英語のイディオム一覧132選|直訳・意味・語源まとめ【カテゴリ別】

英語のイディオム(慣用句)132選を、食べ物・動物・体・天気・仕事・感情の6カテゴリに分類し、直訳・実際の意味・語源とともに一挙紹介します。

"a piece of cake"は「ケーキひとかけら」ではなく「簡単なこと」、"pull someone's leg"は「足を引っ張る」ではなく「からかう」。直訳から想像できないギャップと、意外な語源を知ると英語がぐっと面白くなります。英語の慣用句や表現に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

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英語のイディオムとは

英語のイディオム(idiom)とは、単語を個別に直訳しても本来の意味が通じない慣用的な言い回しのことです。「It's raining cats and dogs.」を「猫と犬が降っている」と訳しても意味が通じませんが、「土砂降りだ」という意味になります。

こうした直訳不可能な表現が、英語には無数に存在します。語源を知ると「なぜその表現になったのか」が分かり、記憶にも残りやすくなります。日本語のことわざ・慣用句と語源の発想が似ているものも多く、比較すると面白い発見があります。

カテゴリ別イディオム一覧132選

食べ物・飲み物にまつわるイディオム(22個)

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表現 直訳 実際の意味 語源・由来
a piece of cake ケーキひとかけら とても簡単なこと 19世紀アメリカの詩に遡る「楽な仕事」の比喩
spill the beans 豆をこぼす 秘密を漏らす 20世紀初頭のアメリカで初出(1908年頃)。古代ギリシャ投票起源説は俗説とされる
apple of one's eye 目のリンゴ 最も大切な存在 古英語でappleは眼球そのものを指した
butter someone up バターを塗りつける お世辞でご機嫌をとる インド・チベットで神像にバターを塗る供物の習慣から
bring home the bacon ベーコンを持ち帰る 家族を養う・生計を立てる 12世紀英国で夫婦仲のよい夫婦に豚肉を贈った風習から
not my cup of tea 自分のカップのお茶ではない 好みではない 19世紀英国でお茶の好みが個人の嗜好の象徴だったから
cherry-pick チェリーを選ぶ 都合のよいものだけ選ぶ サクランボを一粒ずつ丁寧に選ぶ様子から
cool as a cucumber キュウリほど涼しい 非常に落ち着いている キュウリの内部温度が外気より低い事実から(1732年初出)
sour grapes 酸っぱいブドウ 負け惜しみ イソップ寓話「キツネとブドウ」。届かないブドウを「酸っぱい」と言い訳するキツネから
sell like hotcakes ホットケーキのように売れる 飛ぶように売れる 19世紀アメリカの市場でホットケーキが即座に売り切れた慣行から
go bananas バナナになる 正気を失う・激怒する 猿がバナナに飛びつく激しい動きから。20世紀米スラング
in a nutshell ナッツの殻の中に 要するに・かいつまんで言うと シェイクスピア「ハムレット」の表現に由来
bread and butter パンとバター 生活の糧・基本的な収入源 英国で最も基本的な食事から「基盤となるもの」を表す
eat humble pie 謙虚なパイを食べる 頭を下げて謝る 中世英国で下人が内臓(umble)のパイを食べた慣行から
a hard nut to crack 割れにくいナッツ 難しい問題・手強い人 17世紀英語の諺に由来
couch potato ソファのジャガイモ テレビっ子・出不精な人 1970年代アメリカでソファでポテトを食べながらテレビを見る人のイメージから
bite off more than one can chew 噛めないほど口に入れる 手に負えないことを引き受ける 19世紀アメリカの噛みタバコを大量に口に入れる様子から
bite the hand that feeds you 食べ物をくれる手を噛む 恩人を裏切る 1711年エドマンド・バークの著作で確認される表現
cry over spilled milk こぼれたミルクで泣く 取り返しのつかないことを嘆く 1659年ジョン・ヘイの諺集が最古の記録
take with a grain of salt 塩ひとつまみと一緒に受け取る 話を額面通りに受け取らない プリニウスが解毒薬「少量の塩と一緒に」と記した故事から
a sweet tooth 甘い歯 甘いものが好き 口の中で甘さを感じる歯というイメージから
the whole enchilada エンチラーダ全部 全部・すべて メキシコ料理のエンチラーダが具材を全てまとめた料理から
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動物にまつわるイディオム(25個)

