日本のことわざ・慣用句一覧|テーマ別359選|意味まとめ

日本には「石の上にも三年」「急がば回れ」など、先人の知恵が凝縮されたことわざが5万語以上あるといわれています。本記事では、日常でよく使われることわざ慣用句をあわせて359件、テーマ別・部位別のテーブルにまとめました。動物・努力・人間関係・身体部位など分野ごとに整理しているので、目当ての表現をすぐに探せます。受験勉強・スピーチ・日常会話の参考にお役立てください。

スポンサーリンク

ことわざ一覧(テーマ別)

動物系ことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
犬も歩けば棒に当たる いぬもあるけばぼうにあたる 行動すれば思わぬ幸運(または災難)に出会う
猫に小判 ねこにこばん 価値の分からない者に貴重なものを与えても無駄
馬の耳に念仏 うまのみにねんぶつ いくら言い聞かせても聞く耳を持たない
虎の威を借る狐 とらのいをかるきつね 権力者の力を借りて威張り散らす者
蛇の道は蛇 じゃのみちはへび 同じ仲間どうしはお互いの事情をよく知っている
猿も木から落ちる さるもきからおちる 名人・達人でも失敗することがある
鶴は千年、亀は万年 つるはせんねん、かめはまんねん 長寿の縁起をあらわす代表的な言葉
鳥なき里の蝙蝠 とりなきさとのこうもり 優れた者がいないと凡人が幅を利かせる
豚に真珠 ぶたにしんじゅ 価値の分からない者に宝を与えても意味がない
蛙の子は蛙 かえるのこはかえる 子は親に似るもの
蛙の面に水 かえるのつらにみず 何を言われても少しも動じない
亀の甲より年の功 かめのこうよりとしのこう 長年の経験は何よりも貴重
虎穴に入らずんば虎子を得ず こけつにいらずんばこじをえず 危険を冒さなければ大きな成果は得られない
二兎を追う者は一兎をも得ず にとをおうものはいちとをもえず 二つのことを同時に追うと両方とも失敗する
犬の遠吠え いぬのとおぼえ その場にいない所での強がりや陰口
馬子にも衣装 まごにもいしょう 服装や外見を整えれば誰でも立派に見える
魚心あれば水心 うおごころあればみずごころ 相手が好意を見せれば自分も応ずる気になる
腐っても鯛 くさってもたい 優れたものは多少落ちても価値は残る
鰯の頭も信心から いわしのあたまもしんじんから 信仰次第でどんなものでも尊く見える
蝦で鯛を釣る えびでたいをつる わずかな元手で大きな利益を得る
河童の川流れ かっぱのかわながれ 名人でも時には失敗することがある
鵜の目鷹の目 うのめたかのめ 熱心に物事を探し求めるさま
蟻の穴から堤も崩れる ありのあなからつつみもくずれる 小さな欠点が大きな破綻を招く
雀百まで踊り忘れず すずめひゃくまでおどりわすれず 幼い頃に身につけた習慣は老いても抜けない
鷹は飢えても穂を摘まず たかはうえてもほをつまず 高潔な者は困窮しても恥ずべき行いはしない
烏合の衆 うごうのしゅう 統率のない無秩序な集まり
猫に鰹節 ねこにかつおぶし 欲の深い者のそばに危険なものを置くこと
犬も食わぬ いぬもくわぬ 誰も相手にしない・価値がないもの
狐に摘ままれる きつねにつままれる 何が起きたか分からずぽかんとしているさま
飛ぶ鳥跡を濁さず とぶとりあとをにごさず 立ち去る者は後始末をきちんとすべき
竜頭蛇尾 りゅうとうだび 始めは勢いよく、終わりは尻すぼみになること
鳩が豆鉄砲を食ったよう はとがまめでっぽうをくったよう 突然のことに驚いてぽかんとしているさま
雉も鳴かずば撃たれまい きじもなかずばうたれまい 余計なことを言わなければ災難を招かずに済む
狸寝入り たぬきねいり 寝たふりをすること
孔雀は羽を広げれば尾が見える くじゃくははねをひろげればおがみえる 自慢するとかえって短所が目立つ(長所の裏に欠点がある)

