
太陽系の天体の大きさは、数字を並べてもなかなかピンときません。木星の直径が「約14万3,000km」と言われてもイメージしにくいですよね。
このツールでは、太陽・8惑星・主要な衛星7個・準惑星4個、合計20天体の直径を同じスケールでCanvas描画します(データ:NASA Planetary Fact Sheet)。「基準にする天体」を切り替えながら眺めると、太陽系のスケール感を直感的につかめます。
使い方
ツールには 「大きさ比較」 と 「距離比較」 の2つのタブがあります。
大きさ比較タブ
「基準にする天体」のプルダウンから任意の天体を選ぶと、その天体を基準(同じサイズ)として全天体が比例描画されます。デフォルトは地球です。
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| 基準の天体 | こんな時に使う |
|---|---|
| 地球 | 各天体が地球の何倍かを見る(標準) |
| 木星 | 惑星・衛星どうしの差を見る(太陽が巨大すぎて省略される) |
| 月 | 衛星・準惑星どうしの大きさを比べる |
| 太陽 | 太陽に対して惑星がいかに小さいかを実感する |
太陽を基準にすると、木星でさえほんの小さな点になります。逆に木星を基準にすると、衛星や準惑星のサイズ差が見やすくなります。
横スクロールで全天体を確認できます。
距離比較タブ
太陽からの平均距離(AU=天文単位)を直線スケールで表示します。1AUは地球〜太陽の距離(約1億5,000万km)です。
衛星は主星(惑星)を周回するため、距離図には含まれません。岩石惑星4個(水星〜火星)と外側の巨大惑星・準惑星の距離感の違いが見えます。
※ デジタルの数値はすべてブラウザ内で計算しています。入力・送信はありません。
収録天体と直径データ
収録している20天体の赤道直径(NASA Planetary Fact Sheet・国立天文台の値)を以下にまとめます。
太陽と8惑星
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| 天体 | 直径(km) | 地球比(直径) | 分類 |
|---|---|---|---|
| 太陽 | 1,392,000 | 約109倍 | 恒星 |
| 木星 | 142,984 | 約11.2倍 | ガス惑星 |
| 土星 | 120,536 | 約9.4倍 | ガス惑星 |
| 天王星 | 51,118 | 約4.0倍 | 氷惑星 |
| 海王星 | 49,528 | 約3.9倍 | 氷惑星 |
| 地球 | 12,742 | 基準 | 岩石惑星 |
| 金星 | 12,104 | 約0.95倍 | 岩石惑星 |
| 火星 | 6,779 | 約0.53倍 | 岩石惑星 |
| 水星 | 4,879 | 約0.38倍 | 岩石惑星 |
主要な衛星(大きい順)
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| 衛星 | 直径(km) | 所属 |
|---|---|---|
| ガニメデ | 5,268 | 木星 |
| タイタン | 5,150 | 土星 |
| カリスト | 4,821 | 木星 |
| イオ | 3,643 | 木星 |
| 月 | 3,474 | 地球 |
| エウロパ | 3,122 | 木星 |
| トリトン | 2,707 | 海王星 |
準惑星
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| 準惑星 | 赤道直径(km) | 特徴 |
|---|---|---|
| 冥王星 | 2,377 | 2006年に惑星から降格。太陽から39.5AUと遠い |
| エリス | 2,326 | 冥王星降格の直接の引き金になった天体。67.8AUと非常に遠い |
| マケマケ | 1,430 | カイパーベルトに存在する準惑星 |
| ケレス | 939 | 火星と木星の間の小惑星帯に位置する唯一の準惑星 |
太陽系の大きさ 知っておきたい豆知識
ガニメデは水星より大きい
木星の衛星 ガニメデ(直径5,268km) は、惑星の水星(4,879km)より大きく、太陽系最大の衛星です。月(3,474km)と比べると約1.5倍。惑星の定義が「太陽を公転すること」なので、主星(木星)の重力下にあるガニメデは衛星のままですが、もし単独で太陽を公転していたら惑星に分類される大きさです。
木星の圧倒的なサイズ
木星の直径(約14万3,000km)は、地球11個分に相当します。体積に換算すると地球が約1,321個すっぽり入る計算です。太陽系の天体を重さで合計すると、太陽以外の全天体の質量を合わせても木星の3倍にも満たないほど、太陽と木星が圧倒的に重い天体です。
冥王星が「惑星」でなくなった理由
冥王星(直径2,377km)は、エリス(2,326km)の発見をきっかけに2006年に「矮小惑星(準惑星)」へ再分類されました。国際天文学連合(IAU)の定義では、惑星は「①太陽を公転、②自分の重力で球形になれる、③軌道周辺を支配している」の3条件が必要です。冥王星は③を満たさないため惑星から除外されました。
太陽系内の実際の距離感
大きさと距離はまったく別の話です。地球から月までは約38万km(光で約1.3秒)、地球から火星まで約5,600万km〜4億km(近い時・遠い時で変動)。海王星は太陽から約30AUと、地球〜太陽の30倍離れています。距離比較タブで眺めると、岩石惑星が「太陽のすぐそば」に密集していることがよく分かります。
よくある質問
Q. 大きさ(直径)と質量は違うの?
はい、違います。このツールは赤道直径で比べています。質量は密度が影響するため、直径だけでは決まりません。例えば土星(密度が水より低い)は木星より小さいですが、天王星・海王星より直径・質量ともに大きいです。
Q. なぜ大きさと距離を別のタブにしているの?
大きさは「数千〜数十万km」、距離は「数億〜数十億km(数十AU)」で桁がまったく異なります。同じ図に描こうとすると、近い惑星の大きさが見えなくなります(実際の宇宙もそう)。別タブにすることで、それぞれを分かりやすく表示しています。
Q. 衛星は距離比較に含まれないの?
衛星は惑星の周りを回っているため、「太陽からの距離」は主星(惑星)にほぼ従います。単独では距離比較に意味を持たせにくいため、大きさ比較のみに含めています。
Q. データはいつのものですか?
NASA Planetary Fact Sheet と国立天文台の公開データをもとに構築しています(観測精度が上がるたびに数値は微修正されることがあります)。
まとめ
太陽系には20天体(太陽・8惑星・7衛星・4準惑星)が収録されており、スケールはそれぞれまったく異なります。このツールで「基準にする天体」を変えながら眺めることで、宇宙の大きさを視覚的に体感できます。
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