音楽のジャンル一覧96種|ロック・ジャズ・EDMなど特徴と語源まとめ

音楽のジャンルには、クラシックやジャズのような伝統的なものから、EDM・トラップ・フォンクなど21世紀生まれのものまで、実に多様なスタイルが存在します。本記事では96種の音楽ジャンルを10のカテゴリに分類し、発祥地・年代・特徴・代表アーティストを一覧表でまとめました。さらに「Jazz」「Blues」「Disco」「Techno」などジャンル名の語源・由来も詳しく解説します。音楽を系統立てて理解したい方、名前の由来から掘り下げたい方はぜひ参考にしてください。

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音楽ジャンルとは?分類の基本

「音楽のジャンル」とは、演奏スタイル・楽器編成・リズムパターン・文化的背景などによる音楽の分類のこと。現代では世界中に数百種類以上のジャンルが存在し、日々新しいジャンルが生まれ続けています。

ひとつのジャンルは孤立して存在するのではなく、互いに影響し合いながら進化しています。たとえばブルースがロックを生み、ジャズがヒップホップに影響し、テクノがEDMへと枝分かれしました。ジャンル間のつながりを意識しながら読むと、音楽の歴史がより立体的に見えてきます。

音楽ジャンル96種 一覧(カテゴリ別)

各ジャンルの英語名・発祥地・発祥年代・特徴・代表アーティストをまとめました。

クラシック・芸術音楽(10種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
クラシック音楽(Classical Music) ヨーロッパ / 1750〜1820年代 西洋伝統の管弦楽・声楽の総称。調性と形式を重視した構造的な音楽 モーツァルト、ベートーヴェン
バロック音楽(Baroque) ヨーロッパ / 1600〜1750年代 複雑な対位法と装飾音が特徴。チェンバロや通奏低音が主役 バッハ、ヴィヴァルディ
ロマン派音楽(Romantic) ヨーロッパ / 1820〜1900年代 個人の感情・民族性を重視。大編成オーケストラと交響詩が発展 ショパン、ブラームス、ドヴォルザーク
現代音楽(Contemporary Music) ヨーロッパ・米国 / 1900年代〜 無調・十二音・電子音楽など調性を超えた実験的な音楽 シェーンベルク、武満徹
オペラ(Opera) イタリア / 1600年代〜 声楽・管弦楽・演劇が一体となった総合芸術。「作品」を意味するイタリア語が語源 ヴェルディ、プッチーニ
オペレッタ(Operetta) フランス・オーストリア / 1850年代〜 オペラより軽快で喜劇的。セリフと歌が交互に登場する大衆向け音楽劇 オッフェンバック、レハール
ミュージカル(Musical Theatre) 米国・英国 / 1860年代〜 演劇・歌・ダンスが融合したエンターテインメント。ブロードウェイ・ウエストエンドが中心 アンドリュー・ロイド・ウェバー
ア・カペラ(A Cappella) イタリア / 16世紀〜 楽器を使わない無伴奏合唱。「礼拝堂風に」を意味するイタリア語が語源 ペンタトニックス
室内楽(Chamber Music) ヨーロッパ / 18世紀〜 少人数(2〜9人)のアンサンブル。弦楽四重奏・ピアノソナタが代表 ハイドン、シューベルト
吹奏楽(Wind Ensemble) ヨーロッパ / 18世紀〜 管楽器と打楽器のみで構成。軍楽隊・マーチングバンドの形態で世界へ普及 スーザ(行進曲の王)
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ジャズ・ブルース(10種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
ジャズ(Jazz) 米国ニューオーリンズ / 1900年代〜 即興演奏と複雑なコード進行が特徴。アフリカ音楽と西洋音楽の融合から誕生 ルイ・アームストロング、マイルス・デイヴィス
ブルース(Blues) 米国ミシシッピ / 1890年代〜 「ブルーノート」を多用した哀愁ある音楽。12小節のコード進行が定型 ロバート・ジョンソン、B.B.キング
スウィング(Swing) 米国 / 1930年代 ビッグバンドによる踊れるジャズ。スウィングリズムとテンポよい演奏が特徴 ベニー・グッドマン、デューク・エリントン
ビバップ(Bebop) 米国 / 1940年代 高速テンポと複雑な和音進行。ダンス用でなく聴くための本格的な即興演奏 チャーリー・パーカー、セロニアス・モンク
クールジャズ(Cool Jazz) 米国 / 1950年代 ビバップの激しさを抑え、知性的でリラックスした落ち着いた演奏スタイル マイルス・デイヴィス『Birth of the Cool』
モーダルジャズ(Modal Jazz) 米国 / 1950〜60年代 コード進行より「旋法(モード)」を基盤に即興演奏する手法 マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン
フリージャズ(Free Jazz) 米国 / 1960年代 調性・拍子・コード進行の制約を取り払った実験的・前衛的なジャズ オーネット・コールマン、アルバート・アイラー
フュージョン(Fusion) 米国 / 1970年代 ジャズとロック・ファンクを融合。エレクトリック楽器を全面採用 ウェザー・リポート、マーカス・ミラー
スムースジャズ(Smooth Jazz) 米国 / 1980年代 聴きやすいメロディとR&B要素を取り込んだ商業的・大衆的なジャズ ケニー・G、ボブ・ジェームス
ゴスペル(Gospel) 米国 / 19世紀〜 キリスト教信仰を歌った音楽。奴隷制度時代のスピリチュアルが起源 マヘリア・ジャクソン、カーク・フランクリン

