
「海外のクライアントとのWeb会議は何時にセットすれば?」「旅行先は今何時?」——時差の確認は旅行やビジネスで必ずといっていいほど必要になる場面です。本記事では、世界100都市以上の時差をUTC基準と日本標準時(JST)との差で一覧にまとめました。アジア・ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアを地域別テーブルで網羅し、夏時間(サマータイム)の有無や、インドのUTC+5:30・ネパールのUTC+5:45といった特殊な時間帯も解説します。
時差の基本用語:UTCとJSTとは
記事を読む前に、基本用語を押さえておきましょう。
- UTC(協定世界時):国際的な時刻の基準。経度0度のグリニッジ天文台が位置するイギリスの冬時間に相当し、「UTC+〇〇」で各地の時差を表します。GMTと同義で使われることも多い(厳密には若干異なる)。
- JST(日本標準時):UTC+9。日本はUTCより9時間進んでいます。夏時間は採用していないため1年を通じて変わりません。
- GMT(グリニッジ標準時):UTCとほぼ同義。英国では冬時間(UTC±0)をGMT、夏時間(UTC+1)をBSTと呼びます。
- 夏時間(サマータイム・DST):夏の間、時計を1時間進める制度。一部の国・地域が採用しており、時差が季節によって変わります。本記事のテーブルは標準時(冬時間)で統一し、夏時間を採用している都市に ★ を付けました。
「日本との時差」の読み方
表中の「日本との時差」欄は日本基準で何時間ズレているかを示します。
- −9時間:日本が午後9時のとき、現地は同日の正午(12時)
- +1時間:日本が午後9時のとき、現地は同日の午後10時
時差が大きいほど「夜中に電話しなければいけない」という状況になります。
世界の主要都市の時差一覧
各テーブルの「UTC」欄は標準時(冬時間)を記載しています(2026年時点)。★は夏時間(DST)を採用しており、夏は+1時間になります。制度変更が行われる場合は現地公式情報を確認してください。
アジア:東アジア・東南アジア
← 横にスクロールできます →
| 都市名 | 国・地域 | UTC | 日本との時差 |
|---|---|---|---|
| 東京・大阪 | 日本 | +9 | ±0 |
| ソウル・釜山 | 韓国 | +9 | ±0 |
| 北京・上海・重慶 | 中国 | +8 | −1時間 |
| 台北 | 台湾 | +8 | −1時間 |
| 香港 | 香港 | +8 | −1時間 |
| シンガポール | シンガポール | +8 | −1時間 |
| クアラルンプール | マレーシア | +8 | −1時間 |
| マニラ・セブ | フィリピン | +8 | −1時間 |
| バンコク | タイ | +7 | −2時間 |
| ホーチミン・ハノイ | ベトナム | +7 | −2時間 |
| ジャカルタ・バンドン | インドネシア(西部) | +7 | −2時間 |
| プノンペン | カンボジア | +7 | −2時間 |
| ビエンチャン | ラオス | +7 | −2時間 |
| クアラルンプール(東マレーシア) | マレーシア(サバ・サラワク) | +8 | −1時間 |
| ヤンゴン | ミャンマー | +6:30 | −2時間30分 |
| ウランバートル | モンゴル | +8 | −1時間 |
アジア:南アジア・中央アジア・中東
← 横にスクロールできます →
| 都市名 | 国・地域 | UTC | 日本との時差 |
|---|---|---|---|
| コルカタ・ムンバイ・デリー・チェンナイ | インド(全土) | +5:30 | −3時間30分 |
| コロンボ | スリランカ | +5:30 | −3時間30分 |
| カトマンズ | ネパール | +5:45 | −3時間15分 |
| ダッカ | バングラデシュ | +6 | −3時間 |
| イスラマバード・カラチ | パキスタン | +5 | −4時間 |
| カブール | アフガニスタン | +4:30 | −4時間30分 |