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表現 直訳 実際の意味 語源・由来
raining cats and dogs 猫と犬が降っている 土砂降り 北欧神話で犬は嵐の風、猫は大雨の象徴とする説(諸説あり)
let the cat out of the bag 袋から猫を出す 秘密を漏らす 市場で豚の代わりに猫を袋に入れた詐欺が発覚した話から
hold your horses 馬を押さえろ 落ち着け・急ぐな 御者への命令が転じた。馬が走り出すのを止める動作から
straight from the horse's mouth 馬の口から直接 信頼できる情報源から直接 競馬で馬の歯を確認して年齢を判断した慣行から
the elephant in the room 部屋の象 誰もが知っているのに話題にしない問題 「大きすぎて無視できるはずがないもの」の比喩として20世紀に普及
wolf in sheep's clothing 羊の皮をかぶったオオカミ 善人を装う危険人物 イソップ寓話と聖書マタイ7:15に由来する古い警告
bark up the wrong tree 間違った木に吠える 見当違いのことをする 猟犬が獲物のいない木に吠え続けてしまうことから
a dark horse 黒い馬 正体不明の実力者・大穴 競馬で情報の少ない馬が意外な強さを見せたことから
eager beaver 熱心なビーバー 働き者・張り切り屋 ビーバーが休まずダムを作り続けることから。1940年代の軍隊スラング
crocodile tears ワニの涙 見せかけの同情・嘘泣き 中世の「ワニは食べながら涙を流す」という誤った言い伝えから
wild goose chase 野生のガチョウ追い 無駄な追跡・徒労 16世紀の競馬形式。シェイクスピア「ロミオとジュリエット」にも登場
cat got your tongue? 猫があなたの舌を持っている? なぜ黙っているの? 船の鞭「猫の九本尾(cat o'nine tails)」で罰された水兵が言葉を失ったことから
fish out of water 水の外の魚 場違いな人・環境に適応できない人 14世紀から使われる古い表現
let sleeping dogs lie 眠っている犬を起こすな 昔のことを蒸し返すな 眠っている犬を刺激すると噛まれる危険があることから
beat a dead horse 死んだ馬を叩く 解決済みの問題をぶり返す 死んだ馬をいくら叩いても動かないことから
bull in a china shop 陶器店の雄牛 デリケートな場で荒っぽく振る舞う人 1834年に初出。実際の牛は繊細という研究もある
kill two birds with one stone 一石で二羽の鳥を殺す 一石二鳥(日本語と同じ概念) 日本語の「一石二鳥」と同義。英語では1655年に初出
fly on the wall 壁のハエ 誰にも気づかれず観察できたら 小さなハエが見えない場所から全てを見ている様子から
cock and bull story 雄鶏と雄牛の話 でたらめな話・ほら話 英国の宿屋「Cock and Bull」で旅人が大げさな話を競い合ったことから
pig out 豚のように食べる 食べ過ぎる・がつがつ食べる 豚が何でも食べ尽くすイメージから
bird's eye view 鳥の目の眺め 俯瞰・全体像 高空から鳥が見渡す景色のイメージから
bee in one's bonnet 帽子の中のハチ ある考えに取りつかれている 帽子(bonnet)の中でハチが飛んで頭から離れないイメージから
copycat コピー猫 真似をする人 子猫が親猫の行動を忠実に真似することから
as stubborn as a mule ラバのように頑固 非常に頑固な ラバは頑固で命令に従わないことで有名なため
cash cow 現金の牛 安定した収益源 乳牛が継続的に牛乳を生産し続けることから

体・身体にまつわるイディオム(23個)

体の一部を使ったイディオムは特に多く、日本語の「足を引っ張る」と英語の"pull someone's leg"のように、同じ表現でも意味が逆になるケースがあります。