ソウル・R&B・ファンク・ディスコ(7種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
ソウル(Soul) 米国 / 1950〜60年代 ゴスペルとR&Bが融合。感情豊かな歌唱と心の叫びが特徴 レイ・チャールズ、アレサ・フランクリン
R&B(Rhythm and Blues) 米国 / 1940年代〜 ブルースとゴスペルを下地にしたアフリカ系アメリカ人の大衆音楽 ジェームス・ブラウン、スティービー・ワンダー
ファンク(Funk) 米国 / 1960年代〜 強烈なグルーヴ感のあるベースとリズム。「踊らせる」ことを最優先にした音楽 ジェームス・ブラウン、プリンス
ディスコ(Disco) 米国 / 1970年代 4つ打ちビートとオーケストラサウンドを融合したダンスクラブ向け音楽 ドナ・サマー、ABBA、ビー・ジーズ
ネオソウル(Neo-Soul) 米国 / 1990年代〜 1960〜70年代ソウルを現代的に再解釈。オーガニックなサウンドと知的な歌詞 ローリン・ヒル、ジョン・レジェンド
ニュージャックスウィング(New Jack Swing) 米国 / 1980年代末〜 ヒップホップのビートとR&Bのメロディを融合させた都会的なダンスR&B ボーイズIIメン、ジャネット・ジャクソン
クワイエットストーム(Quiet Storm) 米国 / 1970年代〜 ゆったりとしたテンポのロマンティックなR&B。深夜ラジオのフォーマットから定着 スモーキー・ロビンソン、バリー・ホワイト

