印刷加工の種類一覧|PP加工・エンボス・箔押し・型抜きなど32種まとめ

印刷加工(後加工・仕上げ加工)とは、印刷後の紙に施す処理の総称です。名刺やパンフレット、パッケージを手にとったとき感じる光沢・凹凸・金箔の輝きは、すべてこの後加工の技術によるものです。表面を保護するラミネート系から立体感を出す箔押し・エンボス、形を切り抜く型抜き、蛍光インクなどの特殊印刷まで、多彩な加工技術が存在します。本記事では印刷加工の種類を全32種、カテゴリ別のテーブルで網羅しました。デザイン・印刷発注のたびに参照できる一覧としてお使いください。

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表面保護・ラミネート加工の種類(12種)

印刷面を保護し、光沢や質感をコントロールする加工です。耐水・耐摩耗・高級感の演出を目的に、カタログや書籍カバー、名刺などで広く使われます。

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加工名 別名・種別 特徴・仕上がり 主な用途
グロスPP加工 グロスラミネート ポリプロピレンフィルムを圧着。光沢感が強く色鮮やか 書籍カバー・チラシ・パンフ
マットPP加工 マットラミネート 光沢を抑えたしっとりとした質感。指紋が目立ちにくい 名刺・カタログ・パッケージ
マットベルベットPP加工 ベルベット仕上げ マットPPより光沢をさらに抑えた絹のような触感 高級パンフ・ブランドDM
OPニス加工 オフセットニス 印刷と同じラインでニス塗布。コスト安・短納期だが皮膜薄め 一般的な全面コーティング
UVニス加工(全面) 全面UV 紫外線硬化型ニスで皮膜厚く光沢が強い カタログ表紙・チラシ
部分UVニス加工 スポットUV 特定の図柄・文字だけUVを盛ることでコントラスト演出 タイトル強調・ロゴ装飾
水性ニス加工 水性コーティング 環境負荷が低い。OPニスより光沢感があり価格も抑えめ エコ重視の印刷物
PETラミネート PET貼り PPより強度が高く接着性良好・強い光沢 耐久性が必要なメニュー表
ビニール引き ビニールコート 塩化ビニール樹脂を塗布して定着。ニスより強度高く経済的 低コスト保護加工
プレスコート — アクリル樹脂を高温プレスして鏡面光沢。部分加工も可 超高光沢な高級演出
LCコート 液晶コート 樹脂塗布後フィルムで転写。グロス・マット・ホログラムに対応 多彩な質感の高級コート
パウチ加工 ラミパウチ PETフィルムを熱圧着して挟み込む。防水性が高い メニュー・証明書・POP

質感・立体・装飾加工の種類(9種)

視覚だけでなく触覚でも訴求する加工です。箔の輝きやエンボスの凹凸は、受け取った人の印象に強く残ります。

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加工名 別名・種別 特徴・仕上がり 主な用途
箔押し加工 ホットスタンプ 熱と圧力で金・銀・カラー箔を転写。輝きと高級感が際立つ 名刺・招待状・パッケージ
コールドフォイル 冷間箔押し UVインクで接着剤を印刷し箔を貼る。熱不要でオフセット連動可 高速大ロットのメタリック演出
エンボス加工 凸加工・浮き出し 凹版と凸版の金型で紙を圧して模様を立体的に浮き上がらせる ロゴ・紋章の格調表現
デボス加工 凹加工・押し込み エンボスの逆で模様を凹ませる。落ち着いた印象 表紙・高級名刺
バーコ印刷 盛り上げ印刷・サーモグラフィ 特殊インクを熱で膨張させ立体的に盛り上げる 名刺・案内状のテキスト
疑似エンボス加工 ソフトエンボス OPニスとUVニスを組み合わせ擦りガラス状の凹凸を表現 質感重視の装飾加工
ホログラム加工 — UVニスにホログラムフィルムを圧着。光が乱反射してキラキラ輝く アンチコピー・ブランド保護
フロッキー加工 植毛加工 接着剤を塗布しパイルを植え込む。ふわふわとした布状の質感 ギフトBOX・パッケージ内装
ちぢみ印刷 シワ加工 UVインクを異なる波長で収縮させ細かなシワ模様を作出 和紙風・布風の風合い演出
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型加工・形状加工の種類(7種)

