企業マスコットキャラクター一覧|有名な企業キャラ50選

わたしたちの生活には、駅の改札から街の薬局、コンビニ、お菓子のパッケージまで、たくさんの企業マスコットキャラクターがひそんでいます。不二家のペコちゃん、明治のカールおじさん、ローソンのポンタ——名前は知っていても、「どの企業のキャラで」「いつ生まれて」「何がモチーフなのか」までは意外と知らないものです。

この記事では、有名な企業・サービスの公式マスコット50体を、菓子・飲料・外食・金融・通信・小売・製薬・自動車・日用品などの業種別に分類し、企業名・モチーフや由来・登場年でまとめました。1898年生まれの世界最古級の企業キャラから、SNSで人気のパンダまで、まとめて一覧で確認できます。年は「初登場・使用開始とされる年」で、諸説あるものは各項目で補足しています。

なお、ここで扱うマスコットの多くは、各企業の登録商標や著作物として保護されています(事実として記載しています)。特定の企業やキャラクターを評価・比較する意図はありません。実写の人物・タレント・実在の動物を起用したCMキャラクターは、この記事の「マスコットキャラクター」からは除外し、イラストや人形として描かれたキャラクターに絞っています。

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この記事の目次

有名な企業マスコットキャラクター一覧(50体)

企業・サービスを代表する公式マスコットを、業種別にモチーフ・由来・登場年つきでまとめました。まずは全体を一覧できるよう、業種ごとにテーブルで整理します。各キャラクターの詳しい背景は、後半の業種別の見出しで解説しています。

菓子・アイスのマスコット

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キャラ名 企業・商品 モチーフ・由来 登場年
ペコちゃん 不二家 舌を出した女の子。日本を代表する店頭人形 1950年
ポコちゃん 不二家 ペコちゃんの男の子の相棒。ミルキー誕生の年に登場 1951年
カールおじさん 明治(カール) 麦わら帽子の農家のおじさん。脇役から主役に昇格 1974年
キョロちゃん 森永製菓(チョコボール) くちばしの大きな鳥。キョロキョロした仕草が特徴 1967年
ビスコ坊や 江崎グリコ(ビスコ) ビスコを食べて微笑む男の子。現在は5代目 1933年
ゴールインマーク 江崎グリコ(グリコ) 両手を挙げてゴールする走者。健康の象徴 1922年
ポテト坊や カルビー(ポテトチップス) じゃがいもの男の子。原田治のデザイン 1976年
かっぱえびくん カルビー(かっぱえびせん) かっぱの男の子。往年のかっぱ漫画が原点 1964年
ひよこちゃん 日清食品(チキンラーメン) 黄色いひよこ。先代キャラの後継として誕生 1991年
コアラのマーチくん ロッテ(コアラのマーチ) コアラ。商品発売とともに親しまれる 1984年
キャラメルコーンくん 東ハト(キャラメルコーン) 赤いパッケージを擬人化したキャラ 2003年
ガリガリ君 赤城乳業(ガリガリ君) 氷菓の男の子。くだらない世界観が特徴 1981年
ラムねこ 森永製菓(森永ラムネ) ラムネを食べるとライオン顔になる猫 2023年
アズキング 井村屋(あずきバー) あずきを王様に擬人化したキャラ 1996年
きの山さん 明治(きのこの山) きのこの山を擬人化。たけのこの里がライバル 2008年
ホシオくん おやつカンパニー(ベビースターラーメン) 3代目キャラ。星をモチーフにした男の子 2017年

飲料・食品のマスコット

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キャラ名 企業・商品 モチーフ・由来 登場年
キユーピー キユーピー キューピー人形。ブランド名の由来 1925年
キウイブラザーズ ゼスプリ キウイの兄弟(本当の兄弟ではない) 2016年
ソップリン プリマハム 「あらびき星人」の宇宙人キャラ 2015年
アジパンダ 味の素 赤いパンダ。うま味調味料の瓶がモチーフ 2005年
ブルドッグ ブルドックソース 犬(ブルドッグ)。当時流行の犬種にちなむ 大正期
ペプシマン ペプシ(日本) 全身タイツのCGヒーロー。日本オリジナル 1996年
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外食・ファストフードのマスコット