ロック・パンク(15種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
ロックンロール(Rock and Roll) 米国 / 1950年代 R&Bとカントリーが融合。強いビートとエレキギターが若者文化を席巻 エルビス・プレスリー、チャック・ベリー
ロック(Rock) 米国・英国 / 1960年代〜 ロックンロールを発展させた幅広いジャンルの総称。バンド形式が基本 ビートルズ、ローリング・ストーンズ
サイケデリックロック(Psychedelic Rock) 米国・英国 / 1960年代 幻覚体験をテーマにした実験的サウンド。長尺の即興演奏とエフェクト多用 ジミ・ヘンドリックス、ドアーズ
ハードロック(Hard Rock) 英国・米国 / 1960〜70年代 重く歪んだギターと激しいドラム。ブルースの影響を強く受けた大音量のロック レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル
プログレッシブロック(Progressive Rock) 英国 / 1970年代 クラシック・ジャズの要素を取り入れた複雑な構成と高度な演奏技術 ピンク・フロイド、イエス
グラムロック(Glam Rock) 英国 / 1970年代 派手な衣装とメイクによる視覚的演出を重視。アンドロジナスな美学 デヴィッド・ボウイ、T-Rex
パンクロック(Punk Rock) 米国・英国 / 1970年代 短い曲・シンプルなコード・反体制的なメッセージ。DIY精神が根幹 セックス・ピストルズ、ラモーンズ
ニューウェーブ(New Wave) 英国・米国 / 1970〜80年代 パンクの精神とシンセサイザーを組み合わせた革新的なロック デュラン・デュラン、ザ・ポリス
ポストパンク(Post-Punk) 英国 / 1970年代末〜 パンクの実験精神を引き継ぎ、より知的・内省的・芸術的なスタイル ジョイ・ディヴィジョン、ザ・キュアー
ゴシックロック(Gothic Rock) 英国 / 1979年〜 暗鬱なムードと耽美的な世界観。ロンドンのバットケイヴ・クラブが発祥の地 シスターズ・オブ・マーシー、バウハウス
グランジ(Grunge) 米国シアトル / 1980〜90年代 汚れた歪みのギターと内省的・自己嫌悪的な歌詞。オルタナとパンクの融合 ニルヴァーナ、パール・ジャム
オルタナティブロック(Alternative Rock) 米国・英国 / 1980〜90年代 メインストリームへのオルタナティブとして登場した多様なスタイルのロック レディオヘッド、R.E.M.
インディーロック(Indie Rock) 米国・英国 / 1980年代〜 独立レーベルからの自主制作精神と実験性を重視したロック ザ・ストロークス、アーケイド・ファイア
シューゲイザー(Shoegaze) 英国 / 1980年代末〜 ギターの分厚いエフェクト音と夢見るようなボーカル。足元を見て演奏する姿が名前の由来 マイ・ブラディ・ヴァレンタイン、ライド
エモ(Emo) 米国 / 1980年代〜 「エモーショナル・ハードコア」の略。感情的な歌詞と激しい演奏が特徴 マイ・ケミカル・ロマンス、フォール・アウト・ボーイ
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ヘビーメタル・ハードコア(6種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
ヘビーメタル(Heavy Metal) 英国・米国 / 1970年代 大音量の歪みギターとパワフルなドラム。速いテンポと大仰な演出が特徴 ブラック・サバス、アイアン・メイデン
スラッシュメタル(Thrash Metal) 米国 / 1980年代 ヘビーメタルとパンクを融合した超高速ビートとアグレッシブなリフ メタリカ、スレイヤー
デスメタル(Death Metal) 米国 / 1980年代 グロウル(低音の唸り声)ボーカルとブラストビート。極限まで重くした音楽 デス(Death)、モービッド・エンジェル
ブラックメタル(Black Metal) ノルウェー / 1980〜90年代 悪魔主義・異教・自然崇拝をテーマに。氷点下を思わせる音とコープスペイント メイヘム(Mayhem)、エンペラー
ドゥームメタル(Doom Metal) 英国・米国 / 1980年代 超低速テンポと重い音で絶望感・虚無感を表現したメタルのサブジャンル ブラック・サバス(初期)、カテドラル
メタルコア(Metalcore) 米国 / 1990年代〜 ヘビーメタルとハードコアパンクの融合。ブレイクダウン(急減速リフ)が特徴 キルスウィッチ・エンゲージ、アズ・アイ・レイ・ダイング

ポップ・アイドル(7種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
ポップ(Pop) 米国・英国 / 1950年代〜 大衆向けのキャッチーなメロディと歌詞。ヒットチャートを席巻するジャンルの総称 ビートルズ、マイケル・ジャクソン
シンセポップ(Synth-Pop) 英国 / 1980年代 シンセサイザーが主役のポップ音楽。電子的なサウンドと未来的な世界観 デペッシュ・モード、ヒューマン・リーグ
ダンスポップ(Dance Pop) 米国 / 1980年代〜 ダンスに特化した強いビートとキャッチーなボーカルのポップ音楽 マドンナ、レディー・ガガ
バブルガムポップ(Bubblegum Pop) 米国 / 1960年代 甘く明るい子ども〜ティーン向けポップ。「風船ガム」の軽さを表現した呼び名 ジャクソン5、アーチーズ
シティポップ(City Pop) 日本 / 1970〜80年代 都会的なAOR・ソフトロックのサウンド。2010年代に海外でリバイバルブーム到来 山下達郎、竹内まりや
Jポップ(J-Pop) 日本 / 1990年代〜 邦楽ポップ全般の呼称。歌謡曲の流れを汲んだメロディアスな楽曲が中心 SMAP、宇多田ヒカル
Kポップ(K-Pop) 韓国 / 1990年代〜 徹底したトレーニングと高品質な映像・ダンスで世界を席巻した韓国のポップ音楽 BTS、BLACKPINK