努力・忍耐のことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
石の上にも三年 いしのうえにもさんねん 辛くても辛抱すれば必ず報われる
七転び八起き ななころびやおき 何度失敗しても挫けず立ち上がる
継続は力なり けいぞくはちからなり 続けることで必ず力がつく
千里の道も一歩から せんりのみちもいっぽから 大きな目標も最初の一歩から始まる
一日一善 いちにちいちぜん 毎日少しずつでも善い行いをする
蛍雪の功 けいせつのこう 苦労しながら学問に励むこと
塵も積もれば山となる ちりもつもればやまとなる 小さなことでも積み重ねれば大きな成果になる
雨だれ石を穿つ あまだれいしをうがつ 小さな努力でも根気よく続ければ成果が出る
牛の歩みも千里 うしのあゆみもせんり 遅くても着実に進めば目標に達する
習うより慣れろ ならうよりなれろ 理論より実際にやってみることで身につく
好きこそものの上手なれ すきこそもののじょうずなれ 好きなことは自然と上達する
失敗は成功のもと しっぱいはせいこうのもと 失敗から学ぶことで成功に近づける
三度目の正直 さんどめのしょうじき 二度失敗しても三度目は成功する
若いうちの苦労は買ってでもせよ わかいうちのくろうはかってでもせよ 若い頃の苦労は後の人生の糧になる
芸は身を助ける げいはみをたすける 身につけた技術は生活の役に立つ
無芸大食 むげいたいしょく 技術も才能もないのに食べるだけの人
鉄は熱いうちに打て てつはあついうちにうて 素直な若いうちに鍛えるべき
千日の稽古を鍛とし万日の稽古を錬とす - 長年の修業で本当の力がつく(宮本武蔵)
人事を尽くして天命を待つ じんじをつくしててんめいをまつ できる限りのことをして、あとは天に任せる
為せば成る なせばなる 強い意志をもって行動すれば必ず成し遂げられる
努力に勝る天才なし どりょくにまさるてんさいなし どんな才能も努力には敵わない
一芸は万芸に通ずる いちげいはまんげいにつうずる 一つの技術を極めれば他のことにも応用できる
転がる石には苔が生えない ころがるいしにはこけがはえない 落ち着かない人には財産も技術も身につかない
急がば回れ いそがばまわれ 急ぐ時ほど安全な方法を選ぶべき
骨折り損のくたびれ儲け ほねおりぞんのくたびれもうけ 苦労しても何の利益もないこと
スポンサーリンク

人間関係・付き合いのことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
朱に交われば赤くなる しゅにまじわればあかくなる 付き合う人によって人は良くも悪くもなる
類は友を呼ぶ るいはともをよぶ 似た者どうしは自然と集まる
親の心子知らず おやのこころこしらず 親の子を思う気持ちを子は理解しない
子はかすがい こはかすがい 子どもが夫婦の絆を結ぶ要になる
七人の敵がある ななにんのてきがある 世の中に出れば多くの敵・競争者がいる
遠くの親戚より近くの他人 とおくのしんせきよりちかくのたにん 遠くの身内より近所の人の方が助けになる
袖振り合うも多生の縁 そでふりあうもたしょうのえん どんな小さな出会いも前世からの縁
一期一会 いちごいちえ 一生に一度の出会いを大切にすること
人の振り見て我が振り直せ ひとのふりみてわがふりなおせ 他人の良し悪しを見て自分の行動を改める
親しき仲にも礼儀あり したしきなかにもれいぎあり 親しい間でも礼儀は必要
口は禍の元 くちはわざわいのもと 軽率な発言がもとで災いを招く
言わぬが花 いわぬがはな あえて言わないことで品位が保てる
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 きくはいっときのはじ、きかぬはいっしょうのはじ 知らないことを聞くのは恥ではない
以心伝心 いしんでんしん 言葉なくして気持ちが通じ合うこと
目は口ほどにものを言う めはくちほどにものをいう 表情は言葉と同じくらい気持ちを伝える
沈黙は金、雄弁は銀 ちんもくはきん、ゆうべんはぎん 時には黙っている方が雄弁より賢い
他人の空似 たにんのそらに 他人なのに顔がよく似ていること
氷炭相容れず ひょうたんあいいれず 全く性質が違って仲良くできないさま
恩を仇で返す おんをあだでかえす 受けた恩に対して逆に害を与えること
情けは人のためならず なさけはひとのためならず 人への親切は回り回って自分に返ってくる
触らぬ神に祟りなし さわらぬかみにたたりなし 関わらなければトラブルは起きない
三人寄れば文殊の知恵 さんにんよればもんじゅのちえ 凡人でも三人集まれば素晴らしい知恵が出る
船頭多くして船山に登る せんどうおおくしてふねやまにのぼる 指示する者が多すぎると物事が見当違いになる
内弁慶外地蔵 うちべんけいそとじぞう 家では威張るが外では大人しい人
他山の石 たざんのいし 他人の言動を自分の修養の参考にする
長幼の序 ちょうようのじょ 年長者と年少者の間には礼儀がある
実るほど頭を垂れる稲穂かな みのるほどこうべをたれるいなほかな 優れた人物ほど謙虚である
能ある鷹は爪を隠す のうあるたかはつめをかくす 真に優れた者は才能をひけらかさない
人の口には戸は立てられぬ ひとのくちにはとはたてられぬ 世間の噂話は止めることができない
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い ぼうずにくけりゃけさまでにくい 憎い人に関係するものはすべて憎くなる