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キャラ名 企業・サービス モチーフ・由来 登場年
カーネル・サンダース像 日本KFC 創業者をかたどった等身大の店頭人形 1970年
ポン・デ・ライオン ミスタードーナツ ライオン。ポン・デ・リングから誕生 2004年
どむぞうくん ドムドムハンバーガー 象。「象のように親しみやすく」 1970年代
モス坊や・リルモス モスバーガー 創業当時のキャラを受け継ぐ看板キャラ 1970年代/2022年

金融・保険のマスコット

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キャラ名 企業・サービス モチーフ・由来 登場年
りそにゃ りそなグループ 猫。鋭い目つきは顧客目線を意識 2013年
ミドすけ 三井住友銀行 カワウソ。緑はコーポレートカラー 2014年
アフラックダック アフラック生命保険 アヒル。米国発のキャラを日本仕様に 2003年
むじんくん アコム 自動契約機の名称・登録商標を擬人化 1993年

小売・流通・ECのマスコット

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キャラ名 企業・サービス モチーフ・由来 登場年
ポンタ Ponta/ローソン たぬき。「ポイントターミナル」にちなむ 2010年
ドンペン ドン・キホーテ ペンギン。お腹に「ド」の文字 1998年
お買いものパンダ 楽天 パンダ。LINEスタンプから人気に 2013年
ナナコ nanaco(セブン&アイ) キリン。体の7色で「7」を表す 2007年
出前にゃん 出前館 猫。出前・デリバリーを親しみやすく 2020年代
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通信・ITのマスコット

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キャラ名 企業・サービス モチーフ・由来 登場年
ドコモダケ NTTドコモ きのこ。「ドコモだけ」の言葉遊び 2005年
ポインコ兄弟 NTTドコモ(dポイント) インコの兄弟。dポイントのキャラ 2015年

製薬のマスコット

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キャラ名 企業・サービス モチーフ・由来 登場年
サトちゃん 佐藤製薬 象。健康と長生きのシンボル 1959年
ケロちゃん・コロちゃん 興和(コルゲンコーワ) カエルのきょうだい。指人形が原点 1940年代

交通のマスコット

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キャラ名 企業・サービス モチーフ・由来 登場年
Suicaのペンギン JR東日本 ペンギン。「スイスイ通れる」イメージ 2001年
クロネコ・シロネコ ヤマト運輸 親子ネコのマークがルーツ。近年キャラクター化 1957年〜
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自動車・機械・タイヤ・エネルギーのマスコット

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キャラ名 企業・サービス モチーフ・由来 登場年
ミシュランマン(ビバンダム) ミシュラン タイヤを積み重ねた姿。世界最古級の企業キャラ 1898年
ヤン坊マー坊 ヤンマー 天気予報番組から生まれた兄弟キャラ 1959年
エネゴリくん ENEOS ゴリラ。「エネルギー+ゴリラ」 2007年
でんこちゃん 東京電力 「分電盤」から生まれた省エネの使者 1987年
火ぐまのパッチョ 東京ガス 顔が「火」・体が青い炎の火の国の王子 2006年

日用品・家電のマスコット

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キャラ名 企業・商品 モチーフ・由来 登場年
ぴちょんくん ダイキン工業 擬人化した水玉。湿気をイメージ 2000年
ナショナル坊や パナソニック トマト坊やから生まれた店頭キャラ 1957年
コジ坊 コジマ 家電量販店コジマのマスコット

宿泊・サービスのマスコット

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キャラ名 企業・サービス モチーフ・由来 登場年
ドーミーいんこ ドーミーイン インコ(実は妖精)。「イン」+「コ」 2010年代

※上の一覧に載せた50体のうち、代表的なものを以下で業種別に詳しく解説します。掲載数は、菓子・アイス16体/飲料・食品6体/外食4体/金融・保険4体/小売・流通5体/通信・IT2体/製薬2体/交通2体/自動車・機械ほか5体/日用品・家電3体/宿泊1体、合計50体です。実際の掲載数に合わせて数えています。

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菓子・アイスのマスコット

もっとも数が多いのが、お菓子やアイスのマスコットです。パッケージの「顔」として長年親しまれ、キャラクターそのものが商品の記憶と結びついています。

ペコちゃん・ポコちゃん(不二家)