ヒップホップ・ラップ(8種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
ヒップホップ(Hip-Hop) 米国ブロンクス / 1973年〜 DJing・ラップ・ブレイクダンス・グラフィティの4要素からなる文化 DJ クール・ハーク、グランドマスター・フラッシュ
ギャングスタラップ(Gangsta Rap) 米国 / 1986年〜 ストリートの犯罪・貧困・暴力をリアルに描写したラップの一派 N.W.A、トゥパック・シャクール
ブームバップ(Boom Bap) 米国 / 1980〜90年代 サンプリングを多用した重いドラムビートと緻密な韻の踏み方が特徴のジャズラップ系 ナズ、ジェイ・Z
トラップ(Trap) 米国アトランタ / 2000年代〜 ハイハットの細かい刻みと重低音808ベースが特徴の南部ヒップホップ T.I.、ミーゴス
ロフィーヒップホップ(Lo-fi Hip-Hop) 全世界 / 2010年代〜 レコードノイズや歪みを活かした温かみのあるBGM的ヒップホップ。勉強・作業用として人気 nujabes(日本人プロデューサー)
マンブルラップ(Mumble Rap) 米国 / 2010年代〜 音節を不明瞭にしたメロディックなフロウ。韻より雰囲気・音感を優先する新世代スタイル リル・ウージー・ヴァート、ヤング・サグ
フォンク(Phonk) 米国 / 2010年代〜 1990年代メンフィスラップをベースにした暗くドライヴ感のある音楽。TikTokでブレイク Kordhell、Memphis Cult
Jラップ(J-Rap) 日本 / 1990年代〜 日本語ラップの総称。日本語の発音特性に合わせたフロウと独自の文化観 いとうせいこう、タイニーズG
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電子音楽・EDM・テクノ(13種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
テクノ(Techno) 米国デトロイト / 1980年代 工業的・機械的なビートと反復構造。黒人音楽とドイツ電子音楽の融合から誕生 ファン・アトキンス、デリック・メイ
ハウス(House) 米国シカゴ / 1980年代 4つ打ちキックとシンセベースが基本。クラブ文化と深く結びついたダンスミュージック フランキー・ナックルズ、ラリー・ハード
ディープハウス(Deep House) 米国 / 1980年代 ハウスをよりソウルフルで奥行きのあるサウンドにした内省的なサブジャンル ラリー・ハード(Mr. Fingers)
アンビエント(Ambient) 英国 / 1970年代〜 空間を満たす「環境音楽」。前景ではなく背景として機能する音の風景 ブライアン・イーノ、Aphex Twin
トランス(Trance) ドイツ / 1990年代 高BPMとシンセの層的な展開でトランス(恍惚)状態を誘発するダンスミュージック Paul van Dyk、Armin van Buuren
ドラムンベース(Drum and Bass) 英国 / 1990年代 160〜180BPMの超高速ブレイクビーツと重いベースライン。ジャングルから発展 Goldie、LTJ Bukem
インダストリアル(Industrial) 英国・ドイツ / 1970年代 機械音・金属音・ノイズを前面に出した実験的ジャンル。消費社会への批判を内包 Throbbing Gristle、Nine Inch Nails
ダブステップ(Dubstep) 英国ロンドン / 2000年代〜 低音のウォブルベースと変則的なリズム。2010年代に米国でブロステップとして商業化 スクリレックス、Burial
EDM(Electronic Dance Music) 米国・欧州 / 2000年代〜 電子ダンス音楽の総称。特に2010年代に大型フェスで商業的に成功したジャンル群 デヴィッド・ゲッタ、カルヴィン・ハリス
チルアウト(Chillout) 英国 / 1990年代 ダウンテンポのリラックスした電子音楽。レイブ後の「クールダウン」から発祥 Moby、Bonobo
テクノポップ(Technopop) ドイツ・日本 / 1970年代〜 シンセサイザーを全面的に使用したポップ電子音楽。YMOが日本でのブームを牽引 クラフトワーク、YMO(坂本龍一・細野晴臣・高橋幸宏)
エレクトロスウィング(Electro Swing) 欧州 / 2000年代〜 1920〜30年代のスウィングジャズと現代の電子ダンスミュージックを融合させたジャンル Caravan Palace、Parov Stelar
フューチャーベース(Future Bass) 全世界 / 2010年代〜 柔らかくうねるシンセと感情的なボーカルチョップが特徴の新世代電子音楽 Flume、ポーター・ロビンソン

