す者は怒（ど）なり。敵の貨を取る者は利なり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>敵を殺してしまうのは、思慮を失い憤怒に駆られた者であり、敵の物資を奪い取って利用するのは、その利を冷静に判断する者である。</p>
<p><strong>一言解説：「倒すのではなく、利用する」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「兵は拙速（せっそく）を聞くも、未（いま）だ巧久なるを賭（み）ざるなり」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>戦争には多少拙い点があったとしても、速やかに事を進めて勝利したという成功事例はあるが、完璧を期して長引かせた結果の成功事例はない。</p>
<p><strong>一言解説：「スピードが速ければ、失敗した後のやり直しも速い」</strong></p>
<h3>軍形篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「昔（いにしえ）の善く戦う者は、先（ま）ず勝つ可（べ）からざるを為（な）して、以（もっ）て敵の勝つ可きを待つ。勝つ可からざるは己に在り、勝つ可きは敵に在り。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>昔から、戦いの巧みな者は、まず敵が自軍を攻撃しても勝てないようにしておいてから、敵が弱点を露呈し、自軍が攻撃すれば勝てるようになるのを待ち受けたものである。負けないようにすることは自分自身でできることだが、自軍が敵に勝つかどうかは敵軍によって決まることだからだ。</p>
<p><strong>一言解説：「勝てるかどうかは敵次第だが、負ける理由は自分にある」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「勝兵は先（ま）ず勝ちて而（しか）る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>勝利を収める軍は、まず勝利を確定しておいてから、その勝利を実現しようと戦闘に入るが、敗北する軍は、先に戦闘を開始してから、その後に勝利を追い求めるのである。</p>
<p><strong>一言解説：「勝算を得てから戦いを始めよ」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「勝者の民（たみ）を戦わしむるや、積水を千仭（せんじん）の谿（たに）に決するが若（ごと）き者は、形なり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>戦いに勝利する者は、人民を戦闘させるにあたり、満々とたたえた水を深い谷底へ一気に決壊させるような勢いを作り出す。これこそが勝利に至る態勢（形）である。</p>
<p><strong>一言解説：「ビジネスに勢いをつけるには、まずダムを作る」</strong></p>
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<h3>用間篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「盟主・賢将の動きて人に勝ち、成功の衆に出づる所以（ゆえん）の者は先知（せんち）なり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>聡明な君主や優れた将軍が、戦えば必ず敵に勝ち、人並み以上の成功を収めることができるのは、事前に敵情を察知しているところにその理由がある。</p>
<p><strong>一言解説：「先に知り、先に考え、先に手を打つ」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「軍の撃たんと欲する所、城の攻めんと欲する所、人の殺さんと欲する所は、必ず先ず、其の守将・左右・謁者（えっしゃ）・門者・舎人（しゃじん）の姓名を知り、吾（わ）が間（かん）をして必ず索（もと）めて之（これ）を知らしむ。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>攻撃したい敵や、攻めようとする城塞、殺害しようとする人間がいれば、必ず事前に、その陣営の司令官・側近の者・取次ぎ役・門番・護衛兵の姓名を調べ、間諜（スパイ）に命じてさらに詳細な情報を得るようにしなければならない。</p>
<p><strong>一言解説：「どうしても勝ちたければ、事前に情報を集める」</strong></p>
<h3>計篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「兵とは詭道（きどう）なり。故に、能（のう）なるも之（これ）に不能を示し、用いて之に用いざるを示す。近くとも之に遠きを示し、遠くとも之に近きを示し、利して之を誘い、乱して之を取る。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>戦争とは、相手を欺く行為である。したがって、戦闘能力があっても無いように見せかけ、ある作戦を用いようとしている時には、その作戦を取らないように見せかける。近くにいる時には遠くにいるように見せかけ、遠く離れているときはすでに近くに来ているように見せかけることが必要だ。敵に有利なように見せて罠にかけて誘い出し、混乱に乗じて相手を打つべきである。</p>
<p><strong>一言解説：「サプライズを与え、良い意味で相手を裏切る」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「孫子曰（いわ）く、兵は国の大事なり。死生の地、存亡の道、察せざる可（べ）からざるなり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>戦争は、国家にとって重要な問題であり、避けて通ることはできない。国民にとっては、生きるか死ぬかが決まるところであり、国家にとっては、存続するか、滅亡させられるかの分かれ道である。徹底して研究すべきことであって、決して軽んじてはならない。</p>
<p><strong>一言解説：「経営次第で、人生は左右され、会社もつぶれる」</strong></p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「未（いま）だ戦わずして廟算（びょうさん）するに、勝つ者は算を得ること多きなり。未だ戦わずして廟算するに、勝たざる者は算を得ること少なきなり。算多きは勝ち、算少なきは勝たず。況（いわ）んや算無きに於（お）いてをや。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>まだ開戦していないうちに作戦を立て、廟堂（祖先の霊を祀るところ）で策を練って見た時に、勝利を確信できるのは、机上の思索や勝算が相手よりも多いからである。まだ戦闘が始まっていない時に廟堂で作戦を立案して、勝ちを確信できないのは、勝算が少ないからである。勝算が相手よりも多ければ、実戦でも勝利するし、勝算が相手よりも少なければ、実戦でも敗北する。ましてや勝算が一つも無いという状態では、何をかいわんやである。</p>