ペコちゃんは、1950年に不二家の店頭人形として初登場した女の子のキャラクターです。舌をぺろりと出した表情がトレードマークで、日本のマスコット人形の草分け的存在として知られています。翌1951年、ミルキー発売の年に登場した男の子の相棒がポコちゃんで、二人はセットで不二家の看板キャラクターになりました。近年も新しい仲間が加わるなど、キャラクターの世界が広がり続けています。

カールおじさん(明治)

麦わら帽子に短いひげ、農作業服という姿のカールおじさんは、スナック菓子「カール」を代表するキャラクターです。1974年のテレビCM「おらが春」篇で初登場しましたが、当初は主役の「カール坊や」の後ろで行進する脇役にすぎず、名前もありませんでした。ところが放送後に「あのおじさんは何者?」という問い合わせが殺到し、視聴者の支持を受けて主役へと昇格。今では明治を代表する長寿キャラクターの一つです。

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キョロちゃん(森永製菓・チョコボール)

キョロちゃんは、森永製菓のチョコボールのマスコットとして1967年に採用された鳥のキャラクターです。大きなくちばしと、あちこちをキョロキョロ見回すような愛嬌が特徴で、パッケージの「金のエンゼル・銀のエンゼル」とともに長く親しまれています。

ビスコ坊や(江崎グリコ・ビスコ)

ビスコ坊やは、1933年発売の栄養菓子「ビスコ」のパッケージに描かれた、ビスコを食べて微笑む男の子です。当時のドイツのポスターに描かれた、お菓子を食べる子どもをヒントにデザインされたとされ、特定のモデルはいません。時代に合わせて少しずつ描き替えられており、現在のビスコ坊やは5代目にあたります。

ゴールインマーク=ランナー(江崎グリコ・グリコ)

両手を挙げてゴールインする走者のマーク「ゴールインマーク」は、江崎グリコの菓子「グリコ」(1922年発売)を象徴する図案です。創業者が、子どもがかけっこでゴールする姿を見て「おいしさと健康」を表現するひらめきを得たことが由来だとされています。厳密には「人形」ではなくブランドマークですが、企業を代表するキャラクター図案として広く知られています。

ポテト坊や・かっぱえびくん(カルビー)

カルビーのポテトチップスのパッケージには、じゃがいもをかたどった「ポテト坊や」が描かれています。発売翌年の1976年から登場し、デザインはイラストレーターの原田治が手がけました。一方、かっぱえびせん(1964年発売)でおなじみのキャラクターが「かっぱえびくん」です。名前の「かっぱ」は、昭和20年代に人気を集めたかっぱの漫画に由来し、現在は妹の「エビーちゃん」らとともに「かっぱえび家」として展開されています。

ひよこちゃん(日清食品・チキンラーメン)

ひよこちゃんは、日清食品のインスタントラーメン「チキンラーメン」のシンボルキャラクターで、1991年にメインキャラクターとして登場した黄色いひよこです。それまでの男の子のキャラクターに代わり、親しみやすく愛らしい姿として採用されました。仲間とあわせて「チキラーズ」と呼ばれることもあります。

コアラのマーチくん(ロッテ)

ロッテのチョコレート菓子「コアラのマーチ」(1984年発売)を代表するのが、コアラのマーチくんです。ビスケットに印刷されたコアラの絵柄は約700種ともいわれ、めずらしい絵柄を探す楽しみとともに、長く親しまれています。

キャラメルコーンくん(東ハト)

キャラメルコーンくんは、東ハトのスナック菓子「キャラメルコーン」(1971年発売)のキャラクターです。長く親しまれてきた赤いパッケージをそのままキャラクター化する形で、2003年に誕生しました。相棒には、袋の中に入っているピーナッツをモチーフにした「ピーナッツくん」もいます。

ガリガリ君(赤城乳業)

ガリガリ君は、赤城乳業の氷菓「ガリガリ君」のマスコットで、1981年の発売とともに登場した男の子のキャラクターです。「元気で、楽しく、くだらない」という世界観を掲げ、ユニークなフレーバーや遊び心のある展開でも知られています。

ラムねこ(森永製菓・森永ラムネ)

ラムねこは、森永ラムネのキャラクターとして2023年に登場した猫です。ラムネを食べるとライオンのような姿に変身するという設定で、発売50周年を機に実施された「新キャラ選挙」で、それまでの「ラムネちゃん」に代わってメインキャラクターに選ばれました。デザインは絵本作家のよこみぞゆりが手がけています。