| タシュケント | ウズベキスタン | +5 | −4時間 |
| アルマティ | カザフスタン(南東部) | +5 | −4時間 |
| ヌルスルタン(アスタナ) | カザフスタン(首都) | +5 | −4時間 |
| アシガバート | トルクメニスタン | +5 | −4時間 |
| ドバイ・アブダビ | アラブ首長国連邦(UAE) | +4 | −5時間 |
| マスカット | オマーン | +4 | −5時間 |
| テヘラン ★ | イラン | +3:30 | −5時間30分 |
| リヤド | サウジアラビア | +3 | −6時間 |
| クウェートシティ | クウェート | +3 | −6時間 |
| バグダッド | イラク | +3 | −6時間 |
| イスタンブール | トルコ | +3 | −6時間 |
| アンマン ★ | ヨルダン | +2 | −7時間 |
| ベイルート ★ | レバノン | +2 | −7時間 |
| テルアビブ・エルサレム ★ | イスラエル | +2 | −7時間 |
ヨーロッパ
ヨーロッパ中部・西部の多くの国はCET(中欧標準時・UTC+1)を採用し、夏時間中はCEST(中欧夏時間・UTC+2)になります(★印の都市が該当)。
← 横にスクロールできます →
| 都市名 | 国・地域 | UTC | 日本との時差 |
|---|---|---|---|
| ロンドン ★ | イギリス | +0(GMT) | −9時間 |
| リスボン ★ | ポルトガル | +0 | −9時間 |
| レイキャビク | アイスランド | +0 | −9時間 |
| パリ ★ | フランス | +1 | −8時間 |
| アムステルダム ★ | オランダ | +1 | −8時間 |
| ブリュッセル ★ | ベルギー | +1 | −8時間 |
| ベルリン ★ | ドイツ | +1 | −8時間 |
| チューリッヒ ★ | スイス | +1 | −8時間 |
| ウィーン ★ | オーストリア | +1 | −8時間 |
| ローマ ★ | イタリア | +1 | −8時間 |
| マドリード ★ | スペイン | +1 | −8時間 |
| ストックホルム ★ | スウェーデン | +1 | −8時間 |
| コペンハーゲン ★ | デンマーク | +1 | −8時間 |
| オスロ ★ | ノルウェー | +1 | −8時間 |
| ワルシャワ ★ | ポーランド | +1 | −8時間 |
| プラハ ★ | チェコ | +1 | −8時間 |
| ブダペスト ★ | ハンガリー | +1 | −8時間 |
| ヘルシンキ ★ | フィンランド | +2 | −7時間 |
| アテネ ★ | ギリシャ | +2 | −7時間 |
| ブカレスト ★ | ルーマニア | +2 | −7時間 |
| ソフィア ★ | ブルガリア | +2 | −7時間 |
| キーウ ★ | ウクライナ | +2 | −7時間 |
| モスクワ・サンクトペテルブルク | ロシア(欧州部) | +3 | −6時間 |
アフリカ
← 横にスクロールできます →
| 都市名 | 国・地域 | UTC | 日本との時差 |
|---|---|---|---|
| カイロ | エジプト | +2 | −7時間 |
| ヨハネスブルグ・ケープタウン | 南アフリカ | +2 | −7時間 |
| ナイロビ | ケニア | +3 | −6時間 |
| アディスアベバ(アジスアベバ) | エチオピア | +3 | −6時間 |
| ダルエスサラーム | タンザニア | +3 | −6時間 |
| アスマラ | エリトリア | +3 | −6時間 |
| ラゴス・アブジャ | ナイジェリア | +1 | −8時間 |
| アクラ | ガーナ | +0(GMT) | −9時間 |
| ダカール | セネガル | +0(GMT) | −9時間 |
| カサブランカ | モロッコ | +1 | −8時間 |
| アルジェ | アルジェリア | +1 | −8時間 |
