ナッツの種類一覧|アーモンド・くるみ・カシューなど食用ナッツ40種まとめ

食べるたびに「これって何の木の実?」と思いながら、気づけばひとつかみ食べてしまう——それがナッツの魅力です。アーモンドやくるみといった定番から、サチャインチナッツ・ティガーナッツ・モンゴンゴナッツなど世界各地に広がるナッツまで、食用として流通する種実類は40種以上にのぼります。この記事では木の実系・種子系・豆科・日本の木の実の分類別に、原産地・風味・主な栄養素の傾向を一覧にまとめました。2026年4月に改正されたアレルギー表示(特定原材料)情報もあわせて掲載しています。

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ナッツとは|植物学的な定義と食品上の定義

「ナッツ(Nut)」という言葉は、使われる場面によって指す範囲が異なります。

植物学的なナッツ:硬い果皮(果殻)に包まれた種子をもつ果実。アーモンド・ヘーゼルナッツ・栗などが代表例です。

食品・商業上のナッツ:スナックや製菓原料として流通する「硬い食用の核」全般。植物学的な厳密さにかかわらず、種子類(チアシード・ゴマなど)や豆科(ピーナッツ)も「ナッツ類」として扱われます。

本記事では食品として広く流通・消費される種実類を対象に40種を収録しています。別記事では木の実(樹木の実)一覧を自然・植物の観点からまとめています(食品としてのナッツとは別テーマのため相互リンク)。

木の実系ナッツ16種

世界で広く食べられる定番から希少種まで、木の実を由来とするナッツです。

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名前(英語名) 主産地 風味・食感 主な栄養素・特徴
アーモンド(Almond) 米国カリフォルニア、スペイン ほんのり甘い、サクッとした食感 ビタミンE・食物繊維・マグネシウム豊富。世界最大の産地は米国
くるみ(Walnut) 中国、米国、イラン 独特の苦みとコク、脳みそに似た形 オメガ3脂肪酸(植物性最多クラス)・ポリフェノール
カシューナッツ(Cashew Nut) ベトナム、インド、コートジボワール まろやかな甘み、クリーミーな食感 鉄・マグネシウム・亜鉛・オレイン酸
ピスタチオ(Pistachio) イラン、米国カリフォルニア ほんのり甘く塩気、殻が半開き カリウム・ビタミンB6・アントシアニン(紫色の薄皮)
ヘーゼルナッツ(Hazelnut) トルコ(世界の70%以上)、イタリア 芳醇な甘い香り、チョコとの相性が抜群 オレイン酸・ビタミンE。ヌテラ(チョコレートクリーム)の主原料
マカダミアナッツ(Macadamia Nut) オーストラリア、ハワイ 濃厚なバター感、クリーミー パルミトレイン酸・マンガン豊富。原産はオーストラリア
ピーカンナッツ(Pecan Nut) 米国テキサス・ジョージア州 くるみに似た外見、まろやかな甘みとコク 亜鉛・オレイン酸・ビタミンE
ブラジルナッツ(Brazil Nut) ブラジル・ボリビア(野生収穫) 大粒でクリーミー、濃厚な風味 セレン(1粒で成人の1日推奨量相当)。栽培が困難で野生のみ
ピリナッツ(Pili Nut) フィリピン 大粒で品のある甘みと濃厚な風味 マグネシウム豊富。カナリウム属(Canarium ovatum)
コーラナッツ(Kola Nut) ナイジェリア・西アフリカ 苦みと渋み、カフェインを含む 「コカ・コーラ」の名前の由来。西アフリカで歓迎の儀礼に使用
サチャインチナッツ(Sacha Inchi) ペルー・アマゾン地域 まろやかで若干の苦み オメガ3脂肪酸が特に豊富。別名インカナッツ
ティガーナッツ(Tiger Nut) アフリカ・地中海沿岸 自然な甘み、ドライフルーツに近い食感 食物繊維豊富。スゲ科の塊茎(根茎)。スペインの飲料ホルチャータの原料
バルナッツ(Baru Nut) ブラジル・セラード地域 ピーナッツに似た香ばしい風味 タンパク質・食物繊維豊富。スーパーフードとして注目される豆科ナッツ
クロウォルナッツ(Black Walnut) 北米東部 くるみより個性的で強烈な風味 くるみ属(Juglans nigra)。殻が非常に硬い
バターナッツ(Butternut) 北米東部 まろやかで甘みのある風味 クロウォルナッツの近縁種(Juglans cinerea)。食感はくるみに似る
ビーチナッツ(Beechnut) ヨーロッパ・北米 淡い甘みと繊細な風味 ブナ(Fagus sylvatica等)の実。かつてヨーロッパで重要な食用種実

