雪の種類と名前 100選|降り方・積もり方・別名まとめ
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日本語には100種類を超える「雪」の名前があります。「牡丹雪」「細雪」「吹雪」はよく耳にしますが、「雲雀殺(ひばりころし)」「友待つ雪(ともまつゆき)」「不香の花(ふきょうのはな)」など、詩的で奥深い表現も数多く存在します。本記事では、雪の降り方・積もり方・時期・別名など、日本語の雪の種類と名前を100種類以上、一覧形式でまとめました。ぜひ「知らなかった」雪の名前を見つけてみてください。

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雪の種類一覧

日本語の雪の名前は、降り方・積もり方・時期・別名など複数の観点で分類されています。それぞれのカテゴリごとに一覧でまとめました。

雪の降り方・状態に関する名前

  • 細雪(ささめゆき) 細やかにまばらに降る雪。
  • 粉雪(こなゆき) 粉のようにさらさらとした細かい雪。パウダースノーとも呼ばれ、水分が少なく積もりにくいのが特徴。レミオロメンの楽曲でも有名。
  • 小米雪(こごめゆき) 粉のようにさらさらとした細かい雪。粉雪と似た性質を持つが、やや粒が大きいとされる。
  • 粒雪(つぶゆき) 球状の粒になって降ってくる雪。粉雪と異なり、積もりやすいのが特徴。
  • 灰雪(はいゆき) まるで灰が降るようにヒラヒラと舞い落ちる雪。一般的に「普通に降る雪」を指す言葉でもある。
  • 牡丹雪(ぼたんゆき) 雪の結晶がいくつか集まり、ぼたんの花のような大きな塊(雪片:せっぺん)となって降る雪。気温が比較的高い時に降りやすい。
  • 花弁雪(はなびらゆき) 牡丹雪と同様に、大きな雪片が花びらのようにひらひらと降る雪。
  • 綿雪(わたゆき) 綿をちぎったようにふわふわとした大きな雪。牡丹雪より少し小さく、暖かく降水量の多い地方で多く見られる。
  • 餅雪(もちゆき) 綿雪と同様にふわふわとした大きな雪。水分をやや多く含む。
  • 泡雪・淡雪・沫雪(あわゆき) 泡のようにふわふわで柔らかく、地面に触れるとすぐに溶けてしまう雪。春先に多い。
  • 玉雪(たまゆき) 球状に固まって降ってくる雪。
  • 回雪(かいせつ) 回るように舞いながら降る雪。風の影響でくるくると旋回する様子から名付けられた。
  • 驟雪(しゅうせつ) 積雲や積乱雲から突発的に降ってくる雪。対流性の降雪で、急に強くなる性質を持つ。
  • 氷雪(こおりゆき) 氷化した雪。
  • べた雪 水分が多く、さらさらではなくべちゃっとした雪。雪かきが重くなる原因でもある。
  • 濡れ雪(ぬれゆき) 水分が多い、べちゃっとした雪。べた雪とほぼ同義。
  • 湿雪(しっせつ) 水分を含んだ湿った雪。気温がやや高い日に降りやすい。
  • 水雪(みずゆき) べた雪よりもさらに水分が多い雪。みぞれに近い状態。
  • 乾雪(かんせつ) 水分が少ない乾いた雪。低温の日に降りやすく、サラサラしている。
  • にわか雪 一時的に降ってすぐにやむ雪。にわか雨の雪版。
  • 大雪(おおゆき) 勢いよく激しく降る雪。気象庁では12時間降雪量が一定基準を超えた場合に「大雪注意報」を発表する。
  • 豪雪(ごうせつ) 大雪よりもさらに強力な勢いで大量に降り積もる雪。日本海側の地域では冬の風物詩でもある。
  • 吹雪(ふぶき) 降雪が強く舞い、視界が遮られるほどの大雪。北海道では特に注意が必要な気象現象。
  • 斑雪(まだらゆき) まばらに降る雪、またはまだらに積もった雪。
  • 霧雪(きりゆき) 霧状の非常に細かい雪。
  • はだれ雪 まばらに降る雪、またはまだらに積もった雪。斑雪(まだらゆき)とほぼ同義。
  • 風花(かざばな) 風上の積雪が風に舞って飛んでくる雪、または晴れた日に風に流されながらちらちらと降ってくる雪。冬晴れの日に見られる幻想的な雪。
  • 霙(みぞれ) 雨と雪が混じったもの。霙は初雪として見なされることがある。
  • 霰(あられ) 直径5mm未満の氷の粒。白色だと「雪あられ」、半透明だと「氷あられ」と呼ばれる。
  • 雹(ひょう) 霰より大きい、直径5mm以上の氷の塊。落下速度が速く、農作物や車に被害をもたらすことがある。