紙の形そのものを変える加工です。切り抜きや折り加工は、見た目のインパクトや機能性向上に直結します。

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加工名 別名・種別 特徴・仕上がり 主な用途
型抜き加工 トムソン加工・抜き型 鋭利な刃型(木型)で紙を任意の形に打ち抜く パッケージ・特殊形状チラシ
レーザーカット加工 — レーザーで精密に切断。複雑なレース柄や細部も対応 ウェディングアイテム・装飾紙
角丸加工 コーナーカット 紙の角を丸く切り落とす。安全性とデザイン性を向上 カード・フライヤー・冊子
ミシン目加工 — 切り離しやすいよう細かな穴を連続して加工 チケット・クーポン・返信はがき
スジ入れ・折り加工 スジ押し・筋押し 厚紙に折り筋をつけてきれいに折れるようにする パンフ・冊子・封筒
穴あけ加工 — リング穴・ダルマ穴・角穴など任意の位置に穴を加工 ルーズリーフ・タグ・吊り下げPOP
断裁・化粧断ち — 印刷後に仕上がりサイズへ断裁。断面を斜めや曲線にする場合も すべての印刷物の基本工程

特殊印刷・特色加工の種類(4種)

通常の4色印刷(CMYK)では表現できない色域や質感を実現する加工です。

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加工名 別名・種別 特徴・仕上がり 主な用途
特色印刷 スポットカラー・DIC・パントン 指定色の専用インクを使う。ブランドカラーの厳密な再現が可能 企業CI・ロゴ・社名名刺
蛍光・蓄光インク印刷 ブラックライトインク UVライト下で発光。通常時は目立たない隠し文字にも イベントチケット・セキュリティ印刷
金・銀インク印刷 メタリックインク 金属粉入りインクを使いメタリック感を表現 ロゴ・ポスター・パッケージ
白インク印刷 — 透明・黒・クラフト紙などの下地に白を乗せる。下地色に左右されない 透明フィルム・封筒・クラフト紙
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加工選びのポイント

PP加工 vs ニス加工:どちらを選ぶべき?

PP加工はフィルムを貼るため耐久性と防湿性が高く、名刺や書籍カバーに向いています。ニス加工は印刷と同じラインで施せるためコストと納期を抑えやすく、大量印刷のチラシやカタログに適しています。コストを抑えたいならニス加工、長期使用・高品質が求められるならPP加工を選ぶのが基本の考え方です。

エンボスと箔押しは組み合わせると効果的

エンボスで立体感を出しつつ、その上に金箔を押すことで豪華な仕上がりになります。名刺の社名やウェディングの招待状のタイトルに使われる定番の組み合わせです。ただし金型が2種類必要になるため費用が上がる点は注意が必要です。

環境配慮の観点からニス加工を選ぶケースも

PP加工やPETラミネートは紙とプラスチックを複合するため、リサイクル時に分別が必要になります。近年は環境配慮の観点から、分別不要な水性ニスや生分解性フィルムを使ったラミネートを選ぶ企業も増えています。印刷物の廃棄・リサイクルまで考えると加工の選択肢が広がります。

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まとめ

紙・印刷加工の種類を4カテゴリ・32種まとめました。表面保護・ラミネート加工(12種)、質感・立体・装飾加工(9種)、型加工・形状加工(7種)、特殊印刷・特色加工(4種)です。同じデザインでも加工の選択で印象は大きく変わります。パンフレット・名刺・パッケージを発注する際の参考にしてください。紙サイズ(A判・B判)の規格については紙・封筒のサイズ規格一覧もあわせてご覧ください。

腕試しクイズ(全5問)|印刷加工の別名・豆知識
全5問。「採点する」で正解数と解説が表示されます。
第1問 箔押し加工の英語名・別名はどれ?

第2問 エンボス加工の別名として正しいのはどれ?

第3問 型抜き加工の別名・通称はどれ?

第4問 PP加工の「PP」は何の略?

第5問 バーコ印刷の別名はどれ?


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