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表現 直訳 実際の意味 語源・由来
turn a blind eye 盲目の目を向ける 見て見ぬふりをする ネルソン提督が義眼に望遠鏡を当てて命令を無視したコペンハーゲン海戦の逸話から
pull someone's leg 足を引っ張る からかう・冗談を言う(日本語と逆の意味) 詐欺師が通行人の足を引っかけた手口から転じた
get cold feet 足が冷える 怖気づく・尻込みする 1605年ベン・ジョンソンの戯曲が最古記録とする説など複数の語源説あり
cost an arm and a leg 腕と足がかかる 非常に高くつく 第二次世界大戦の負傷兵の語りから20世紀に広まったとされる
break a leg 足を折れ 頑張って・成功を祈る 演劇界では「Good luck」が縁起悪いとされ、逆の意味で使う風習から
give someone the cold shoulder 冷たい肩を向ける 冷たくする・無視する 中世英国で歓迎されない客に冷たい肩肉を出した習慣から
bite someone's head off 頭を噛み切る どなりつける・激しく怒る 頭を噛み切るほど激しく攻撃するイメージから
have a heart of gold 黄金の心を持つ 非常に優しく心が温かい 金は最も価値あるものの象徴とされたことから
keep one's chin up あごを上げ続ける 元気を出す・気を落とさない 下を向かずに顔を上げ前向きな姿勢を保つことから
shoulder the blame 非難を肩で担ぐ 責任を引き受ける 重い荷物を肩で支えるイメージから転じた
all thumbs 全部が親指 不器用 指が全部親指なら器用に動かせないという比喩から
head in the clouds 雲の中に頭がある 夢見がち・現実離れしている 雲という空想の世界に頭が浮かんでいるイメージから
get off on the right foot 右足から踏み出す 順調にスタートを切る 古代ローマで右足から踏み出すのが縁起良いとされた風習から
put your foot in it 足を踏み入れる 失言する・まずいことを口にする うっかり何かに踏み込んでしまう様子から
kick the bucket バケツを蹴る 死ぬ 絞首刑で踏み台のバケツを蹴る説、フランス語「trebuchet(梁)」説など諸説あり
on the tip of one's tongue 舌先に乗っている 思い出せそうで思い出せない 言葉が舌先まで来ているのに口から出てこない感覚から
elbow room 肘のスペース ゆとり・余地 肘を動かせるだけのスペースが「余裕」を意味することから
bite the dust 塵を噛む 死ぬ・失敗に終わる ホメロスの叙事詩「大地に倒れる」の英訳が起源。西部劇で広まる
bite the bullet 銃弾を噛む 苦難を我慢する・腹をくくる 1891年キプリングの小説「The Light that Failed」が初出。外科手術起源説など諸説あり
hands down 手を下げる 圧倒的に・楽勝で 競馬で勝ち確定の騎手が手綱を緩める(手を下げる)動作から
turn over a new leaf 新しい葉(ページ)をめくる 心を入れ替える・やり直す 本の新しいページから始める意味。16世紀から使われる表現
turn the other cheek もう片方の頬を向ける 仕返しせずに耐える 聖書マタイ5:39「左の頬も向けなさい」の言葉に由来
shoulder to shoulder 肩と肩を並べて 共同して・団結して 肩を並べる物理的な連帯感から

天気・自然にまつわるイディオム(18個)

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表現 直訳 実際の意味 語源・由来
under the weather 天候の下に 体調が優れない 嵐で船が揺れると水夫が体調を崩して船倉にこもった慣行から
weather the storm 嵐を乗り越える 困難を乗り切る 嵐の中を航行し続ける船のイメージから
once in a blue moon ブルームーンに一度 ごく稀に 同じ月に2度満月が起きる珍しい「ブルームーン」現象から
every cloud has a silver lining 雲には銀の縁取りがある 悪いことにも良い面がある 1634年ミルトン「Comus(仮面劇)」の表現が起源。諺として定着は1840年頃
break the ice 氷を割る 緊張をほぐす・口火を切る 北極の航路を開く砕氷船の作業から。17世紀から使われる
blow off steam 蒸気を吹き出す ストレスを発散する 蒸気機関で過剰な蒸気を安全弁から逃がすことから。産業革命期の表現
take a rain check 雨天チェックを受け取る また今度にする 野球の雨天中止後に発行された次回無料入場券「rain check」から
on thin ice 薄い氷の上で 危ない橋を渡っている 薄い氷の上を歩く危険な状態から
clear the air 空気を清める 誤解を解く・雰囲気を和らげる 嵐の後に空気が清まることから
a drop in the ocean 海の一滴 ごく少量・微々たるもの 広大な海に比べた一滴の比較から
shoot the breeze 風に向かって撃つ のんびり雑談する 的のない無意味な行為→意味のない会話への転用
out of the blue 青い空から突然 突然・予告なく 晴天(青い空)に突然落ちる雷のイメージから
have one's head in the sand 砂に頭を埋める 現実から目を背ける ダチョウが危険時に砂に頭を埋めるという中世の誤った俗説から
storm in a teacup ティーカップの中の嵐 些細な問題の大騒ぎ キケロ「コップの中の嵐」が起源。英語では1815年頃から
cast a long shadow 長い影を落とす 広い影響力を持つ 日没に近い太陽が地平線に長い影を落とすイメージから
the tip of the iceberg 氷山の先端 問題のほんの一部 氷山の9割以上が水面下にある事実から
as right as rain 雨のように正しい 完全に元気・順調な スコットランドで雨が良い収穫に必要という農業的背景から
into thin air 薄い空気の中へ 忽然と消えて 霧のように空気の中に溶けてしまうイメージから
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仕事・日常生活のイディオム(28個)

