【完全版】魚へんの漢字 195種類|読み方・つくり・部首一覧
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魚へんの漢字は、寿司屋の湯呑みでよく見かける身近な存在ですが、漢和辞典には実に600字以上が収録されており、その種類の多さに驚かされます。「鯖(さば)」「鰯(いわし)」「鯰(なまず)」など、よく知られたものから読み方すら難しい難読漢字まで、本記事ではあいうえお順に195種類を一覧でまとめました。漢字検定の対策や雑学クイズのネタ、寿司屋での話のタネにも使える保存版です。

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魚へんの漢字とは

魚へん(さかなへん/うおへん)は、漢字の左側に「魚」が配置される部首のひとつです。中国から伝わった字に加え、日本で独自に作られた国字(こくじ)も数多く含まれているのが特徴です。

たとえば「鰯(いわし)」「鱈(たら)」「鮃(ひらめ)」などは、もともと中国の漢字辞典にはない日本生まれの文字です。四方を海に囲まれ、古くから魚食文化が発達した日本では、魚種ごとに細かな名前をつける必要があったため、独自の魚名表記が次々と生まれていきました。

漢和辞典に収録されている魚へんの漢字は600字以上にのぼるとされ、その大半は日常生活では目にしません。本記事では、寿司屋や食卓・市場でよく見かける195種類に絞ってあいうえお順にまとめています。

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魚へんの漢字195種類【あいうえお順一覧】

下の表は、魚へんの漢字を「行(あいうえお順)」「漢字」「読み方」「つくり(部首の右側)」の4項目でまとめたものです。読みが複数あるものはカンマで併記しています。

漢字 読み方 つくり
あおうみがめ 魚へんに元
あさり,うぐい 魚へんに利
アザレ 魚へんに委
あじ 魚へんに参
あじ 魚へんに参の旧字体
あみ 魚へんに并
あめのうお 魚へんに完
あめのうお 魚へんに爰
あゆ 魚へんに占
𩺊 あら 魚へんに荒
あわび 魚へんに包
あわび,ふぐ 魚へんに腹の右
アン, 鮟鱇(あんこう) 魚へんに安
いか 魚へんに尤
いか 魚へんに烏
いか 魚へんに則
いさぎ 魚へんに夋
いさざ, いさだ 魚へんに少
いさざ, いさだ 魚へんに橘の右
いしもち 魚へんに敏
いるか 魚へんに甫
いわし 魚へんに温の右
いわし 魚へんに温の旧字体
いわし 魚へんに弱
いわな 魚へんに未
魚へんに鳥
うぐい 魚へんに成
うなぎ 魚へんに曼
魿 うねる, うろこ 魚へんに令
うろこ 魚へんに粦
ウルカ 魚へんに逐
えい 魚へんに覃
えい 魚へんに䍃
えい 魚へんに賁
えそ 魚へんに夷
えそ 魚へんに曾
えつ 魚へんに此
えび 魚へんに分
えび 魚へんに暇の右
えら 魚へんに思
えり 魚へんに入
おおがめ 魚へんに贅の上
おこぜ 魚へんに勝っぽい
鯿 おしきうお 魚へんに扁
おろか 魚へんに日
かい 魚へんに回
かいらぎ 魚へんに威
かじか 魚へんに石
かじか,どじょう 魚へんに秋
かずのこ 魚へんに希
かつお 魚へんに同
かつお 魚へんに堅
かど 魚へんに東
かぶとがに 魚へんに学の上
かます 魚へんに師の右
からすみ 魚へんに蠟の右
かれい 魚へんに介
かれい 魚へんに喋の右
かれい 魚へんに易っぽい
かわはぎ 魚へんに皮
ぎぎ 魚へんに嘗
きす 魚へんに喜
きょう 魚へんに卿
くさる 魚へんに淫の右
くじら 魚へんに睨の右
くじら 魚へんに京
こい 魚へんに里
こい 魚へんに陵の右
こい 魚へんに壇の右
コウ 魚へんに康
こがめ, こち 魚へんに及
こち 魚へんに桶の右
このしろ 魚へんに冬
このしろ 魚へんに祭
このしろ 魚へんに曹
ごまめ 魚へんに單
ごまめ 魚へんに善
ごり 魚へんに巨
ごり 魚へんに休
コン 魚へんに系
コン 魚へんに昆
さかな 魚へん
さかなのこ 魚へんに沈の右
さけ 魚へんに生
さけ 魚へんに圭
さけ 魚へんに星
さけ 魚へんに蕨の下
さば 魚へんに沸の右
さば 魚へんに青の旧字体
さめ 魚へんに交
さより 魚へんに箴
さわら 魚へんに春
しいら 魚へんに暑
しいら 魚へんに暑に点
しゃち 魚へんに虎
しゃちほこ 魚へんに肅
しらうお 魚へんに白
シン 魚へんに侵の右
すけとうだら 魚へんに底
すし 魚へんに作の右
すし 魚へんに旨
すずき 魚へんに盧
すっぽん 魚へんに敝
すばしり 魚へんに走
するめ 魚へんに易
するめ 魚へんに易っぽい
せいご 魚へんに誇の右
セン 魚へんに羊
セン 魚へんに専の旧字体
セン 魚3つ
たい 魚へんに召
たい 魚へんに周
たかべ 魚へんに惰の右
たこ 魚へんに肖
たこ 魚へんに章
たちうお, えつ 魚へんに刀
たなご 魚へんに予
たなご 魚へんに連
たなご 魚へんに興
たら 魚へんに雪
たら, かれい 魚へんに減の右
ちちかぶり 魚へんに庸
チョウ 魚へんに均の右
ちょうざめ 魚へんに尋
つくら 魚へんに馬
つなし 魚へんに制
どじょう 魚へんに於
どじょう 魚へんに樽の右
どじょう 魚へんに羞
とど 魚へんに毛
なます 魚へんに片
なます 魚へんに會う
なまず 魚へんに堰の右
なまず 魚へんに陀の右
なまず 魚へんに念
なまず, すけそう 魚へんに弟
にしん 魚へんに非
にしん 魚へんに東っぽい
にしん 魚へんに兼
にべ 魚へんに免
のぎ 魚へんに更
はす 魚へんに時
はぜ 魚へんに氵に少
はたはた 魚へんに神の旧字体
はたはた 魚へんに雷
はまぐり 魚へんに吉
はまち,かれい 魚へんに反
はも 魚へんに豊
はや 魚へんに由
はや 魚へんに危
はや 魚へんに慈の上
はや, はえ 魚へんに篠の下
はや, はえ 魚へんに篠
はらか 魚へんに宣
はららご 魚へんに而
はらわた 魚へんに固
魚へんに比
ひがい 魚へんに皇
ひしこ 魚へんに是
ひらめ 魚へんに平
ひれ 魚へんに嗜の右
ヒョク 魚へんに副の左
ふえ, うきぶくろ 魚へんに票
ふか 魚へんに養
ふか 魚へんに巻の上
ふぐ 魚へんに台
ふぐ 魚へんに候
ふぐ 魚へんに者
ふぐ 魚へんに屯
ふな 魚へんに付
ふな 魚へんに卿の右
ぶり 魚へんに師
ほうぼう 魚へんに方
鮿 ほしうお 魚へん取っぽい
𩸽 ほっけ 魚へんに花
ぼら 魚へんに老
ぼら 魚へんに留める
ぼら, いな 魚へんに苗の旧字体
まぐろ 魚へんに有
ます 魚へんに必
ます 魚へんに樽の右
まて, こち 魚へんに伏
まながつお 魚へんに昌
まながつお 魚へんに蓋の下
みごい 魚へんに取
みごい 魚へんに喬
むつ 魚へんに陸の右
むつ 魚へんに愛
むろあじ 魚へんに室
めばる 魚へんに休
やもお 魚へんに環の右
やもお 魚へんに環っぽい
りょう 氵に魚
わかさぎ,はや 魚へんに若
わに 魚へんに咢
わに 魚へんに??
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知って得する魚へん漢字の豆知識