アズキング(井村屋・あずきバー)

アズキングは、井村屋のロングセラー「あずきバー」のキャラクターで、1996年に誕生しました。「あずき」を「王様(キング)」に擬人化したデザインで、あずきへのこだわりや自信を表現しているとされています。硬いことでも話題になるあずきバーとともに、井村屋のあずき商品を象徴する存在です。

きの山さん(明治・きのこの山)

きの山さんは、明治のチョコスナック「きのこの山」を擬人化したキャラクターです。ライバル商品「たけのこの里」の「たけの子ちゃん」とともに、「きのこ・たけのこ論争」でもおなじみ。商品そのものの形をキャラクターにした、親しみやすい姿が特徴です。

ホシオくん(おやつカンパニー・ベビースターラーメン)

ホシオくんは、ベビースターラーメンでおなじみのおやつカンパニーのキャラクターです。歴代キャラクターを受け継ぐ3代目として、2017年にデビューしました。星をモチーフにした男の子で、SNSやCMで元気に活躍しています。

飲料・食品のマスコット

食品メーカーの中でも、調味料や果物、ハムなどのブランドにも印象的なキャラクターがいます。

キユーピー(キユーピー)

マヨネーズでおなじみのキユーピーは、社名・ブランド名そのものがキャラクターに由来しています。1925年に日本初のマヨネーズを製造・販売した際、当時人気だったキューピー人形にちなんでブランド名が付けられました。キューピー人形自体は、アメリカのイラストレーター、ローズ・オニールが1909年に生み出したキャラクターがもとになっているとされています。

キウイブラザーズ(ゼスプリ)

キウイブラザーズは、ニュージーランド発のキウイブランド・ゼスプリのキャラクターで、2016年に日本のテレビCMでデビューしました。グリーンキウイの「グリーン」とサンゴールドキウイの「ゴールド」の2体で登場し、のちにルビーレッドをモチーフにした「レッド」が加わりました。「ブラザーズ」と名乗っていますが、本当の兄弟ではないというユニークな設定です。

ソップリン(プリマハム)

ソップリンは、ハムメーカー・プリマハムの「あらびき星人」というキャラクターで、2015年に公式SNSのキャラクターとして登場しました。あらびきウインナー「香薫」のおいしさで地球人をメロメロにしようと地球へやってきた宇宙人という設定で、幼稚園児の「チビップリン」など仲間も増えています。

アジパンダ(味の素)

アジパンダは、味の素のうま味調味料「味の素」のキャンペーンキャラクターとして2005年に生まれ、のちに味の素社のコーポレートキャラクターにもなったパンダです。生まれつき体の模様がエプロンになっている男の子で、幅広い層に親しんでもらいたいという思いからパンダが選ばれたとされています。

ブルドッグ(ブルドックソース)

ブルドックソースのマスコットは、社名・商標にもなっているブルドッグのキャラクターです。ソース発祥の地であるイギリスでブルドッグがシンボル犬として愛されていたこと、日本でも大正末期にペットとして人気だったことから、「ソースも同じように広く愛されるように」との願いで犬が採用されたとされています。

ペプシマン(ペプシ)

ペプシマンは、1996年に日本オリジナルのキャラクターとして登場した、炭酸飲料ペプシのCGヒーローです。全身にペプシカラーをまとった近未来的な姿で、CMではコミカルな活躍を見せて人気を集めました。日本発ながら海外でも話題になった、ユニークな企業キャラクターです。

外食・ファストフードのマスコット

店頭で客を迎えるファストフードや外食チェーンにも、看板キャラクターがいます。

カーネル・サンダース像(日本KFC)

ケンタッキーフライドチキンの店頭に立つカーネル・サンダース像は、創業者カーネル・サンダースをかたどった等身大の人形です。日本ではKFCが進出した1970年から店舗に置かれるようになりました。ペコちゃん人形などに代表される日本の店頭人形文化と相性がよく、本場アメリカではほとんど見られない日本独自の展開だとされています。

ポン・デ・ライオン(ミスタードーナツ)

ポン・デ・ライオンは、ミスタードーナツの看板キャラクターであるライオンです。もちもち食感の人気商品「ポン・デ・リング」(2003年発売)から生まれ、キャラクターとしては2004年のテレビCMでデビューしたとされています。たてがみがポン・デ・リングのようにつながった、ユーモラスな見た目が特徴です。