雪の積もり方に関する名前

  • 新雪(しんせつ) 積もりたての雪。結晶の形がまだ残っており、ふわふわとしている。
  • こしまり雪 積もって数日経った雪。結晶が崩れ始め、少し締まった状態。
  • 薄雪(うすゆき) 薄っすらと積もった雪。
  • 深雪(しんせつ) 深く積もった雪。「深雪(みゆき)」とは別の読み方で、積雪量を指す言葉。
  • 締雪(しまりゆき) こしまり雪がさらに締まった雪。スコップが刺さらないほど固くなることがある。
  • 粗目雪(ざらめゆき) 日中に溶け、夜に再び固まることを繰り返してできた、ザラメ糖のような粗い雪。春スキーでよく見られる状態。
  • 霜粗目雪(しもざらめゆき) ザラメ雪の中に霜が生じた状態。霜が小さいと「小霜粗目雪」とも呼ばれる。
  • 堅雪(かたゆき) 日中に一度溶けかかった雪が、夜間の冷え込みで再び凍りついた固い雪。
  • 冠雪(かんせつ) 山の頂や物の上にかぶさった雪。「富士山の初冠雪」など、ニュースでも使われる言葉。
  • 宿雪(しゅくせつ) 溶けずに残り続けている雪。
  • どか雪 短時間のうちに一気に積もる雪。ドカ雪が降ると、路上の車や自転車がすぐに雪に埋まってしまう。
  • 衾雪(ふすまゆき) 一面に降り積もった雪。衾(ふすま)=ふとんのように一面を覆う様子から。
  • 雪持(ゆきもち) 枝や葉に雪が積もっている様子。
  • 綿帽子雪(わたぼうしゆき) 木の枝などに積もった雪が、綿帽子のように見える様子。
  • 松の雪(まつのゆき) 松の木に積もった雪。
  • 撓雪(しおりゆき) 降り積もって木や枝をたわませる雪。
  • 友待つ雪(ともまつゆき) 次の雪が降るまで溶けずに残っている雪。次の雪を健気に待っているような情景を表した詩的な名前。
  • 垂り雪(しずりゆき) 屋根や枝からこぼれ落ちる雪。

雪の時期に関する名前

  • 初雪(はつゆき) 夏を過ぎてその年初めて降る雪。各地で初雪の日付が観測・記録されている。
  • 早雪(そうせつ) 例年の初雪の時期よりも早く降る雪。
  • 初冠雪(はつかんせつ) 夏を過ぎてその年初めて山頂を白く染める雪。富士山の初冠雪は毎年ニュースになる。
  • 終雪(しゅうせつ) 春を迎え、その年最後に降る雪。「雪の別れ」「忘れ雪」「雪の果て」とも呼ばれる。
  • 涅槃雪(ねはんゆき) 陰暦2月15日(涅槃会の頃)に降る雪。春近くに降る雪の別称。
  • 名残雪(なごりゆき) 春近くに、冬を名残惜しむように降る雪。かつてのフォークソング「なごり雪」でも広く知られている。
  • 残雪(ざんせつ) 春になっても溶けずに残っている雪。
  • 去年の雪(こぞのゆき) 春になっても溶けずに残っている雪。「去年」は「こぞ」と読む古い日本語。
  • 根雪(ねゆき) 雪解けの時期になっても積もったまま残る雪。豪雪地帯では冬の間中、地面が根雪に覆われることがある。
  • 万年雪(まんねんゆき) 富士山などの標高の高い山岳地帯で、1年中溶けずに残る雪。
  • 太平雪(たびらゆき)・だんびら雪 春に降る薄くて大きな雪。
  • 春の雪(はるのゆき) 春になってから降る雪。
  • 秋雪(しゅうせつ) 秋に降る雪。高山では9月頃に降ることもある。
  • 雪消し雪(ゆきけしゆき) 雪の季節の終わりに降る雪。積もっていた雪を溶かしていくことからこの名がついた(諸説あり)。
  • 雪の果て(ゆきのはて) その年最後の雪。
  • 忘れ雪(わすれゆき) 年の最後に降る雪。
  • 八朔の雪(はっさくのゆき) 8月1日(八朔)に吉原の遊女たちが白無垢を着ていた情景を雪に例えた表現。
  • 八日吹き(ようかぶき) 12月8日に降る雪。
  • 三白(さんぱく) 正月三が日(1月1日〜3日)に降る雪。縁起物とされることも。
  • 臘雪(ろうせつ) 旧暦12月(臘月)に降る雪。
  • 雲雀殺(ひばりころし) 春にヒバリがさえずる季節になってから降る大雪。ヒバリの鳴き声が聞こえ始めたのに雪が降る、という皮肉な情景を表した名前。