フォーク・カントリー(4種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
フォーク(Folk) 各国 / 伝統〜 各民族の伝統的な民謡・口承音楽の総称。1960年代のフォークリバイバルで再注目された ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ
カントリー(Country) 米国南部 / 1920年代〜 米南部の農村文化を背景に発展。バンジョー・フィドル・ギターが特徴的 ジョニー・キャッシュ、テイラー・スウィフト(初期)
ブルーグラス(Bluegrass) 米国アパラチア / 1940年代〜 カントリーの一種。バンジョー・フィドル・マンドリンによる高速アコースティック演奏 ビル・モンロー
アメリカーナ(Americana) 米国 / 1990年代〜 カントリー・フォーク・ブルース・ロックが混在したアメリカルーツ音楽の総称 ウィルコ、ライアン・アダムス

ラテン・レゲエ・ワールドミュージック(11種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
ボサノバ(Bossa Nova) ブラジル / 1950年代〜 ジャズとサンバを融合した都会的・洗練されたブラジル音楽。「新しい傾向」が語源 ジョアン・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビン
タンゴ(Tango) アルゼンチン・ウルグアイ / 1880年代〜 情熱的なリズムと密着した踊り。リオ・デ・ラ・プラタ地方の移民文化から誕生 アストル・ピアソラ
サルサ(Salsa) キューバ・ニューヨーク / 1960〜70年代 キューバ音楽とジャズを融合させたラテンダンスミュージック。「ソース」が名の由来とされる セリア・クルス、マーク・アンソニー
フラメンコ(Flamenco) スペイン・アンダルシア / 18〜19世紀 ロマ・ムーア・ユダヤ文化が融合したギター・歌・踊り(バイレ)の総合芸術 パコ・デ・ルシア
サンバ(Samba) ブラジル / 1920年代〜 アフリカ系ブラジル人の音楽とダンス。カーニバルの象徴として世界的に知られる カルトラ、ジョルジ・ベン
マリアッチ(Mariachi) メキシコ / 19世紀〜 トランペット・ギター・バイオリンの楽団スタイル。メキシコの国民的音楽 マリアッチ・バルガス・デ・テクラリャン
レゲトン(Reggaeton) プエルトリコ / 1990年代〜 レゲエとヒップホップを融合したラテン系ダンスミュージック。デムボウリズムが特徴 ダディ・ヤンキー、J・バルヴィン
レゲエ(Reggae) ジャマイカ / 1960年代〜 ゆったりとしたオフビートのリズムとラスタファリ運動の精神性が特徴 ボブ・マーリー、ジミー・クリフ
スカ(Ska) ジャマイカ / 1950〜60年代 レゲエの前身。速いアップビートのリズムとブラスセクションが特徴 スカタライツ、デスモンド・デッカー
ダンスホール(Dancehall) ジャマイカ / 1970年代〜 デジタルビートとD.J.(MCラップ)スタイルの現代ジャマイカ音楽 シャバ・ランクス、ショーン・ポール
ケルト音楽(Celtic Music) アイルランド・スコットランド / 伝統〜 ケルト民族の伝統音楽。バグパイプ・フィドル・ティン・ホイッスルが代表楽器 チーフテンズ、ポーグス

日本独自・その他(5種)

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ジャンル名(英語名) 発祥地・年代 特徴 代表アーティスト
演歌(Enka) 日本 / 1960年代〜 義理・人情・望郷などの日本的情感を歌う。「こぶし」回しが最大の特徴 美空ひばり、北島三郎
雅楽(Gagaku) 日本(中国・朝鮮起源) / 7世紀〜 宮廷音楽として継承されてきた世界最古の管弦楽の一つ。ユネスコ無形文化遺産 宮内庁式部職楽部
ニューエイジ(New Age) 米国 / 1970年代〜 瞑想・ヒーリング・スピリチュアルを目的とした穏やかな環境音楽 エンヤ、喜多郎
インド古典音楽(Indian Classical Music) インド / 古代〜 ラーガ(旋法)とタラ(リズム)を基盤にした長大な即興演奏が特徴。ヒンドゥスターニーとカルナーティックの二大流派 ラヴィ・シャンカル
アフロビート(Afrobeat) ナイジェリア / 1960〜70年代 ヨルバ音楽・ジャズ・ファンクを融合したナイジェリア発のジャンル。現代の「Afrobeats」の源流 フェラ・クティ
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ジャンル名の語源・由来(豆知識)