どむぞうくん(ドムドムハンバーガー)

どむぞうくんは、日本最古のハンバーガーチェーンとされるドムドムハンバーガーのマスコットで、ロゴにも描かれている象のキャラクターです。「象のように親しみやすく」という思いが込められているとされ、レトロで愛嬌のある姿が、近年あらためて注目を集めています。

モス坊や・リルモス(モスバーガー)

モスバーガーでは、創業当時から「モス坊や」というキャラクターが親しまれてきました。2022年には、創業50周年を機に、モス坊やのイメージを受け継ぐ新キャラクター「リルモス」が登場しています。なお、社名の「モス(MOS)」は、Mountain(山)・Ocean(海)・Sun(太陽)の頭文字に由来するとされています。

金融・保険のマスコット

かたい印象になりがちな金融・保険業界も、親しみやすさを出すためにキャラクターを活用しています。

りそにゃ(りそなグループ)

りそにゃは、りそなグループ(りそな銀行・埼玉りそな銀行など)のマスコットキャラクターで、2013年に登場した白い猫です。上半身にコーポレートカラーである緑のジャケットとネクタイを身につけています。ゆるいキャラクターでありながら少し鋭い目つきをしているのは、「お客さまの目線を常に意識し、冷静に自分たちのサービスを見つめる」という思いが込められているためだとされています。

ミドすけ(三井住友銀行)

ミドすけは、2014年に登場した三井住友銀行の公式マスコットで、カワウソをモチーフにしたキャラクターです。緑色の体と、シンボルマークを模した黄緑色のスカーフがトレードマーク。ひょんなことから人間の世界に住みつき、好奇心旺盛に人間社会のあれこれを学んでいる、という設定です。

アフラックダック(アフラック生命保険)

アフラックダックは、アフラック生命保険のアヒルのキャラクターです。2000年に米国で誕生し、日本には2003年に登場しました。米国のダックが「活発で陽気な性格」とされる一方、日本のダックは「誠実で優しい性格」と、国ごとに設定を変えているのが特徴だとされています。

むじんくん(アコム)

むじんくんは、消費者金融のアコムが1993年に導入した自動契約機の名称・登録商標を、キャラクターとして親しみやすく展開したものです。無人で契約手続きができるサービスの名称がそのまま定着し、企業を象徴する存在になりました。

小売・流通・ECのマスコット

コンビニやディスカウントストア、ネット通販など、日常的に利用するサービスのキャラクターです。

ポンタ(Ponta/ローソン)

ポンタは、共通ポイントサービス「Ponta」のキャラクターとして2010年に登場したたぬきです。「Ponta」の名は「ポイントターミナル」に由来するとされ、昔話のたぬきが「ポンッ」と変身するように、提携企業に姿を変えてポイント集めを手伝う——というコンセプトが込められています。ローソンをはじめ多くの店舗で見かける、身近なマスコットのひとつです。

ドンペン(ドン・キホーテ)

ドンペンは、ディスカウントストア・ドン・キホーテの公式キャラクターで、1998年に誕生したペンギンです。社内でのデザイン募集で、POPライターが考えた案が選ばれたとされています。ミッドナイトブルーの体にナイトキャップをかぶり、お腹に大きな「ド」の文字が入っているのが特徴。相棒に「ドンコ」もいます。

お買いものパンダ(楽天)

お買いものパンダは、楽天市場のマスコットキャラクターで、2013年5月にLINEスタンプとして誕生したパンダです。お腹に楽天グループのロゴ「R」を持ち、「全身全力でいつも一生懸命」という性格。スタンプ人気をきっかけに幅広く展開され、アニメ化もされるなど、企業キャラクターの中でも高い人気を誇ります。

ナナコ(nanaco)

ナナコは、セブン&アイ・ホールディングスの電子マネー「nanaco(ナナコ)」のキャラクターです。サービス名にちなんで、体に7色をあしらったキリンをモチーフにしています。nanacoは2007年にサービスを開始し、キャラクターもカードやアプリでおなじみの存在になりました。

出前にゃん(出前館)