知恵・学問のことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
知は力なり ちはちからなり 知識こそが力の源となる
学問に王道なし がくもんにおうどうなし 学問に近道はなく、努力するしかない
温故知新 おんこちしん 古いことを学び、新しい知識を得る
読書は心の糧 どくしょはこころのかて 読書は心を豊かにする食料のようなもの
論語読みの論語知らず ろんごよみのろんごしらず 知識があっても実践できない者
聞いて極楽、見て地獄 きいてごくらく、みてじごく 想像と現実は大きく違う
百聞は一見に如かず ひゃくぶんはいっけんにしかず 百回聞くより一度見る方が確かな理解を得られる
知らぬが仏 しらぬがほとけ 知らないでいる方が幸せなこともある
教えは学びの半ば おしえはまなびのなかば 人に教えることで自分も半分学べる
聞くは一時の恥 きくはいっときのはじ 知らないことを聞くのを恥じてはいけない
七つ子のこころを百まで ななつごのこころをひゃくまで 幼い頃の性格は成人しても変わらない
愚問を恥ずるな ぐもんをはずるな どんな質問も恥じることなく問うべき
三人の知恵は孔子も及ばず - 多くの意見には優れた知恵がある
書を読まずして師なし しょをよまずしてしなし 書物なしに優れた師はいない
学問は頭の肥料 がくもんはあたまのひりょう 学問は人の知性を豊かにする
急いては事を仕損ずる せいてはことをしそんずる 焦ると物事を失敗しやすい
下手の考え休むに似たり へたのかんがえやすむににたり 実力のない者がいくら考えても無駄
諸行無常 しょぎょうむじょう この世のすべての物事は変化し続ける
理屈と膏薬はどこへでもつく りくつとこうやくはどこへでもつく 屁理屈はどんな場合にも言いくるめられる
論より証拠 ろんよりしょうこ 議論するより証拠を見せる方が明快

時間・機会のことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
時は金なり ときはかねなり 時間はお金と同様に貴重で無駄にすべきでない
善は急げ ぜんはいそげ よいことはためらわず素早くすべき
光陰矢のごとし こういんやのごとし 月日の流れるのは矢のように速い
機を見て動く きをみてうごく 適切な時機を見計らって行動する
後悔先に立たず こうかいさきにたたず 後悔しても取り返しがつかない
逃した魚は大きい にがしたさかなはおおきい 手に入れられなかったものは大きく思える
待てば海路の日和あり まてばかいろのひよりあり じっくり待てばよい機会が必ず訪れる
一刻千金 いっこくせんきん 少しの時間も非常に価値がある
春は花、夏時鳥、秋は月 - それぞれの時季にふさわしいものを楽しむ
旬のものを食え しゅんのものをくえ 旬の時季・機会を逃さないことが大切
先手必勝 せんてひっしょう 先に動いた方が有利
千秋万歳 せんしゅうばんざい 長い年月にわたって平和が続くこと
三十六計逃げるに如かず さんじゅうろっけいにげるにしかず どうにもならない時は逃げるが最善
時流に乗る じりゅうにのる 時代の流れに乗ってうまくやる
覆水盆に返らず ふくすいぼんにかえらず 一度起きたことは元に戻せない
やるなら今 やるならいま 躊躇せず今すぐ行動することが大切
少年老い易く学成り難し しょうねんおいやすくがくなりがたし 若さはすぐ失われるが学問はなかなか身につかない
歳月人を待たず さいげつひとをまたず 月日は誰の事情もお構いなしに過ぎていく
今日の一針、明日の十針 きょうのひとはり、あしたのじゅうはり 早めに対処すれば後の手間が省ける
秋の日は釣瓶落とし あきのひはつるべおとし 秋の日暮れは急に早く、物事が急変する比喩
スポンサーリンク