<p><strong>一言解説：「勝つイメージが出来ないなら戦わない」</strong></p>
<h3>地形篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「卒（そつ）を視ること嬰児（えいじ）の如し。故に之（これ）と深谿（しんけい）にも赴く可し。卒を視ること愛子（あいし）の如し。故に之と倶（とも）に死す可し。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>将軍が兵士たちに注ぐ眼差しは、赤ん坊に対するように慈愛に満ちているものである。だからこそ、いざという時に兵士たちを危険な深い谷底へでも率いて行くことができるのである。また、将軍が兵士たちに注ぐ眼差しは、我が子に対するもののようでもある。だからこそ、兵士たちは将軍とともに死ぬ覚悟で戦いに挑むことができるのである。</p>
<p><strong>一言解説：「人は、自分を認めてくれる人のために尽くす」</strong></p>
<h3>火攻篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「主（しゅ）は怒りを以（もっ）て師を興す可（べ）からず。将は慍（いきどお）り以て戦いを致す可からず。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>君主は一時の感情的な怒りによって戦争を起こしてはならない。将軍は、憤激に任せて戦闘に突入してはならない。</p>
<p><strong>一言解説：「感情に任せて軽はずみな言動をしない」</strong></p>
<h3>軍争篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「其（そ）の疾（はや）きこと風の如く、其の徐（しずか）なること林の如く、侵掠（しんりゃく）すること火の如く、動かざること山の如く、知り難きこと陰の如く、動くこと雷震の如し。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>動きは疾風が吹くように敏速でなければならないし、待機すべき時は林のように静まり、いざ敵に侵攻する時は火が燃えるように一気に奪い去り、動かないと決めた時には山のように堂々として決して動いてはならず、陰のように実態を表に見せないことで敵に味方の情報を与えず、動く時には雷のように突如として機動しなければならない。</p>
<p><strong>一言解説：「スピード対応、傾聴、火のように熱い提案、揺るがない信念」</strong></p>
<p>なお「風林火山」という言葉はよく知られていますが、この軍争篇の言葉を起源とし、戦国大名・武田信玄の旗印としても有名です。（諸説あり）</p>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「軍政に曰（いわ）く、言うも相い聞こえず、故に金鼓（きんこ）を為（つく）る。視（しめ）すも相い見えず、故に旌旗（せいき）を為る。是の故に昼戦に旌旗多く、夜戦に金鼓多し。夫（そ）れ、金鼓・旌旗は人の耳目（じもく）を一（いつ）にする所以（ゆえん）なり。人既に専一（せんいつ）なれば、則（すなわ）ち勇者独り進むことを得ず。怯者（きょうしゃ）も独り退くことを得ず。此（こ）れ衆（しゅう）を用うるの法なり。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>古い兵法書には「口で言ったのでは聞こえないので、鉦（退却の合図）や太鼓を用いる。手で指し示しても見えないので、旗や幟（のぼり）を用意する」とある。だから、昼間の戦闘では旗や幟が多く使われ、夜戦では鉦や太鼓をよく使うのである。そもそも鉦や太鼓、旗や幟などは、兵士たちの耳目を統一し集中させるために用いるものなのだ。既に兵士たちの意識が統一されていれば、勇敢な兵士も勝手に進むことはできず、臆病な兵士も勝手に退散することはできない。これが大軍を動かす時の秘訣である。</p>
<p><strong>一言解説：「全員が心を一つにして動くには、目指すビジョンが必要」</strong></p>
<h3>勢篇</h3>
<p><strong>・原文</strong></p>
<blockquote><p>「激水の疾（はや）くして、石を漂わすに至る者は、勢（せい）なり。鷙鳥（しちょう）の撃ちて毀折（きせつ）に至る者は、節なり。是（こ）の故に善く戦う者は、其の勢は険にして、その節は短なり。勢は弩（ど）を張るが如く、節は機を発するが如し。」</p></blockquote>
<p><strong>訳文</strong></p>
<p>水の流れが激しくて岩石をも漂わせるのは、その水に勢いがあるからである。猛禽（もうきん）が急降下して一撃で獲物を打ち砕くのは、絶妙のタイミングだからである。したがって戦上手は、その戦闘に投入する勢いを大きくし、その勢いを一瞬の間に集中させて放出する。勢いを蓄えるのは弩（弓）の弦を一杯に引くようなものであり、節（タイミング）とは、その引き金を引く時のようなものである。</p>
<p><strong>一言解説：「持てる力を最大限発揮するには、勢いとタイミングが重要」</strong></p>
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<h2>まとめ</h2>
<p>全体的な特徴としては、<strong>無駄な争いはなるべく避け、長期化させて国力を下げることを避ける</strong>という非好戦的な面が挙げられます。</p>
<p>孫子の兵法では、基本的に<strong>負けない戦いをすることが勝利につながる</strong>と説いています。「戦わずして勝つ」という考え方、相手を取り込む発想、主導権を握る戦略、臨機応変な対応——これらは現代のビジネスでも非常に有効な視点です。</p>
<p>2008年には、中国の胡錦濤（こきんとう）国家主席が米国訪問の際、ジョージ・W・ブッシュ大統領に英訳された「孫子」を贈ったともいわれています（諸説あり）。一国のリーダーも読むべき戦略書として、今なお世界中で愛読され続けています。</p>
<p>2500年以上前の言葉でありながら、現代にも通じる普遍的な知恵が詰まっている「孫子の兵法」。ぜひ一度、原著を手に取ってみてはいかがでしょうか。</p>
<h3>おすすめ書籍</h3>
<p>孫子の兵法をより深く学びたい方には、以下の書籍がおすすめです。</p>
<p><strong>孫子の兵法（守屋 洋 著 / 三笠書房）</strong><br />
内容が濃く、原文と現代語訳がわかりやすくまとめられた良書です。</p>
<p><strong>まんがで身につく 孫子の兵法（長尾一洋 著・久米礼華 まんが / あさ出版）</strong><br />
マンガ形式で楽しく学べるため、はじめて孫子に触れる方にもおすすめです。</p>
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