雪の別名・雅称・その他の表現

  • 瑞雪(ずいせつ) めでたい予感のする雪。豊作の兆しとして喜ばれることがある。
  • 暮雪(ぼせつ) 夕暮れに降る雪。
  • 白雪(しらゆき) 真っ白で美しい雪。
  • 銀雪(ぎんせつ) 光を受けて銀色に輝く雪。
  • 銀世界(ぎんせかい) 降雪であたり一面が真っ白になった様子。
  • 雪化粧(ゆきげしょう) 雪が積もり、まるで化粧をしたかのように一面が白く覆われた様子。
  • 深雪(みゆき) 雪が積もって美しい様子。「深雪(しんせつ)」とは別の言葉。女性の名前としても使われる。
  • 雪明かり(ゆきあかり) 積もった雪の反射で、夜でも周囲が薄明るくなっている状態。雪国独特の幻想的な景色。
  • 雪花・雪華(せっか) 雪の結晶、またはその美しさを花に例えた表現。
  • 青女(せいじょ) 古代中国の雪を司る女神になぞらえた雪の別名。
  • 不香の花(ふきょうのはな) 「香りのない花」という意味の雪の別名。花に見立てた雅称。
  • 六出(むつで・りくしゅく) 雪の別名。雪の結晶が六方向に伸びることから。
  • 六花・六華(りっか) 六角形の雪の結晶から名付けられた雪の別名。俳句の季語としてもよく使われる。
  • 銀花(ぎんか) 雪を花に例えた別名。
  • 晴雪(せいせつ) 雪が降った後の晴れた天候。
  • 雪曇(ゆきぐもり) 雪が降りそうな、どんよりとした灰色の雲が広がる冬の天候。
  • 吹き溜まり(ふきだまり) 風に吹き流されて一箇所に積もった雪。
  • 雪崩(なだれ) 積もった雪が崩れ、山の斜面を一気に流れ落ちる現象。雪崩は毎年登山者や山間部の集落に被害をもたらすことがある。
  • 頽雪(たいせつ) 雪崩と同義。
  • 白魔(はくま) 災害レベルの雪を指す言葉。豪雪地帯での大雪を「白い魔物」と恐れた表現。
  • 雪鍋(ゆきなべ) 大根おろしを使った鍋料理。雪のように白い大根おろしが鍋を覆う見た目から名付けられた。淡雪鍋・みぞれ鍋とも呼ばれる。
  • 海雪(うみゆき) 海の上に降る雪、または海沿いの地域に降る雪のこと(諸説あり)。

雪の降り方を表す副詞・形容詞

  • こんこんと 雪が絶え間なく降り続ける様子。
  • しんしんと 雪が静かにしんとした中で降っている様子。
  • さらさらと 湿り気のない乾いた雪が降っている様子。
  • ちらちらと 雪がひるがえりながら少しずつ降っている様子。
  • ちらほらと 雪が見え隠れしながらまばらに降っている様子。
  • はらはらと 雪がまばらに、ゆっくりと降っている様子。
  • ふわりふわりと 雪が軽く漂うように降っている様子。
  • 綿々(めんめん)と 長く降り続いている様子。
  • 蕭蕭(しょうしょう)と もの寂しげに雪が降っている様子。
  • 霏霏(ひひ)と 雪が絶え間なく降り続いている様子。
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雪にまつわる豆知識

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「雪ぐ」という言葉を読めますか?答えは「すすぐ」で、「祓い清める」という意味があります。「雪辱(せつじょく)を果たす」という表現にも「雪(すす)ぐ」の意味が込められており、汚名や恥を洗い清めるという意味で使われます。雪が汚れを白く覆い隠す様子から、「清める」というイメージが生まれたと考えられています。

また、日本語の雪の名前は、万葉集や枕草子など古来の文学作品にも登場します。「淡雪(あわゆき)」は万葉集にも詠まれており、日本人が古くから雪の細かな表情を言葉に残してきたことがわかります。

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まとめ

日本語には100種類を超える雪の表現が存在します。「牡丹雪」「吹雪」などよく知られた言葉から、「雲雀殺」「不香の花」のような詩情豊かな表現まで、先人たちが雪を愛でてきた文化の深さが伝わります。次に雪が降った日は、その雪がどの種類にあたるか考えてみると、いつもの景色が少し違って見えるかもしれません。

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