失敗・用心・後悔のことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
転ばぬ先の杖 ころばぬさきのつえ 失敗しないよう事前に準備・用心しておく
備えあれば憂いなし そなえあればうれいなし 常に準備しておけば困ることはない
失敗は成功のもと しっぱいはせいこうのもと 失敗から学べば次の成功につながる
石橋を叩いて渡る いしばしをたたいてわたる 慎重すぎるほど用心深く行動する
転んでもただでは起きない ころんでもただではおきない 失敗してもそこから何かを得ようとする
思い立ったが吉日 おもいたったがきちじつ 何かをしようと決意したらすぐ始めるべき
後の祭り あとのまつり 手遅れになってから後悔すること
火のない所に煙は立たぬ ひのないところにけむりはたたぬ 噂や疑いにはそれなりの根拠がある
毒を食らわば皿まで どくをくらわばさらまで こうなった以上は徹底的にやる
大山鳴動して鼠一匹 たいざんめいどうしてねずみいっぴき 大騒ぎの割に結果は些細なもの
勝って兜の緒を締めよ かってかぶとのおをしめよ 勝利しても油断せず気を引き締めよ
濡れ手で粟 ぬれてであわ 苦労せずに利益を得ること
泣きっ面に蜂 なきっつらにはち 不運が重なってさらに災難が重なること
弘法にも筆の誤り こうぼうにもふでのあやまり どんな名人でも失敗はある
親の心子知らず おやのこころこしらず 親の思いを子はなかなか理解しない
人の褌で相撲を取る ひとのふんどしですもうをとる 他人のものを使って自分の利益を図る
秋茄子は嫁に食わすな あきなすはよめにくわすな おいしいものは独り占めしたい(転じて嫁を大事にする、諸説あり)
飯の上の蠅 めしのうえのはえ 迷惑な存在(邪魔者)
帯に短し、たすきに長し おびにみじかし、たすきにながし 中途半端で役に立たないこと
棚から牡丹餅 たなからぼたもち 思いがけない幸運が転がり込むこと
幸運は努力した者に訪れる - 準備している者のみに機会は来る
安物買いの銭失い やすものがいのぜにうしない 安い物を買うと結局損をする
後悔先に立たず こうかいさきにたたず どんなに悔やんでも過去は変えられない
目くそ鼻くそを笑う めくそはなくそをわらう 自分も同様なのに他人の欠点を笑う
盲亀の浮木 もうきのふぼく めったに訪れない稀な幸運

自然・物・環境のことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
雨降って地固まる あめふってじかたまる 揉め事の後こそ関係が深まることがある
七転び八起き ななころびやおき 何度倒れても立ち上がる強さ
大きな木は風当たりが強い おおきなきはかぜあたりがつよい 地位の高い者はそれだけ批判を受けやすい
山より大きな猪は出ない やまよりおおきないのししはでない 実力以上のことはできない
水は低いところに流れる みずはひくいところにながれる 物事は自然な方向に流れる
水清ければ魚棲まず みずきよければさかなすまず 廉潔すぎると人が寄り付かない
砂上の楼閣 さじょうのろうかく 基礎が不安定で崩れやすいもの
根なし草 ねなしぐさ 定まらずあちこち流れる人
雪は五穀の種 ゆきはごこくのたね 雪は農作物に恵みをもたらす
山高ければ谷深し やまたかければたにふかし 長所があれば短所もそれだけ大きい
灯台下暗し とうだいもとくらし 身近なことほど気づかないことがある
岡目八目 おかめはちもく 傍から見る者の方が事態をよく見える
柳の下にいつもどじょうはいない やなぎのしたにいつもどじょうはいない 一度うまくいったことが次も成功するとは限らない
火中の栗を拾う かちゅうのくりをひろう 他人のために危険を冒すこと
草の根を分けても探す くさのねをわけてもさがす どこまでも徹底的に探し求めること
秋の夕焼け鎌を研げ あきのゆうやけかまをとげ 秋の夕焼けは翌日が晴れという農家の知恵
水と油 みずとあぶら 全く性格が合わない者どうし
氷山の一角 ひょうざんのいっかく 表面に現れているのは全体のごく一部
蛍の光窓の雪 ほたるのひかりまどのゆき 苦労して学問に励む(貧しくても努力する)
暗中模索 あんちゅうもさく 手がかりのないまま模索すること