音楽ジャンルの名前には意外な語源があります。主要ジャンルの由来をまとめました。

Jazz(ジャズ)

語源は今も学術的に確定していません。有力な説として、1860年代のスラング「jasm」(活力・元気)から変化したという説があります。文字記録の最古は1912年のロサンゼルス・タイムズ紙(野球記事中の「jazz ball」)で、音楽用語としての記録は1915年のシカゴ・デイリー・トリビューン紙が最初とされています。

Blues(ブルース)

「Blues」は「the blue devils」(憂鬱・落ち込み)という英語表現が語源です。ブルース音楽の特徴「ブルーノート」とは、従来の西洋音楽の音階からわずかに下げた音のことで、哀愁ある独特の音感を生み出します。「青い音」が「憂鬱な音楽」という意味につながっています。

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Rock 'n' Roll(ロックンロール)

もともとアフリカ系アメリカ人のスラングで、宗教的な熱狂や踊りを意味していました。DJのアラン・フリードが1951年ごろラジオでこの言葉を音楽ジャンルとして広め、現在の意味が定着しました。

Hip-Hop(ヒップホップ)

「Hip」は「知っている・トレンドに乗っている」、「Hop」は「跳び回る・踊る」を意味するスラング。1970年代のブロンクスでDJアフリカ・バンバータらが文化としての名前を定着させました。

Reggae(レゲエ)

語源には諸説あります。ジャマイカのパトワ語「rege-rege」(ぼろぼろの服)から来たという説や、「reggay」(乱暴・粗野)という意味だという説があります。1968年にトゥーツ・アンド・ザ・メイタルズが「Do the Reggay」という曲名でこの語を使ったのが初期の記録とされています。

Disco(ディスコ)

フランス語の「discothèque(ディスコテーク)」が語源。「discos」(レコード)と「bibliothèque」(図書館)を組み合わせた言葉で、「レコードの図書館=レコードをかける場所」という意味がナイトクラブを指すようになりました。

Techno(テクノ)

デトロイトの先駆者ファン・アトキンスらが「テクノロジー」と当時のアフロフューチャリズム(アフリカ系アメリカ人の未来志向の文化思想)を組み合わせて命名したとされています。ドイツのクラフトワーク(Kraftwerk)の影響を強く受けています。

House(ハウス)

シカゴのナイトクラブ「ウェアハウス(The Warehouse)」に由来するとされています。DJフランキー・ナックルズがウェアハウスでかけていた音楽が「ハウス・ミュージック」と呼ばれるようになりました。

Funk(ファンク)

「funky」はもともとアフリカ系アメリカ人のスラングで「強い体臭」を意味していましたが、転じて「本物らしい・魂がある・グルーヴがある」という肯定的な意味に変化しました。ジェームス・ブラウンが「funky」なビートを音楽スタイルとして確立しました。

Ambient(アンビエント)

ブライアン・イーノが1978年のアルバム『Ambient 1: Music for Airports(空港のための音楽)』で命名したジャンル。「ambient」はラテン語由来の英語で「周囲の・環境の」という意味です。

語源が面白い言葉についてさらに知りたい方は、英語の接頭辞・語根・接尾辞 160語完全一覧もあわせてどうぞ。

まとめ

音楽のジャンルは、クラシックからEDM、レゲエ、民族音楽まで実に多様です。本記事では96種のジャンルを10カテゴリに分けて、特徴・発祥地・代表アーティストとともに紹介しました。それぞれのジャンルは独立して存在するのではなく、ブルースがロックを生み、ジャズがヒップホップに影響し、テクノがEDMへと枝分かれするように、互いに影響し合いながら新しい音楽を生み出し続けています。気になるジャンルを入り口に、音楽の深みをぜひ探ってみてください。

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