| チュニス | チュニジア | +1 | −8時間 |
| ハラレ | ジンバブエ | +2 | −7時間 |
| ルサカ | ザンビア | +2 | −7時間 |
北アメリカ
← 横にスクロールできます →
| 都市名 | 国・地域 | UTC | 日本との時差 |
|---|---|---|---|
| ニューヨーク・ワシントンD.C.・ボストン・マイアミ ★ | アメリカ(東部) | −5(EST) | −14時間 |
| シカゴ・デトロイト・ダラス ★ | アメリカ(中部) | −6(CST) | −15時間 |
| デンバー ★ | アメリカ(山岳部) | −7(MST) | −16時間 |
| フェニックス | アメリカ(アリゾナ州) | −7 | −16時間 |
| ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトル・ラスベガス ★ | アメリカ(太平洋) | −8(PST) | −17時間 |
| アンカレッジ ★ | アメリカ(アラスカ州) | −9(AKST) | −18時間 |
| ホノルル・ヒロ | アメリカ(ハワイ州) | −10(HST) | −19時間 |
| トロント・モントリオール・ハリファックス(一部) ★ | カナダ(東部) | −5(EST) | −14時間 |
| バンクーバー・カルガリー ★ | カナダ(太平洋) | −8(PST) | −17時間 |
| メキシコシティ ★ | メキシコ | −6(CST) | −15時間 |
中南米・カリブ
← 横にスクロールできます →
| 都市名 | 国・地域 | UTC | 日本との時差 |
|---|---|---|---|
| ハバナ ★ | キューバ | −5 | −14時間 |
| サンファン | プエルトリコ | −4(AST) | −13時間 |
| カラカス | ベネズエラ | −4 | −13時間 |
| ポルトープランス ★ | ハイチ | −5 | −14時間 |
| ボゴタ・キト・リマ | コロンビア・エクアドル・ペルー | −5 | −14時間 |
| サンティアゴ ★ | チリ(本土) | −4(CLT) | −13時間 |
| ブエノスアイレス・モンテビデオ | アルゼンチン・ウルグアイ | −3 | −12時間 |
| サンパウロ・リオデジャネイロ・ブラジリア | ブラジル(東部) | −3 | −12時間 |
| ラパス・スクレ | ボリビア | −4 | −13時間 |
| アスンシオン ★ | パラグアイ | −4 | −13時間 |
オセアニア・太平洋
← 横にスクロールできます →
| 都市名 | 国・地域 | UTC | 日本との時差 |
|---|---|---|---|
| シドニー・キャンベラ・メルボルン ★ | オーストラリア(東部) | +10(AEST) | +1時間 |
| ブリスベン | オーストラリア(クイーンズランド) | +10(AEST) | +1時間 |
| アデレード ★ | オーストラリア(南部) | +9:30(ACST) | +0時間30分 |
| ダーウィン | オーストラリア(北部準州) | +9:30(ACST) | +0時間30分 |
| パース | オーストラリア(西部) | +8(AWST) | −1時間 |
| オークランド・ウェリントン・クライストチャーチ ★ | ニュージーランド | +12(NZST) | +3時間 |
| ポートモレスビー | パプアニューギニア | +10 | +1時間 |
| スバ | フィジー | +12 | +3時間 |
| パゴパゴ | アメリカ領サモア | −11 | −20時間 |
| アピア | サモア独立国 | +13 | +4時間 |
| キリチマシ島 | キリバス(ライン諸島) | +14 | +5時間 |
夏時間(サマータイム・DST)とは
夏時間(サマータイム・DST=Daylight Saving Time)とは、夏の間だけ時計を1時間進めることで、日照時間を有効活用する制度です。