お金・欲・損得のことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
金は天下の回りもの かねはてんかのまわりもの お金は特定の人に留まらず世間を巡る
宵越しの金は持つな よいごしのかねはもつな 江戸っ子の気風:お金をため込まずに使う
金の切れ目が縁の切れ目 かねのきれめがえんのきれめ お金がなくなると人間関係も切れる
欲張りは怠け者の親戚 - 欲張りすぎると何も得られない
小欲知足 しょうよくちそく 少ない欲で満足を知ることが豊かさ
衣食足りて礼節を知る いしょくたりてれいせつをしる 生活が安定して初めて礼節を学ぶ余裕が生まれる
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる へたなてっぽうもかずうちゃあたる 下手でも数多く試せばいつか成功する
損して得取れ そんしてとくとれ 一時の損を恐れず、将来の大きな得を目指す
一石二鳥 いっせきにちょう 一つの行為で二つの利益を得る
楽あれば苦あり らくあればくあり 楽をすれば後で苦しいことが来る
苦あれば楽あり くあればらくあり 苦労すれば後で楽が来る
商いは牛の歩みのように あきないはうしのあゆみのように 商売は焦らずゆっくり着実に進めるべき
高嶺の花 たかねのはな 遠くから眺めるだけで手に届かないもの
焼け石に水 やけいしにみず 少しばかりでは全く効果がないこと
豆腐に鎹 とうふにかすがい まったく効き目のないこと
糠に釘 ぬかにくぎ 手応えや効き目のないこと
絵に描いた餅 えにかいたもち 実際の役には立たないものの例え
蓮は泥より出でて泥を染めず はすはどろよりいでてどろをそめず 悪い環境の中でも清廉さを保つ
宝の持ち腐れ たからのもちぐされ 優れた才能や宝を活用せずにいること
損得ずくで動く そんとくずくでうごく 利益か不利益かだけを考えて行動する
スポンサーリンク

言葉・沈黙のことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
口は禍の門 くちはわざわいのかど 不用意な言葉が災いを招く
言葉は心の鏡 ことばはこころのかがみ 言葉はその人の本心を映し出す
一言が命取り ひとことがいのちとり 些細な一言が致命的な結果をもたらす
売り言葉に買い言葉 うりことばにかいことば 相手の暴言に同じように反論すること
嘘も方便 うそもほうべん 時には嘘も必要という状況がある
嘘から出た実 うそからでたまこと 冗談や嘘が本当のことになること
人の噂も七十五日 ひとのうわさもしちじゅうごにち 世間の噂はやがて忘れられる
無口は金 むくちはきん 黙っていることに価値がある
舌は剣より鋭し したはけんよりするどし 言葉は剣よりも人を傷つけることがある
言うは易く行うは難し いうはやすくおこなうはかたし 口で言うのは簡単だが実行は難しい
聞かぬは一生の恥 きかぬはいっしょうのはじ 聞かないままにしておくと一生後悔する
言葉の刃 ことばのやいば 言葉が刃物のように人を傷つけること
三つ子の魂百まで みつごのたましいひゃくまで 幼い頃の性格は大人になっても変わらない
口に蜜あり腹に剣あり くちにみつありはらにけんあり 表向きは愛想よく、内心では悪意がある
物言えば唇寒し秋の風 ものいえばくちびるさむしあきのかぜ 余計なことを言うと後で寒々しい思いをする