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表現 直訳 実際の意味 語源・由来
get the ball rolling ボールを転がし始める 物事を始める・キックオフ ボールが転がり始めると勢いがつく物理的イメージから
back to the drawing board 設計台に戻る 振り出しに戻る・やり直す 設計者が失敗後に製図台(drawing board)に戻ることから
think outside the box 箱の外で考える 固定観念にとらわれない発想 「9点を4本の線で結ぶ」パズルを「箱の外」の発想で解くことから
go the extra mile 余分に1マイル歩く 期待以上の努力をする 聖書マタイ5:41「命じられた1マイルを超えて行け」から
miss the boat 船に乗り遅れる 好機を逸する 出発した船に乗れなかった文字通りの状況から
burn the midnight oil 真夜中の油を燃やす 夜遅くまで働く・徹夜する 電気のない時代にランプで夜中に作業したことから
by the book 本通りに 規則通りに・正式な手順で 規則書や聖書の通りに行動することから
hit the nail on the head 釘の頭を正確に叩く 的を射る・核心をつく 大工が正確に釘を打ち込む動作から。15世紀から使われる
put all your eggs in one basket 全卵を一かごに入れる リスクを一点集中させる セルバンテス「ドン・キホーテ」に類似表現。投資分散の警告
make ends meet 両端を合わせる 収支を合わせる・生計をやりくりする 帳簿の収入と支出を合わせる会計用語から
red tape 赤いテープ 官僚的な煩雑な手続き 英国官僚が書類を赤いひもで束ねた17世紀の慣行から
call it a day 1日と呼ぶ 作業を終わりにする 1日分の仕事が完了したと宣言することから
the bottom line 一番下の行 最終的な結論・要点 損益計算書の一番下の行(純利益)から
on the same page 同じページ上に 意見が一致している・同じ認識 同じ楽譜・同じ本のページを共有していることから
burn bridges 橋を燃やす 退路を断つ・関係を断ち切る 軍事戦術で撤退不可能にするため橋を燃やすことから
get on board 船に乗り込む 参加する・賛同する 船や乗り物への搭乗から転じた
go back to square one マス1に戻る 振り出しに戻る スネークスandラダーズなどのボードゲームで「最初のマス」に戻ることから
cut to the chase 追跡シーンへ飛ばせ 要点に進む・本題に入る 映画制作で退屈な場面を省き人気の追跡シーンへカットすることから
throw in the towel タオルを投げ込む 諦める・降参する ボクシングでコーナーマンがタオルを投げ込んで試合放棄を示す慣行から
hit the ground running 地面に着くや否や走り出す すぐに行動に移る・即戦力 空挺部隊が着地と同時に走り出す訓練から
a blessing in disguise 変装した祝福 一見不幸だが実は幸運 1743年の詩に登場する表現
under the radar レーダーの下を飛ぶ 目立たない・気づかれない 軍事レーダーに探知されない低空飛行から
give the benefit of the doubt 疑いの恩恵を与える 証拠不十分でも有利に解釈する 法廷の「疑わしきは被告人の利益に」から
take the bull by the horns 牛の角をつかむ 困難に正面から立ち向かう 牛と格闘する際に角をつかんで制御することから
on a shoestring 靴紐の上で わずかな予算で 靴紐のように細く小さいことから「最小限の資金」を表す
wear many hats 多くの帽子をかぶる 複数の役割を担う それぞれの仕事に対応した帽子を着け替えるイメージから
rock the boat 船を揺らす 波風を立てる・物議をかもす 安定して進む船を揺らして混乱させることから
face the music 音楽に正面から向き合う 現実を直視する・責任をとる 軍の不名誉な退場時に太鼓を鳴らした慣行から

