あなたは一日五分でできる、
自分の意志を鍛える方法を知っていますか?
この方法は、
ストレスを軽減したり、
誘惑に惑わされない強い意志を形成するのに効果的です。
定期的にこの方法を行うことにより、
禁煙や減量、アルコール中毒対策に効果的であるということも科学的方法で証明されています。
この記事の目次
最強のメンタルトレーニング法
最強のメンタルトレーニングって?
その方法とはズバリ「瞑想」することです。
瞑想することによって欲望や欲求に打ち勝つ強い意志を形成することができます。
「瞑想」と聞くと、
なんとなく敷居が高く感じる方や、
宗教やヨガ、仏道修行の禅などを思い浮かべる方も多いと思いますが、
今回はそんな「神秘的瞑想」ではなく
「科学的瞑想」について話していきます。
発祥はインドであり、
その始まりは紀元前とも言われていますが、
近年、「メンタルトレーニング」というものが注目をあび、
その一つとして、手軽で効果的な「瞑想」が再注目されています。
また、様々な科学的研究がなされ、
今では心理学の一つにもなっています。
下に、科学的研究の例を2つあげています。(Wikipedia参照)
難しいので読み飛ばしてもらっても大丈夫です。
1. 2001年にマサチューセッツ総合病院のサラ・ラザールによって、瞑想と経験による神経可塑性に関する実験が行われました。
募集で集めた瞑想の未経験者の脳をMRIでスキャンした後に、半分の被験者を8週間で1日平均27分間あるがままに観察する瞑想プログラムに参加させ、終了後に再び被験者をMRIでスキャンした。
全被験者のプログラム前と後を比較した有意な結果として、瞑想の参加者は学習や記憶に関連する海馬の灰白質密度が高まり、不安やストレスに関連する扁桃体の灰白質密度が低下していた。
ラザールの実験は、瞑想が脳の自己認識、思いやり、内省といった分野に比較的急速に生理的変化を生じさせる可能性があることを示した。
2. ペンシルバニア大学のアンドリュー・ニューバーグは、深い瞑想状態にある者の脳内の神経学的変化を研究しました。
ニューバーグによると、深い瞑想は、上頭頂葉後部の活動を低下させ、血流を減少させていた。
また瞑想者のメラトニンやセロトニン濃度は上昇し、コルチゾールやアドレナリン濃度は低下していた。
前者2つのホルモンはリラックス時には上昇し、後者2つはストレス負荷により上昇するので、この変化は理に適っているとした。
まとめると要は、
瞑想には、不安やストレスを軽減する効果やリラックス効果があるということです。
集中力の向上にもつながり、
非常に効果的です。
では、前置きが長くなりましたが、
やり方を紹介していきたいと思います。
手順と方法
「瞑想」の手順と方法を紹介します。
1. イスに座るか、あぐらをかいて座り、背筋を伸ばし、心を落ち着ける。
2. 呼吸に意識を集中させる。
3. 気が散りだしたら、再度呼吸に意識を戻す。
4. 目はうっすらと開き、ぼんやりと 1 メートル先を見る。またはつむる。
この手順で、たった5分間、
瞑想するだけです。
最初は、なんか効果があるのか?
と実感はわかないかもしれませんが、
継続的に瞑想をしていくと、
いつでもどこでも集中したいときに集中モードに入ることができるようになります。
ホンマかよ、そんなん出来たら苦労しやん!
と思わず声が出てしまったかもしれませんが、
いたってホンマです。
ここから、
実体験のエピソードを書いてありますので、
良ければ参考にしてください!
実体験と効果
実は僕は中学、高校、大学と、陸上競技部に所属していました。
陸上競技といえば、
ひたすらに走り込み、
自分を追い込む厳しい練習。
真夏の炎天下の中でも、
真冬の極寒の中でも、
春や秋の花粉飛び交う中でも、
雨が降っても、
槍が降っても、
外のグラウンドで練習しなければなりません。
他人との勝負以前に、
自分との勝負が大事とされる陸上競技ですが、
そこで重要となるのが、
メンタルトレーニングでした。
僕が所属してきた部活動は、
毎年全国大会に出場するような、
いわゆる強豪校でした。
なので、
最先端のメンタルトレーニングというのは、
部内でも応用スポーツ心理学として、
いち早く取り入れられました。
駅伝で有名な青山学院大学の陸上部も、
メンタルトレーニングに重きを置いているというのは有名です。
そこで僕も、
普段メンタルトレーニングの一環として、
数分間瞑想を行っていました。
ただ呼吸するという当たり前のことであるのに、
それだけをしようとすると、
いろんなことが頭をよぎり、
はじめは全然できませんでした。
また、たかが 5 分じっとすることも、
苦しかったことを覚えています。
しかし慣れてくると、
高い集中力を維持できるようになって、
大会ではバツグンのパフォーマンスを発揮できるようになり、
練習ではみんな喋りながら練習しているところを集中してこなせるようになり、
練習と私生活とのメリハリをつけられるようになったので、
記録も面白いように伸びました。
それだけではありません。
勉強の方も、
やるべき時に一気に集中できるようになり、
目に見えるように成績が上がっていきました。
この「瞑想」とは、
全てに共通して良い効果をもたらしてくれていると感じました。
そして現在も、
この記事を書く上でこの集中力と忍耐力は役立っていますし、
他にもいろいろな場面で役立っていることを実感しています。
まとめ
みなさんも、日常の様々な場面で、強い意志、集中力、メンタルが必要だと思います。
瞑想をすることにより、ほかの練習では鍛えることのできない、メンタル面を強化することができます。
また、気持ちをリフレッシュすることができ、気持ちの切り替えにも役立ちます。
瞑想の効果として、不安神経症、頭痛、脳のケガ、慢性的な痛み、自閉症、認知症、物忘れ、ストレス、不安、慢性痛、うつにも効果があるとも言われています。
最初は背筋を伸ばして座り、深呼吸するだけでもいいかもしれません。
ちょっと疲れた時、集中したいときなど、
手軽にどこでもできるので、ぜひやってみてください!
よろず屋マメ知識
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