食べ物のことわざ

← 横にスクロールできます →

ことわざ 読み 意味
花より団子 はなよりだんご 風流より実益を重んじる
棚から牡丹餅 たなからぼたもち 思いがけない幸運が転がり込むこと
食は三分の一の栄養 - 食事は人間の生命の基本
朝食は自分で食べ、昼食は友と分かち合い、夕食は敵にくれてやれ - 朝食を大切にという教え
医食同源 いしょくどうげん 食事と医療は根本が同じ
腹八分に医者いらず はらはちぶんにいしゃいらず 食べすぎなければ健康でいられる
三食昼寝付き さんしょくひるねつき ゆったりとした良い暮らし
粗食は長寿の元 そしょくはちょうじゅのもと 質素な食事が長生きにつながる
食べ過ぎは万病の元 たべすぎはまんびょうのもと 食べすぎはあらゆる病気の原因
旬のものを食べる しゅんのものをたべる 季節の食材を取ることが体によい
甘い物は別腹 あまいものはべつばら デザートはいくら食べた後でも入る
食わず嫌い くわずぎらい 食べてもいないのに嫌いだと言うこと(先入観で判断すること)
一汁一菜 いちじゅういっさい シンプルな食事で清廉に生きること
ご馳走 ごちそう 特別な料理・客をもてなす食事
飽食の時代 ほうしょくのじだい 食べ物が豊富すぎて飽きるほどある時代
スポンサーリンク

慣用句一覧(体の部位別)

目に関する慣用句

← 横にスクロールできます →

慣用句 読み 意味
目が高い めがたかい 本物の良し悪しを見抜く鑑識眼がある
目が肥える めがこえる 経験を積んで優れたものを見分けられるようになる
目に余る めにあまる 見ていられないほどひどい
目を丸くする めをまるくする 驚いて目を大きく見開く
目を細める めをほそめる 嬉しくて細目になる・目を細めて見る
目から鼻へ抜ける めからはなへぬける 非常に頭が良く抜け目がない
目から鱗が落ちる めからうろこがおちる 急に物事の真相が分かって驚く
目をつぶる めをつぶる 欠点や不正を見て見ぬふりをする
目を光らせる めをひからせる 厳しく監視・警戒する
目が覚める めがさめる 眠りから覚める・はっと気づく
目の前が暗くなる めのまえがくらくなる 絶望的になり、先が見えなくなる
目が離せない めがはなせない 油断できなくて常に注意が必要
目くじらを立てる めくじらをたてる 些細なことに目くじらを立てて怒る
目玉が飛び出る めだまがとびでる 値段が非常に高い・驚くほど高い
目で殺す めでころす 流し目などで相手を魅了する
目が眩む めがくらむ 素晴らしさに圧倒される・めまいがする
見て見ぬふり みてみぬふり 知っているのに知らないふりをすること

口・言葉に関する慣用句

← 横にスクロールできます →

慣用句 読み 意味
口が重い くちがおもい 物事をなかなか話さない・無口
口が軽い くちがかるい 秘密をすぐにしゃべってしまう
口が滑る くちがすべる 思わず言ってはいけないことを言ってしまう
口が上手い くちがうまい 話が巧みで相手をうまく説き伏せる
口を割る くちをわる 白状する・秘密を話す
口を挟む くちをはさむ 他人の話や仕事に割り込む
口裏を合わせる くちうらをあわせる 事前に言い訳・証言の内容を合わせておく
口八丁手八丁 くちはっちょうてはっちょう 口も手も達者で何でもこなす
口に出す くちにだす 思っていることを言葉にする
口が堅い くちがかたい 秘密を守り、軽々しく話さない
口先だけ くちさきだけ 言葉だけで行動が伴わない
口を利く くちをきく 仲介して話をつける・口を開く
くちばしを入れる くちばしをいれる 他人の話に口をさしはさむ
舌を巻く したをまく 驚きや感心で言葉が出ない
舌が肥える したがこえる 食事の好みが贅沢になる
言葉に詰まる ことばにつまる 返す言葉が見つからず沈黙する
言葉を濁す ことばをにごす はっきり言わずにぼかして話す
言葉を失う ことばをうしなう 驚きや感動で話せなくなる
歯に衣着せぬ はにきぬきせぬ 遠慮なくズバリと言う
歯が立たない はがたたない かなわない・手に負えない
スポンサーリンク