アレルギー表示(木の実系)

2026年4月の食品表示基準改正で、ナッツの表示ルールが更新されました。くるみ・カシューナッツは特定原材料(表示義務)、アーモンド・ピスタチオ・マカダミアナッツは特定原材料に準ずるもの(表示推奨)に指定されています(詳細は後述)。

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日本の食用木の実5種

日本の山野や農地に実る、食文化に根ざした木の実たちです。

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名前 主な産地 風味・特徴
栗(クリ) 茨城県・熊本県・愛媛県 秋の代表食材。ほんのりした甘み。植物学的「ナッツ」の典型例
銀杏(ぎんなん) 大分県・愛知県 イチョウの種子。独特の香りと苦み。食べすぎると毒性あり(少量が目安)
栃の実(トチノミ) 岩手県・栃木県・島根県 アク抜き(灰汁抜き)が必須。栃餅・栃大福の原料として知られる
カヤの実 東北・近畿・九州 イチイ科カヤ(Torreya nucifera)の種子。縄文時代から食用に使われてきた
ドングリ(団栗) 日本各地 ブナ科の果実の総称(クヌギ・コナラ・カシ等の実)。縄文時代の主食。郷土料理や菓子に

種子系ナッツ11種

植物学的にはナッツに分類されない「種子(シード)」ですが、スーパーフードや健康食品として種実類に含めて扱われます。

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名前(英語名) 主産地 風味・食感 主な栄養素・特徴
松の実(Pine Nut) 中国・ロシア・スペイン 繊細な甘みと独特の風味 ピノレン酸・鉄・亜鉛。バジルソースのジェノベーゼに欠かせない
ひまわりの種(Sunflower Seed) ロシア・ウクライナ・中国 薄皮の種子、香ばしい ビタミンE・リノール酸豊富。欧米のスナックやパン焼きに広く使用
かぼちゃの種(Pumpkin Seed) 中国・インド・メキシコ 緑色の平たい種子、香ばしい 亜鉛・マグネシウム・トリプトファン豊富。別名ペピタス
ゴマ(Sesame) インド・スーダン・中国 白・黒・金(茶)の3種、香ばしい セサミン(抗酸化)・カルシウム豊富。日本食の薬味・和え物に必須
亜麻仁(Flaxseed) カナダ・中国・カザフスタン 軽いナッツ風味 オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)・リグナン豊富。粉末にして使うことが多い
チアシード(Chia Seed) メキシコ・グアテマラ・ペルー 水を吸うと最大10倍に膨らむ独特の食感 オメガ3・食物繊維・カルシウム豊富。ヨーグルトやスムージーに
ヘンプシード(Hemp Seed) カナダ・中国・欧州 まろやかでナッツ感 必須アミノ酸9種を含む完全タンパク源。食用品種はTHCをほぼ含まない
ポピーシード(Poppy Seed) チェコ・オランダ・トルコ 軽く香ばしい、粒が細かい カルシウム・鉄・ビタミンB1。ベーグルの飾りやパンのトッピングに
スイカの種(Watermelon Seed) 西アフリカ各国・中国 炒ると香ばしい タンパク質・鉄分豊富。西アフリカでは「エグシ(Egusi)」として食文化の要
蓮の実(Lotus Seed) 中国・東アジア もちっとした食感、ほんのり甘み カルシウム・リン豊富。月餅の「蓮子餡」の原料として中国料理に欠かせない
ヒシの実(Water Caltrops) 日本・中国・東南アジア もちもちした食感、淡い甘み ヒシ(Trapa japonica)の秋の果実。日本では池沼で実り、かつては食用に珍重された
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豆科ナッツ3種