感情・状態にまつわるイディオム(16個)

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表現 直訳 実際の意味 語源・由来
in the nick of time ちょうどのタイミングに ギリギリで間に合って 「nick(刻み目)」で正確な時刻を示したタリー棒の慣行から
the last straw 最後の藁 堪忍袋の緒が切れるきっかけ 「ラクダの背を折る最後の一本の藁」という諺の省略形
on the spur of the moment 拍車の瞬間に 衝動的に・思いつきで 馬に急に拍車をかけて走らせることから
bury the hatchet 手斧を埋める 和解する・争いをやめる ネイティブアメリカンが和平の証として武器を地面に埋めた儀式から
blow hot and cold 熱い風と冷たい風を吹かせる 態度が変わる・優柔不断 イソップ「旅人とサテュロス」。同じ息で手を温め料理を冷ました人の話から
kill time 時間を殺す 時間をつぶす 時間を「殺して」無駄にするという19世紀の比喩から
sleep on it その上で眠る 一晩考えて決める 一晩置いて冷静に判断することから
on the same wavelength 同じ波長にいる 気が合う・意気投合している 電波の周波数が合うことから。ラジオ時代の表現
jump on the bandwagon バンドワゴンに乗る 流行に便乗する 19世紀アメリカの政治集会で楽団を乗せたワゴンに群衆が集まった慣行から
have a chip on one's shoulder 肩に木の欠片を乗せる すぐ喧嘩腰になる・挑戦的 19世紀アメリカで木の欠片を肩に乗せ「触れてみろ」と喧嘩を売った慣行から
sit tight しっかり座っている じっと待つ・現状維持する ポーカーで「手を変えずにパスする」意味から転じた
hit the sack 袋を叩く 就寝する 昔の水夫や兵士がわらの袋(sack)を寝床として使ったことから
once in a while 少しの間に一度 時々・たまに 古英語の「while(時間)」に由来する稀な出来事を示す表現
jump to conclusions 結論に飛びつく 早合点する・短絡的に判断する 証拠なく急いで判断することのたとえから
cross that bridge when you come to it 橋に来たら渡れ 問題は起きてから考える 問題は実際に直面したときに解決すればよいという諺から
down in the dumps ゴミの山の下に 落ち込んでいる・憂鬱な 「dumps(失意)」はスラング。ゴミの山のような低い気分のイメージから
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豆知識|英語のイディオムの語源パターン3選

聖書・シェイクスピアから生まれた表現

英語のイディオムには、聖書やシェイクスピアの戯曲を語源とするものが多く含まれています。"wolf in sheep's clothing"(羊の皮をかぶったオオカミ)は聖書マタイ7:15、"turn the other cheek"(もう片方の頬を向ける)はマタイ5:39に由来します。シェイクスピアからは"in a nutshell"(ハムレット)、"wild goose chase"(ロミオとジュリエット)が生まれました。英語の基盤を作った2つの書物が、日常表現にまで根付いていることがわかります。

歴史的な慣習・職業から生まれた表現

"red tape"(赤いテープ=官僚的手続き)は英国官僚が書類を赤いひもで束ねた17世紀の慣行から、"by the book"(規則通りに)は書面化されたルールから、"burn the midnight oil"(夜更かしして働く)は電気のない時代のランプ仕事から生まれました。当時の生活様式が言葉として残っているのが面白い点です。

動物の「誤った俗説」が語源のもの

"raining cats and dogs"(土砂降り)や"have one's head in the sand"(現実逃避)は、当時信じられていた動物に関する俗説・誤解が語源です。ダチョウが砂に頭を埋めるというのは実際には誤りですが、俗説がそのまま言語に定着した例です。科学的事実より「人々がどう信じていたか」が言語の形成に影響することを示しています。

英語のネットスラングも気になる方は英語ネットスラング190選|LOL・based・rizzの意味と語源まとめもどうぞ。また、日本語の慣用句・ことわざとの比較は日本のことわざ・慣用句一覧|テーマ別359選が参考になります。

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まとめ

英語のイディオム132選を6カテゴリに分けて紹介しました。直訳から意味が想像しにくい表現でも、語源を知ることで「なぜその言い方になったのか」が納得できます。日本語の慣用句と語源の発想が似ているものも多く、英語と日本語の表現の共通性を発見するのも面白いポイントです。ぜひ日常の英語表現に活かしてみてください。

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