耳に関する慣用句

← 横にスクロールできます →

慣用句 読み 意味
耳が痛い みみがいたい 痛いところを突かれて聞くのがつらい
耳を疑う みみをうたがう 信じられないことを聞いて驚く
耳打ちする みみうちする 他人に聞こえないようにそっと話す
耳に入る みみにはいる 情報が自然と伝わってくる
耳が遠い みみがとおい 耳が聞こえにくい・話が理解できない
耳を貸す みみをかす 人の話を聞いてあげる
耳を傾ける みみをかたむける 熱心に聞く
耳たこ みみだこ 何度も聞かされて聞き飽きた状態
右から左に流す みぎからひだりにながす 聞いたことを気に留めずすぐ忘れる
聞く耳持たない きくみゝもたない 人の話を聞こうとしない

鼻に関する慣用句

← 横にスクロールできます →

慣用句 読み 意味
鼻が高い はながたかい 自慢に思う・誇らしい
鼻にかける はなにかける 自分の長所を鼻にかけて自慢する
鼻が利く はながきく においに敏感・物事を鋭く察知する
鼻であしらう はなであしらう 相手をつまらないと思って冷たく扱う
鼻が曲がる はながまがる ひどいにおいで耐えられない
鼻もちならない はなもちならない 言動が嫌で我慢できない
鼻を明かす はなをあかす 相手の不意をついて出し抜く
鼻をへし折る はなをへしおる 相手の自信や自慢を打ち砕く

頭・髪に関する慣用句

← 横にスクロールできます →

慣用句 読み 意味
頭が固い あたまがかたい 考え方が柔軟でない・頑固
頭が柔らかい あたまがやわらかい 柔軟に考えられる
頭が切れる あたまがきれる 頭の回転が速く賢い
頭を抱える あたまをかかえる 難問や困難に悩む
頭を下げる あたまをさげる 頭を下げてお辞儀する・謝罪や感謝を表す
頭が上がらない あたまがあがらない 相手に負い目があってかなわない
頭を悩ます あたまをなやます ある問題について深く考えて悩む
頭角を現す とうかくをあらわす 才能や能力が際立って目立つ
頭ごなし あたまごなし 相手の言い分を聞かず一方的に決めつける
頭が痛い あたまがいたい 難問に悩む・解決に困る
頭打ち あたまうち これ以上伸びない・最高水準に達した状態
頭が下がる あたまがさがる 相手を尊敬・感心するあまり頭を下げたくなる
頭の黒いねずみ あたまのくろいねずみ 内部の人間が犯人であること
頭の回転が速い あたまのかいてんがはやい 素早く考えて判断できる

手・腕に関する慣用句

← 横にスクロールできます →

慣用句 読み 意味
手を貸す てをかす 力を貸して助ける
手を抜く てをぬく 仕事などを手加減して手抜きをする
手を焼く てをやく 扱いに困って手を焼かされる
手を広げる てをひろげる 事業などの範囲を拡大する
手がかかる てがかかる 世話に手間がかかる
手が届く てがとどく 目標に達せられる・手が届く価格
手に負えない てにおえない 扱いきれないほど難しい
手を組む てをくむ 協力関係を結ぶ
手が足りない てがたりない 人手が不足している
腕が鳴る うでがなる 実力を発揮したくて意欲がわく
腕を磨く うでをみがく 技術・腕前を上達させる
腕前 うでまえ その人のもつ技術・能力
二の腕 にのうで 肘から肩にかけての部分・技術面の余力
手が回る てがまわる 目配りが行き渡る・逮捕される
手を上げる てをあげる 暴力を振るう・降参する・挙手する
手腕を振るう しゅわんをふるう 能力を思いきり発揮する
手心を加える てごころをくわえる 加減して手加減する
腕をまくる うでをまくる やる気になって準備する
手が早い てがはやい 仕事が速い・乱暴に手を上げやすい
手がかかる てがかかる 世話や労力が多く必要

足・腰に関する慣用句

← 横にスクロールできます →

慣用句 読み 意味
足を引っ張る あしをひっぱる 他人の邪魔をして進歩を妨げる
足が棒になる あしがぼうになる 歩き疲れて足がこわばる
足を洗う あしをあらう 悪い仕事や生活から足を洗って改心する
足を運ぶ あしをはこぶ わざわざ出向いていく
足元を見る あしもとをみる 相手の弱みにつけ込む
腰が低い こしがひくい 謙虚で礼儀正しい
腰が重い こしがおもい なかなか動き出せない・行動が遅い
腰を上げる こしをあげる ようやく行動を起こす
腰を据える こしをすえる 落ち着いてじっくりと取り組む
腰が砕ける こしがくだける 気持ちや計画がくじける
二足の草鞋 にそくのわらじ 両立しにくい二つのことを同時にすること
尻に火がつく しりにひがつく 追い詰められて焦る状態
尻込みする しりごみする ためらって後退する・気後れする
尻もちをつく しりもちをつく 転んでお尻をついて倒れる
踏ん張る ふんばる 全力を尽くして頑張る

