スープの種類一覧|世界のスープ62選を地域・特徴別に完全網羅

スープの種類は、世界中の食文化に欠かせない料理のジャンルです。日本の味噌汁・豚汁から、フランスのコンソメ・ブイヤベース、ロシアのボルシチ、タイのトムヤムクン、モロッコのハリラまで、各地の気候・食材・文化を反映した多彩な種類があります。この記事では、日本・ヨーロッパ・アジア・中東・アフリカ・南北アメリカなど世界各地のスープ62種を地域別・特徴別に完全網羅します。各国の郷土料理については世界のローカルフード一覧もあわせてどうぞ。

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スープの基本分類

フランス料理では、スープを大きく3つに分類します。この分類体系は世界中のスープを整理するうえでも便利です。

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分類 特徴 代表例
澄んだスープ(クレール) 透明度が高く、素材の出汁が活きる コンソメ・お吸い物・フォー
とろみスープ(リエ) クリーム・バター・でんぷんでとろみをつける ポタージュ・ビスク・酸辣湯
冷製スープ 冷やして提供する ガスパチョ・ヴィシソワーズ・冷や汁

日本のスープ一覧

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スープ名 主な地域 特徴
味噌汁 全国 大豆を発酵させた味噌を出汁に溶いた汁物。日本料理の根幹
豚汁 全国 豚肉・ごぼう・にんじん・こんにゃくを入れた具だくさんの味噌汁
けんちん汁 関東(鎌倉) 崩した豆腐と根菜を胡麻油で炒めて煮た精進料理由来の汁物
すまし汁(お吸い物) 全国 かつお・昆布の出汁を澄ませた繊細な汁物。祝い膳に欠かせない
粕汁 関西 酒粕を溶いた冬の汁物。鮭・大根・にんじんを入れることが多い
呉汁 全国 生大豆をすりつぶして加えた汁物。タンパク質と食物繊維が豊富
石狩汁 北海道 鮭とじゃがいも・豆腐を入れた北海道の郷土料理。味噌仕立て
三平汁 北海道 塩漬けにした魚(鮭・にしん)と根菜を煮た伝統的な汁物
冷や汁 宮崎 焼いた魚・きゅうり・豆腐を味噌と出汁で仕立てた夏の冷製汁物
潮汁(うしおじる) 全国 魚介類の旨みを塩だけで引き出した澄んだ汁物
けの汁 青森(津軽) 大根・にんじん・ごぼうなどを細かく刻んで煮た津軽地方の伝統的な汁物
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フランスのスープ一覧

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スープ名 地域 特徴
コンソメ 全国 肉・野菜の出汁を丁寧に澄ませた黄金色の清澄スープ。フランス料理の基本
ブイヤベース マルセイユ(南仏) 数種の魚介を香草・サフランと煮込んだプロヴァンスの魚スープ
フレンチオニオンスープ パリ発祥 飴色に炒めた玉ねぎとビーフブイヨン。グリュイエールチーズをのせてオーブンで焼く
ポタージュ 全国 野菜をなめらかに裏ごししたとろみのあるスープの総称
ヴィシソワーズ フランス じゃがいもと白ネギのなめらかな冷製クリームスープ
ビスク 南仏(ノルマンディー) えびやロブスターの殻から出汁を取ったなめらかなクリームスープ
ヴルーテ 全国 バターと小麦粉のルーと出汁でつくる基本的なとろみスープ
ポトフ 全国 肉と根菜類を長時間煮込んだ料理。煮汁をスープとして食前に飲む
ブイヨン 全国 肉・骨・野菜を長時間煮出した出汁。各種スープのベースとして広く使われる

ヨーロッパのスープ一覧(フランス除く)