植物学的にはマメ科ですが、食品上はナッツとして分類・販売されます。

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名前(英語名) 主産地 特徴
ピーナッツ / 落花生(Peanut) 中国・インド・米国(日本:千葉県が主産地) ナッツ類の中で世界最大の生産量。タンパク質・オレイン酸豊富。特定原材料(落花生として義務表示)
ソイナッツ(Soy Nut) 日本・米国・カナダ 大豆を乾燥・炒ったもの。タンパク質豊富でナッツの代替品や大豆アレルギーのない人のスナックとして
ひよこ豆ナッツ(Roasted Chickpeas) インド・エチオピア・トルコ ひよこ豆を炒ったもの。中東ではポピュラーなスナック(レバント地方ではホンムスにも)。食物繊維・タンパク質豊富

その他の食用種実5種

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名前(英語名) 主産地 特徴
杏仁(アプリコット核・Apricot Kernel) 中国・中央アジア 杏(アンズ)の種子の仁。甘杏仁は食用、苦杏仁は薬用に。杏仁豆腐の原料
シアナッツ(Shea Nut) 西アフリカ(ブルキナファソ・ガーナ等) シアの木(Vitellaria paradoxa)の種子。シアバターの原料。アフリカで重要な食用油脂源
モンゴンゴナッツ(Mongongo Nut) ザンビア・ボツワナ・ナミビア カラハリ砂漠のサン族の伝統的主食。タンパク質・ビタミンE豊富
カナリウムナッツ(Canarium Nut / Galip) パプアニューギニア・ソロモン諸島 カナリウム属(Canarium indicum)の東南アジア・太平洋産ナッツ。現地では重要なタンパク源
ワトルシード(Wattle Seed) オーストラリア アカシア属(Acacia spp.)の種子。オーストラリア先住民アボリジナルの伝統食材。コーヒーに似た香ばしさ
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ナッツのアレルギー表示(2026年4月以降)

2026年4月1日の食品表示基準改正により、ナッツ関連のアレルギー表示が強化されました。

特定原材料(表示義務)9品目のうちナッツ・豆関連

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品目 区分 備考
くるみ 義務表示 2023年3月に追加・経過措置は2025年3月31日に終了(現在は完全義務化)
カシューナッツ 義務表示 2026年4月より追加(経過措置あり・完全義務化は2028年4月)
落花生(ピーナッツ) 義務表示 制度発足当初(2001年)からの対象

特定原材料に準ずるもの(表示推奨)のうちナッツ・種子関連

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品目 備考
アーモンド 推奨表示
ピスタチオ 2026年4月より追加
マカダミアナッツ 推奨表示
ごま 推奨表示(種子だが種実類として含まれる)

⚠️ アレルギーが心配な場合は、購入前に必ず食品のアレルギー表示を確認してください。交差反応(くるみ↔ピーカンナッツ、カシューナッツ↔ピスタチオなど同族間)にも注意が必要です。健康上の懸念がある場合は医療機関・専門家にご相談ください。

腕試しクイズ(全5問)|ナッツの種類
全5問。「採点する」で正解数と解説が表示されます。
第1問 アーモンドは世界のどこで最も多く生産されているか?

第2問 「コカ・コーラ」の名前の由来のひとつとなったナッツは?

第3問 世界のヘーゼルナッツ生産の約70%以上を占める国は?

第4問 植物学的には「豆(マメ科)」だが、食品上はナッツとして扱われるものは?

第5問 2026年4月から新たに「特定原材料(表示義務)」に追加されたナッツは?

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まとめ

食用ナッツは木の実・種子・豆科・その他の種実類を合わせると40種以上。定番のアーモンド・くるみ・カシューナッツから、サチャインチナッツ・モンゴンゴナッツ・ワトルシードなど日本ではまだ馴染みの薄い種類まで、世界各地に個性豊かなナッツが広がっています。栄養の傾向も種類によって異なるため、いくつかを組み合わせて食べると栄養バランスが取りやすくなります。アレルギーがある場合は必ず食品表示を確認してから召し上がってください。

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参考・出典


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