日本語の表現 入門ことのは図鑑大和言葉難読漢字 漣(さざなみ)とは|万葉集が詠んだ琵琶湖の難読語【ことのは図鑑】 水面をそっと撫でるような、細かくて穏やかな波——「漣」。この漢字、正しく読めますか? 「れん」「ちょうろう」と読んでしまう方も多いですが、正しくは「さざなみ」。字面からは想像もつかない読みをもつ難読漢字のひとつです。 ただの波の名前ではあり... 2026-10-21 トリヴィ編集長
日本語の表現 入門ことのは図鑑大和言葉古語 陽炎(かげろう)とは|実在するが触れられない揺らぎ——炎と蜉蝣の「二重の儚さ」を持つ大和言葉【ことのは図鑑】 夏の日、アスファルトの路面を見ていると、景色がゆらゆらと揺れるように見えることがあります。「陽炎(かげろう)」と呼ばれるこの現象、実は春の季語であり、「あるかなきかの心地」——実在するのに手が届かない、見えるのに掴めない——という日本語の無... 2026-10-19 トリヴィ編集長
日本語の表現 入門ことのは図鑑日本語大和言葉 空蝉(うつせみ)とは|「この世」と「蝉の殻」の二重の意味【ことのは図鑑】 「うつせみ」——五文字の音に、不思議な静けさが宿っています。空蝉は「この世・現世」と「蝉の脱け殻」というまったく異なるふたつの意味を、ひとつの語に収めた大和言葉です。万葉集に詠まれ、源氏物語では光源氏が思いを寄せた女性の名に充てられた。読み... 2026-10-15 トリヴィ編集長
日本語の表現 入門ことのは図鑑日本語大和言葉 立待月(たちまちづき)とは|「立って待つ月」が語る十七夜の詩情と月待ちの風雅【ことのは図鑑】 秋の夜、旧暦十七日。前夜の十六夜(いざよい)から1日が経ち、月の出はさらに少し遅くなっています。東の空を眺めながら「立ったまま待っていると、やがて月が昇ってくる」——そんな待ち方がそのまま名前になったのが、立待月(たちまちづき)です。 日本... 2026-10-12 トリヴィ編集長
日本語の表現 入門ことのは図鑑語源大和言葉 黄昏(たそがれ)とは|「誰そ彼」が語源の大和言葉と夕暮れの詩情【ことのは図鑑】 夕暮れ時、空が赤やオレンジに染まりはじめ、人の顔がぼんやりとしか見えなくなる頃。その情景を古の日本人は「黄昏(たそがれ)」と呼びました。語源は「誰そ彼(たそかれ)」——「あの人は誰だろう」という問いかけです。単なる「夕暮れ」の言い換えではな... 2026-09-22 トリヴィ編集長
日本語の表現 入門ことのは図鑑日本語大和言葉 宵闇(よいやみ)とは|月が昇るまでの闇を表す大和言葉【ことのは図鑑】 夜空に月が昇る直前、空が深い藍色に染まり、あたりに静けさが満ちる——そんな一瞬を、日本語には言い表す言葉があります。宵闇(よいやみ)です。 月のないまま夜が深まっていく、あの刹那の暗がり。和歌・俳句に長く詠まれ、秋の季語としても知られるこの... 2026-09-19 トリヴィ編集長
日本語の表現 入門ことのは図鑑日本語大和言葉 逢魔時(おうまがとき)とは|魔物に出会うとされる薄暮の刻【ことのは図鑑】 夕暮れ時、空がみるみる茜に染まり、やがて闇が静かに忍び込んでくる刻——。かつての日本人はその時間を「逢魔時(おうまがとき)」と呼び、魔物に出会う危険な時間として畏れていました。昼と夜の境目に宿る、得も言われぬ不安と妖しさ。この大和言葉には、... 2026-08-06 トリヴィ編集長
日本語の表現 入門ことのは図鑑日本語季語 朧月(おぼろづき)とは|春の夜に霞んでうるむ月【ことのは図鑑】 春の夜、空を見上げると、月の輪郭がぼんやりとにじんで見えることがあります。これが「朧月(おぼろづき)」です。秋の名月のようにくっきりと輝くのではなく、霞の中でとろけるような柔らかな光——日本人はその微妙な美しさに独自の名前をつけ、千年以上に... 2026-08-05 トリヴィ編集長
日本語の表現 入門ことのは図鑑大和言葉言葉の由来 玉響(たまゆら)とは|ほんの一瞬・かすかなさまを表す大和言葉【ことのは図鑑】 美しい日本語の言葉206選で紹介している「玉響(たまゆら)」。「ほんのわずか」「かすかに」という意味を持つ大和言葉で、万葉集にも詠まれた歴史ある表現です。 現代では「束の間」や「刹那」と似た文脈で使われることがありますが、玉響にはほかにはな... 2026-08-04 トリヴィ編集長
日本語の表現 入門ことのは図鑑日本語大和言葉 東雲(しののめ)とは|夜明けの東の空を指す大和言葉【ことのは図鑑】 「東雲(しののめ)」は、夜と夜明けの境目にある、ほんの短い刻を指す大和言葉です。まだ夜が明けきらないのに、東の空だけがほんのわずかに白みはじめる——その静かな一瞬を、日本人は「東雲」と名付けました。 英語に "dawn"(夜明け)という言葉... 2026-07-24 トリヴィ編集長