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スープ名 国・地域 特徴
ミネストローネ イタリア 季節野菜・豆・パスタを煮込んだトマトベースのスープ
リボッリータ イタリア(トスカーナ) 豆・固くなったパン・キャベツを煮込んだ農家スープ。翌日温め直すとさらにおいしい
ガスパチョ スペイン(アンダルシア) 生のトマト・玉ねぎ・きゅうり・パプリカをすりつぶした冷たい野菜スープ
アホブランコ スペイン アーモンドとニンニクをすりつぶした白い冷製スープ。マスカットを浮かべることも
ボルシチ ウクライナ ビーツを使った赤紫色の根菜スープ。サワークリームを添えて食べる
シチー ロシア キャベツ(生・発酵どちらも使う)を使ったロシアを代表する伝統スープ
ソリャンカ ロシア 肉・魚・きのこのいずれかとピクルスを煮込んだ酸味のあるロシアのスープ
グーラッシュスープ ハンガリー 牛肉・じゃがいも・玉ねぎをパプリカで煮込んだハンガリーの国民的スープ
アヴゴレモノ ギリシャ 鶏のブイヨンに卵とレモン汁を加えてなめらかに仕上げたギリシャの定番スープ
ジュレク ポーランド ライ麦の発酵液(サワー)をベースにした独特の白いスープ。ゆで卵・ソーセージを入れる
コックアリーキー スコットランド 鶏肉と大量のネギを煮込んだスコットランドの伝統スープ
エルテスッペ スウェーデン/デンマーク 黄エンドウ豆と豚肉の北欧定番スープ。木曜日に食べる習慣がある
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北米・南米のスープ一覧

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スープ名 国・地域 特徴
クラムチャウダー アメリカ(ニューイングランド) あさり(クラム)を使ったクリームスープ。トマトベースのマンハッタン式もある
チキンヌードルスープ アメリカ 鶏肉・野菜・ヌードルを入れた家庭の定番スープ。風邪のときに食べる習慣がある
ポソレ メキシコ 乾燥とうもろこし(ホミニー)と豚肉を煮込んだメキシコの祭り料理
トルティーリャスープ メキシコ トマトベースのスープに揚げたトルティーリャを浮かべたメキシコの定番スープ
サンコチョ コロンビア/カリブ海 イモ類・青バナナ・肉を大鍋で煮込んだカリブ・南米の基本的なスープ
ロクロ アルゼンチン とうもろこし・豆・南瓜・肉を煮込んだアルゼンチン北部の郷土スープ
カルドデポリョ ラテンアメリカ全般 鶏肉と根菜を煮込んだシンプルなスープ。中南米の家庭料理の基本

アジアのスープ一覧

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スープ名 国・地域 特徴
トムヤムクン タイ えびとレモングラス・ライムリーフのピリ辛スープ。タイ料理を代表する世界的に有名なスープ
トムカーガイ タイ ガランガル(南姜)とココナッツミルクで煮た鶏のスープ。まろやかで香り高い
フォー ベトナム 牛骨・八角で取ったスープに米粉の平打ち麺を合わせたベトナムを代表する麺スープ(ラーメンの種類一覧も参照)
ブンボーフエ ベトナム(フエ) 牛肉と豚の骨を煮込んだ辛みのある赤いスープ。レモングラス・エビ醤を使う
酸辣湯(サンラータン) 中国 酢とこしょうで酸味と辛みをつけた卵入りスープ。片栗粉のとろみが特徴
参鶏湯(サムゲタン) 韓国 若鶏の腹にもち米・高麗人参・ナツメを詰めて長時間煮込んだ薬膳スープ
ソルロンタン 韓国 牛の骨と肉を長時間煮込んで白濁させた濃厚なスープ。塩・ごま油で味を調える
スンドゥブチゲ 韓国 絹ごし豆腐(純豆腐)・牡蠣・豚肉のピリ辛チゲスープ
キムチチゲ 韓国 熟成キムチと豚肉を煮込んだ韓国家庭料理の定番スープ。豆腐を加えることが多い
ラクサ シンガポール/マレーシア ライスヌードルとエビのスパイシーなスープ。カレーラクサとアッサムラクサの2種がある
バクテー シンガポール/マレーシア 豚のスペアリブを漢方薬草・にんにく・胡椒で長時間煮込んだ薬膳スープ
ソトアヤム インドネシア ターメリックで黄色く色付けた鶏のスープ。インドネシア・マレーシアの伝統料理
シニガン フィリピン タマリンドの酸みをつけた豚肉・魚・エビのスープ。酸っぱさが特徴
ダール インド全国 レンズ豆や豆類をスパイスで煮込んだスープ。インド料理の基本的な一皿
ムリガトーニー インド/イギリス カレースパイスと鶏肉・レンズ豆のスープ。英植民地時代にインドからイギリスへ伝わった
ラッサム 南インド トマト・タマリンド・コショウを煮込んだ酸味のある薄めのスープ。消化を助けるとされる
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中東・アフリカのスープ一覧