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魚へんの漢字には、ただ魚の名前を表すだけでなく、語源や文化的背景にまつわる興味深いエピソードが数多くあります。ここでは代表的な3つの雑学を紹介します。

「鯖を読む」の由来

「鯖を読む」とは、年齢や数量をごまかすことを意味する慣用句です。語源には諸説あり、有力なのは江戸時代の魚河岸で鯖を扱う際の数え間違いから生まれたという説です。

鯖は傷みが早い魚として知られ、競りの現場では急いで数を数える必要がありました。その慌ただしさゆえに数え間違いが多発し、「鯖を読む」が「いい加減に数える」を意味するようになったとされています。

このほか、当時の魚市場「いさば(五十集)」で行われた数え方が転じたという「いさば読み」説や、鯖が群れで泳ぐため正確な数を把握しにくかったという説もあります。いずれも諸説ありの域を出ない点には注意が必要です。

寿司屋の湯呑みに魚へん漢字が並ぶ理由

寿司屋の湯呑みに、魚へんの漢字がぎっしりとプリントされたものがよく置かれています。あれは単なるデザインではなく、江戸前寿司の歴史と深く結びついた実用品です。

江戸後期の寿司職人華屋与兵衛(はなや よへい・1799〜1858年頃)が握り寿司を考案し、屋台で提供する際に、口の中をリフレッシュするための濃いお茶(あがり)を一緒に出したことが始まりとされます。湯呑みが大きいのは、わざわざお代わりを頼まなくても熱いお茶を多めに飲めるようにという配慮であり、漢字がびっしり書かれているのは保温と職人の知識自慢を兼ねたもの、と伝えられています。

「鰯」「鯰」など日本生まれの国字

魚へんの漢字には、漢字発祥の中国には存在しない、日本オリジナルの「国字」が数多くあります。代表的なものを挙げると次の通りです。

  • 鰯(いわし):足が早く弱りやすいことから「魚+弱」
  • 鱈(たら):身が雪のように白いことから「魚+雪」
  • 鮃(ひらめ):体が平らな魚であることから「魚+平」
  • 鯰(なまず):粘り気のある魚であることから「魚+念」
  • 鱚(きす):縁起の良い「喜」を当てた魚
  • 鰰(はたはた):雷雨の頃に獲れる神秘的な魚で「魚+神」
  • 鱒(ます):「樽の右」を当てた日本独自の表記

これらは中国の古い字書には登場せず、日本人の観察眼と語感が生み出した文字といえます。漢字を通じて、当時の人々がいかに魚と密接に暮らしていたかが伝わってきますね。

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まとめ

魚へんの漢字は、日本人と魚との長い付き合いを映す文化遺産のような存在です。今回まとめた195種類は、漢和辞典に収録されている全体の3分の1に満たないものの、寿司屋や市場でよく目にする実用的なラインナップを網羅しています。

寿司屋の湯呑みを眺めるとき、漢字検定の勉強をするとき、あるいはちょっとした雑学クイズに挑戦するときに、ぜひ本記事のあいうえお順一覧を活用してみてください。一字一字に込められた先人たちの観察力と工夫を、より身近に感じられるはずです。

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