- 適用期間:北半球では通常3〜4月〜10〜11月ごろ(南半球は逆)
- 主な採用地域:ヨーロッパ・北アメリカ・一部の中東・オセアニア
- 採用していない国:日本・中国・インド・シンガポール・ロシア(2014年廃止)・ブラジル(2019年廃止)・トルコ(2016年廃止)など
夏時間実施中は、上表のUTCが+1時間になります。たとえばロンドン(GMT)は夏時間中がBST(UTC+1)となり、日本との時差は−9時間から−8時間に縮まります。
注意が必要な切り替えタイミング
夏時間の切り替えは国によって日程が異なるため、その時期に時差がズレることがあります。特にアメリカとヨーロッパでは切り替え日がずれるため、2〜3週間は時差が通常と変わります。
豆知識:特殊な時間帯と時差の謎
30分・45分単位の特殊な時差
多くの国はUTCの整数時間を採用していますが、一部の国や地域では30分・45分単位という特殊な時差を使っています。
← 横にスクロールできます →
| 国・地域 | 標準時 | 特殊な理由 |
|---|---|---|
| インド | UTC+5:30 | 広い国土で単一時間帯を維持するため。イギリス植民地時代に制定 |
| ネパール | UTC+5:45 | インド(+5:30)との差をつけるため、+15分ずらした |
| イラン | UTC+3:30 | 地理的な中間点を採用 |
| アフガニスタン | UTC+4:30 | 地理的な中間点を採用 |
| オーストラリア南部・北部 | UTC+9:30 | 東部(+10)と西部(+8)の中間として設定 |
ネパールが45分単位という非常に珍しい時差を使う背景には、「隣国インドと同じにしたくない」という独立意識があるといわれています。
複数のタイムゾーンを持つ主要国
国土が広い国は複数のタイムゾーンを持ちます。
← 横にスクロールできます →
| 国 | タイムゾーン数 | 範囲 |
|---|---|---|
| ロシア | 11 | UTC+2〜UTC+12 |
| アメリカ | 9 | UTC−10〜UTC−4(本土4+アラスカ・ハワイ等) |
| カナダ | 6 | UTC−8〜UTC−3.5 |
| オーストラリア | 5 | UTC+8〜UTC+11 |
| ブラジル | 4 | UTC−5〜UTC−2 |
| 中国 | 1(実質5) | UTC+8のみ(本来5帯) |
中国は「1国1タイムゾーン」を採用しており、広大な国土全体をUTC+8で統一しています。西部の新疆ウイグル自治区では実質的に日が昇るのが現地時刻の10〜11時ごろになります。
世界で最も時刻が進んでいる・遅れている場所
- 最も進んでいる時間帯:UTC+14(キリバス・ライン諸島)。日付変更線の東側に位置しながら+14時間という特殊な設定で、世界で最初に「今日」を迎える地域のひとつです。
- 最も遅れている時間帯:UTC−12(ベーカー島・ハウランド島)。アメリカ合衆国の無人の外縁小離島。
- 日本との最大時差:UTC−12の地域とは21時間差(日本−UTCの9時間+UTC−12の12時間)。
国際日付変更線とは
国際日付変更線(IDL)は太平洋上の経度約180度付近を走る線で、この線を東から西へ越えると日付が1日進み、西から東へ越えると1日戻ります。ただしこの線は真っ直ぐではなく、フィジー・サモア・キリバスなどの島嶼国の都合に合わせてジグザグに引かれています。
まとめ
世界の主要都市の時差を地域別にまとめました。ポイントを振り返ります。
- 日本(JST)はUTC+9で、夏時間は採用していない
- ヨーロッパ・北アメリカは夏時間あり、時期によって時差が±1時間変わる
- インド(UTC+5:30)・ネパール(UTC+5:45)など30〜45分単位の特殊な時差もある
- 世界で最も時刻が進んでいるのはキリバスのライン諸島(UTC+14)
時差を計算するには、上表の「日本との時差」欄を参照してください。また、リアルタイムで現地の現在時刻を確認したい場合は、ツール記事世界の時差計算ツールもあわせてご活用ください。
腕試しクイズ(全5問)
世界の時差について、どこまで知っているか試してみましょう!