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スープ名 国・地域 特徴
ハリラ モロッコ ひよこ豆・レンズ豆・トマト・コリアンダーを煮込んだスープ。ラマダン明けに食べる伝統がある
モロヘイヤスープ エジプト モロヘイヤの葉を細かく刻んで煮込んだとろみのある緑色のスープ。エジプトの国民食
メルジメキチョルバス トルコ 赤レンズ豆と玉ねぎを煮てすりつぶしたスープ。クミンとミントで香りをつける
エゾゲリンチョルバス トルコ 赤レンズ豆・ブルグル(挽き割り小麦)・トマトを使ったトルコの定番スープ
シュルバ 中東(アラビア語圏) 肉・野菜・スパイスを煮込んだアラブ語圏の基本的なスープ。地域によって具材が異なる
エグシスープ ナイジェリア ウリ科の種子(エグシ)をすりつぶしたとろみのある西アフリカの濃厚なスープ。葉野菜と肉を加えて煮込む
グラウンドナットスープ 西アフリカ ピーナッツペーストをベースにした西アフリカの代表的なスープ。鶏肉・野菜を加える

スープの豆知識

コンソメとブイヨンの違い

ブイヨンは肉・骨・野菜を長時間煮出した「出汁」で、スープのベースとして使います。コンソメはブイヨンをさらに澄ませる「クラリフィケーション」という工程を経た、黄金色の完成されたスープです。市販のコンソメキューブはブイヨンを乾燥・凝縮させたものが多く、本格的なコンソメとは工程が異なります。

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世界三大スープとは

フランスのブイヤベース、中国の燕の巣スープ(ツバメの巣スープ)、タイのトムヤムクンが「世界三大スープ」とも呼ばれています(諸説あり)。それぞれ複雑な製法と歴史を持ち、その国の食文化を象徴するスープです。世界三大〇〇の一覧は世界三大〇〇まとめ60選でも紹介しています。

日本の「汁物」とスープの関係

日本料理には「汁物」という独自の概念があります。西洋の「スープ」と近いジャンルですが、かつお・昆布・煮干しを使った「出汁」文化や、素材を活かす繊細さに特徴があります。「一汁三菜」の言葉が示すように、汁物は日本の食事の基本構成として位置づけられてきました。

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まとめ

世界のスープ62種を地域別にまとめました。澄んだスープ・とろみスープ・冷製スープという基本分類から、各地の気候・食材・文化を反映した多彩なスープが存在します。日本の味噌汁や豚汁から、フランスのブイヤベース、ウクライナのボルシチ、タイのトムヤムクン、モロッコのハリラまで、スープはその土地の食の知恵が凝縮した料理です。ぜひ世界各地のスープを食べ比べてみてください。

腕試しクイズ(全5問)|世界のスープ
全5問。「採点する」で正解数と解説が表示されます。
第1問 ブイヤベースはどの都市が発祥のスープ?

第2問 ビーツ(赤い根菜)を使った東ヨーロッパの赤紫色のスープは?

第3問 トマト・きゅうり・パプリカをすりつぶした冷製スープ「ガスパチョ」の発祥国は?

第4問 韓国の薬膳スープで、鶏の腹にもち米・高麗人参・ナツメを詰めて煮込むスープは?

第5問 タイを代表するスープで、えびとレモングラスのピリ辛スープは?

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