
クラシック音楽は「難しそう」「とっつきにくい」と感じている方も多いかもしれません。しかし実際には、初めて聴いた瞬間から引き込まれる名曲が数多く存在します。今回はクラシック入門としても最適な3曲をピックアップし、それぞれの背景や聴きどころをわかりやすく解説します。気軽に動画で試してみてください。
おすすめのクラシック音楽3選
1. ラ・カンパネラ(リスト)
『ラ・カンパネッラ』(La Campanella)は、フランツ・リストのピアノ曲。ニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章のロンド『ラ・カンパネッラ』の主題を編曲して書かれた。名前の Campanella は、イタリア語で「鐘」という意味である。
—「Wikipedia」より引用
「ラ・カンパネラ」はイタリア語で「鐘」を意味し、19世紀最大のピアニストとも称されるフランツ・リストが残した超絶技巧の名曲です。ヴァイオリンの名手パガニーニの演奏に衝撃を受けたリストが「ピアノのパガニーニになる」という目標を掲げ、その主題をピアノ曲として編曲したものです。
この曲は改訂を重ねて全部で4バージョン存在しますが、1851年に完成した最終稿「パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調」がもっとも演奏頻度が高く、コンクールでも頻繁に取り上げられます。
最大の魅力は、力強いダイナミクスを持ちながらも、ピアノの高音域が「鐘の音」を細やかに描写する点です。右手が超高速で鍵盤を飛び回る音型は、聴いているだけで指の動きが目に浮かぶような演奏効果を生み出しています。難易度が非常に高いため、一流ピアニストがどう弾くかを比べる楽しみもあります。
2. 四季「春」(ヴィヴァルディ)
「四季」(イタリア語:Le quattro stagioni、英語表記はThe Four Seasons)は、イタリアの作曲家・アントニオ・ヴィヴァルディによって作曲された、4曲からなるヴァイオリン協奏曲集。
—「Wikipedia」より引用
「四季」はバロック時代の巨匠アントニオ・ヴィヴァルディが1725年頃に発表したヴァイオリン協奏曲集です。春・夏・秋・冬の4曲で構成され、それぞれに詩(ソネット)が添えられた「標題音楽」の先駆けとして音楽史に名を刻む作品です。
クラシック音楽のなかでもとりわけ知名度が高く、CMやドラマのBGMとして耳にした方も多いはずです。なかでも「春(La Primavera)」は3つの楽章から成り、季節の情景を音で描写しています。
第1楽章(序盤) では、春の訪れを告げる小鳥のさえずり、小川のせせらぎ、そして突然やってくる嵐を描写します。嵐が過ぎ去った後に再び小鳥が歌い出す流れは、ソロヴァイオリンが生き生きと表現します。
第2楽章(中盤) は、花や草木が茂る牧草地をおだやかなメロディーで描きます。ゆったりとした弦楽器の響きが、春の穏やかな空気を感じさせます。
第3楽章(終盤) は一転して躍動感あふれる音楽となり、明るい春祭りのような雰囲気でラストを飾ります。
音楽を聴きながら情景が目に浮かぶ「描写音楽」の楽しさを体験するには、うってつけの一曲です。
3. ポロヴェツ人の踊り(ボロディン)
『だったん人の踊り』または『ポロヴェツ人の踊り』は、ロシアの作曲家アレクサンドル・ボロディンが作曲したオペラ『イーゴリ公』の第2幕の曲で、ボロディンの最も有名な曲のひとつである。
—「Wikipedia」より引用
「ポロヴェツ人の踊り(Polovetsian Dances)」は、ロシア国民楽派を代表する「ロシア5人組」の一人、アレクサンドル・ボロディンが作曲したオペラ「イーゴリ公」から生まれた名曲です。ボロディンは本業が化学者という異色の経歴を持ち、音楽は本業の合間に作られました。未完のまま亡くなった「イーゴリ公」はリムスキー=コルサコフらが補完して完成させています。
ポロヴェツ人(クマン人)とは、中世に黒海北岸から中央アジアにかけて活躍した遊牧民族のこと。その異国的・野性的な雰囲気がこの曲の最大の魅力で、中東的なスケールと弦楽器・木管楽器の躍動感が合わさり、独特の世界観を作り出しています。
弦楽器と木管楽器が絡み合いながら徐々に盛り上がっていく構成は、一度聴いたら忘れられない印象を残します。合唱付きバージョンでは声楽がさらに加わり、迫力が段違いです。中世ヨーロッパの草原に迷い込んだような、不思議な感覚を味わえます。
コーラス付きのバージョンも迫力があるのでぜひ聴いてみてください。
まとめ
今回は初心者にもおすすめのクラシック音楽を3曲ご紹介しました。ラ・カンパネラの超絶技巧が生む美しさ、四季「春」の描写音楽としての豊かな情景、そしてポロヴェツ人の踊りの異国情緒あふれる躍動感——どれも一度聴けばクラシックの魅力に引き込まれる名曲ばかりです。まずは動画で気軽に試してみてください。