腹・胸に関する慣用句

← 横にスクロールできます →

慣用句 読み 意味
腹を割る はらをわる 本音を話してざっくばらんに話し合う
腹に一物 はらにいちもつ 心の中に隠した企みや考えをもっている
腹が立つ はらがたつ 怒りを感じる
腹が据わる はらがすわる 覚悟が決まって落ち着く
腹黒い はらぐろい 表面には出さないが内心に悪意がある
胸が痛い むねがいたい 同情や悲しみで胸が締め付けられる
胸を張る むねをはる 誇りや自信をもって堂々とする
胸がすく むねがすく 気持ちがスッとして晴れ晴れとする
胸に刻む むねにきざむ 深く心に記憶しておく
胸を打つ むねをうつ 深く感動させる
胸算用 むなざんよう 心の中での計算・見込み
胸を借りる むねをかりる 実力の上の者に稽古の相手をしてもらう
度胸がある どきょうがある 大胆で物怖じしない
肝が据わる きもがすわる どんな状況でも動じない胆力がある
肝を冷やす きもをひやす ひやりと驚く・非常に怖い思いをする

肩・背中・その他に関する慣用句

← 横にスクロールできます →

慣用句 読み 意味
肩を持つ かたをもつ ある人の味方をする・ひいきにする
肩を並べる かたをならべる 互角の関係・同等の位置に立つ
肩の荷が下りる かたのにがおりる 重い責任や心配事から解放される
肩を落とす かたをおとす 失望や落胆で気力がなくなる
肩書き かたがき 職業・役職などの社会的地位
背水の陣 はいすいのじん 退路を絶ってのがれられない状態で戦う
背中を押す せなかをおす 踏み出せない相手を励まして後押しする
背中を向ける せなかをむける 相手に冷淡な態度をとる・去る
骨を折る ほねをおる 大変な苦労をしてよく働く
骨が折れる ほねがおれる 苦労が多くてなかなか大変
皮肉る ひにくる 遠回しに批判・嫌みを言う
血と汗の結晶 ちとあせのけっしょう 苦労を重ねて得た成果
血が通う ちがかよう 人間らしい温かみや感情がある
血眼になる ちまなこになる 必死になって探し求める
身を粉にする みをこにする 体を顧みずひたすら働く

豆知識

ことわざと慣用句の違い

「ことわざ」は教訓や道徳を短い言葉に凝縮した格言です。「石の上にも三年」「急がば回れ」のように、それだけで一つの意味をもつ完結した文になっています。一方「慣用句」は二語以上が結びついて特定の意味を表す定型表現で、「腹を割る」「目から鱗が落ちる」のように文の中で使われるのが特徴です。両者の境目はあいまいで、辞書によって分類が異なるものも多くあります。

日本のことわざの起源と数

日本語のことわざは約5~6万語あるといわれています。起源は大きく3種類に分けられます。①日本古来の庶民の生活や知恵から生まれたもの(「棚から牡丹餅」「猫に鰹節」など)②中国の故事・漢籍に由来するもの(「蛍雪の功」「覆水盆に返らず」など)③西洋の格言やキリスト教の聖書から来たもの(「豚に真珠」はマタイ伝が出典)の三系統です。これが混ざり合い、世界有数の表現豊かな言語文化となりました。

まとめ

今回はことわざ225件・慣用句134件、合計359件を動物・努力・人間関係・身体部位などテーマ別にまとめました。どのことわざ・慣用句も先人の知恵と経験が凝縮された、日本語の宝です。受験対策の確認から日常会話の表現強化まで、ぜひ活用してください。世界各国のことわざを比べてみたい方は世界のことわざ100選|国・地域別の格言と意味まとめもあわせてどうぞ。

一緒に読まれている人気記事

スポンサーリンク

X でフォローしよう!

おすすめの記事