語源 入門ことのは図鑑日本語伝統色 承和色(そがいろ)とは|元号がそのまま色名になった平安の黄【ことのは図鑑】 承和色——読み方がわかりますか。「じょうわいろ」ではありません。正解は「そがいろ」。字面を見ても読みの予測がまずつかない、超難読の伝統色です。 この黄色い色には、1200年前の天皇が愛した菊の花と、ひとつの元号の記憶が刻まれています。日本の... 2026-11-04 トリヴィ編集長
語源 入門ことのは図鑑日本語伝統色 朽葉色(くちばいろ)とは|朽ちゆく葉に美を見た平安の伝統色【ことのは図鑑】 秋も深まるこの季節、木々の葉は緑から黄へ、黄から橙へ、そして枯れていきます。その朽ちていく葉そのものを、美しい色として名付けた人々がいました。 「朽葉色(くちばいろ)」——1000年以上前の平安時代から続く、日本の伝統色です。腐葉の黄赤とい... 2026-11-01 トリヴィ編集長
語源 入門ことのは図鑑伝統色平安文化 麹塵(きくじん)とは|山鳩色とも呼ばれた天皇の禁色【ことのは図鑑】 「麹塵」と書いて「きくじん」と読む——この読み方を知っている人はそう多くないでしょう。平安時代、この色は天皇が纏うとされた禁色のひとつでした。黄褐色の「黄櫨染」が「晴れ」の色なら、麹塵は「褻(け)」、すなわち日常の色。コウジカビの青みがかっ... 2026-10-25 トリヴィ編集長
語源 入門ことのは図鑑日本語伝統色 滅紫(けしむらさき)とは|「消え入る紫」に宿る平安の余白美【ことのは図鑑】 滅紫(けしむらさき)という色名を、正しく読める人はどれくらいいるだろう。「めつし」「めっし」と読んでしまいそうなこの字は、正しくは「けしむらさき」と読む。 この色の正体は、紫に向かいながら紫にはなりきらない、深く沈んだ灰紫色だ。鮮やかな紫を... 2026-10-21 トリヴィ編集長
語源 一覧ことのは図鑑日本語語源 柿渋色(かきしぶいろ)とは|何色か答えられない?渋柿の汁が育てた深みある伝統色【ことのは図鑑】 「柿渋色って何色?」と問われて、すぐに答えられる人は少ないはずです。 柿のオレンジ色?それとも渋い茶色?——実は正解は「どちらでもあり、どちらでもない」のです。柿渋色は、渋柿の汁を発酵させた液体「柿渋」で染めた色であり、酸化の段階によって明... 2026-10-20 トリヴィ編集長
語源 入門ことのは図鑑語源伝統色 濡羽色(ぬればいろ)とは|「濡れたカラスの羽」が基準だった——漆黒を超えた平安の美しい黒【ことのは図鑑】 濡羽色(ぬればいろ)——字を見ると「ぬれは いろ」とも読めそうですが、正しくは「ぬればいろ」。濡れたカラスの羽根のような、深みのある光沢をもつ黒色のことです。 この言葉が面白いのは、単に「黒い」と言わず、わざわざ「カラスの、濡れた羽の、あの... 2026-10-18 トリヴィ編集長
語源 入門ことのは図鑑伝統色千利休 利休鼠(りきゅうねずみ)とは|千利休の名を冠した緑みの灰色【ことのは図鑑】 灰色には、単なる「地味な色」では収まりきらない奥深さがあります。 利休鼠(りきゅうねずみ)は、わずかに緑みを帯びた、しっとりとした灰色の日本の伝統色です。「鼠色」なのに「利休(千利休)」の名を冠し、北原白秋が「城ヶ島の雨」の冒頭で詠んだこと... 2026-10-17 トリヴィ編集長
語源 入門ことのは図鑑語源伝統色 秘色(ひそく)とは|1000年以上謎だった幻の青磁色【ことのは図鑑】 「秘色(ひそく)」——この2文字を目にしたとき、多くの人は「何かが秘められている色」というイメージを抱くのではないでしょうか。 その直感は、正しいのです。 秘色とは、古代中国の名窯が生み出した幻の青磁色。皇帝への献上品として使用を禁じられ、... 2026-10-15 トリヴィ編集長
語源 入門ことのは図鑑日本語語源 曙色(あけぼのいろ)とは|枕草子が生んだ夜明けの淡橙色【ことのは図鑑】 夜明けの空が、黒から白へ、白から橙へとゆっくりと変わっていく。その移ろいに、日本人はいくつもの名前をつけてきました。 曙色(あけぼのいろ)は、夜明けの空がほんのり橙に染まるあの一瞬を切り取った、日本の伝統色です。枕草子が「春はあけぼの」と筆... 2026-10-12 トリヴィ編集長
語源 歴史語源言葉・文字惑星 曜日の名前の由来|七曜と惑星・神々のつながりを7言語で解説 「月曜日」「火曜日」「水曜日」——これらの曜日の名前は、月・火星・水星という惑星の名前と同じです。なぜ曜日は惑星と結びついているのでしょうか。その答えは、古代バビロニアの天文学と占星術にあります。七曜の暦は古代天文学と占星術から生まれ、ロー... 2026-10-11 トリヴィ編集長
語源 入門ことのは図鑑日本語伝統色 鶸色(ひわいろ)とは|鶸が纏う春の光のような鮮やかな黄緑【ことのは図鑑】 「鶸色(ひわいろ)」——初めて目にすると読めない人が多い、この難読な漢字には春の野原を飛び回る小鳥の姿が宿っています。「鶸(ひわ)」とはスズメ目アトリ科の小鳥の総称で、オスの纏う黄色みの強い黄緑の羽が、そのまま伝統色の名前になりました。鎌倉... 2026-10-10 トリヴィ編集長
語源 入門ことのは図鑑語源伝統色 梅鼠(うめねず)とは|奢侈禁止令が生んだ江戸の粋な灰紫【ことのは図鑑】 「梅」と「鼠」——植物と動物、春の花と灰色の毛皮、まったく無縁に見える二つの言葉が組み合わさって生まれたのが「梅鼠(うめねず)」という伝統色です。紅梅の花のような淡い赤みをまとった、しっとりとした灰紫色。この色は、江戸幕府が庶民の华やかな服... 2026-10-09 トリヴィ編集長