出前にゃんは、デリバリーサービス「出前館」のキャラクターで、出前・宅配を親しみやすく伝える猫のキャラクターです。フードデリバリーが身近になる中で、サービスの顔として親しまれています。

通信・ITのマスコット

ドコモダケ(NTTドコモ)

ドコモダケは、きのこの姿をしたNTTドコモのキャラクターです。2005年に料金プランのCMやパンフレット向けに登場し、「ドコモだけ(=ドコモならでは)」のサービスを親しみやすく伝える役割を担いました。言葉遊びから生まれた名前が特徴で、家族のキャラクターも展開されました。

ポインコ兄弟(NTTドコモ・dポイント)

ポインコ兄弟は、NTTドコモの共通ポイント「dポイント」のキャラクターで、赤い体のインコの兄弟です。2015年のdポイント開始とともに登場し、CMやアプリでおなじみの存在に。ポイントにちなんだ名前と、コミカルなやりとりが特徴です。

製薬のマスコット

薬局の店先でおなじみのキャラクターは、製薬会社のマスコットです。子どもにも親しみやすい動物が多く選ばれています。

サトちゃん(佐藤製薬)

薬局の店先でおなじみのオレンジ色の象・サトちゃんは、佐藤製薬のマスコットです。1959年に店頭ディスプレイ用の子象として誕生しました。象が選ばれたのは「長生きで健康、子どもから大人まで愛される」ことから、「健康と長生きのシンボル」ととらえられたためだとされています。妹の「サトコちゃん」もいます。

ケロちゃん・コロちゃん(興和)

ケロちゃん・コロちゃんは、興和(コルゲンコーワ)の薬でおなじみのカエルのきょうだいです。1940年代に誕生したとされる、製薬業界のマスコットの大御所的存在で、もとはカエルの指人形を子どもに配ったことがきっかけで広まったといわれています。

交通のマスコット

Suicaのペンギン(JR東日本)

Suicaのペンギンは、2001年のSuica導入時からJR東日本のイメージキャラクターとして親しまれてきたペンギンです。改札を「スイスイ」通れる交通系ICカードのイメージと、愛らしいペンギンが結びつき、広告やグッズで幅広く展開されてきました。

【2026年9月時点の最新情報】Suicaのペンギンは、2027年3月31日でイメージキャラクターを「卒業」し、翌4月1日から後継キャラクターへ交代することがJR東日本から発表されています。

後継キャラクターは、若手クリエイターの案から選考委員会が選んだ3案(A案:リス/B案:ウサギ/C案:袋にモグラを入れた不思議な動物)が2026年9月8日に公開され、同日15:00から一般のネット投票が始まりました。投票期間は2026年9月23日23:59まで(1人1票)で、最多得票のキャラクターが、Suica導入25周年にあたる2026年11月18日に発表される予定です。

※これは2026年9月時点の公式発表に基づく情報です。どの案が選ばれるかは投票結果次第であり、この記事では予想は行いません。最新の状況は公式発表をご確認ください。

クロネコ・シロネコ(ヤマト運輸)

ヤマト運輸(クロネコヤマト)でおなじみの、親ネコが子ネコをくわえて運ぶ「親子ネコ」のマークは、1957年から使われている歴史あるシンボルです。この親子ネコをもとに、近年は「クロネコ」「シロネコ」といったキャラクターとしても展開され、企業の顔として親しまれています。

自動車・機械・タイヤ・エネルギーのマスコット

工業・エネルギー分野にも、企業を代表する歴史あるキャラクターがいます。

ミシュランマン=ビバンダム(ミシュラン)

ミシュランマン(愛称ビバンダム)は、タイヤメーカー・ミシュランのマスコットで、白いタイヤを積み重ねたような姿が特徴です。1898年に誕生したとされ、世界最古級の企業キャラクターのひとつに数えられます。100年以上にわたってデザインを少しずつ変えながら、世界中で親しまれています。

ヤン坊マー坊(ヤンマー)

ヤン坊マー坊は、農業機械やマリンエンジンで知られるヤンマーのマスコットで、双子の兄弟キャラクターです。1959年6月1日に始まった一社提供の「ヤン坊マー坊天気予報」をきっかけに誕生しました。天気は農家や漁師にとって重要な情報であり、ヤンマーが関わってきた人々に役立つ情報を届けるために番組が始まったとされています。時代に合わせてデザインを更新しながら、長く親しまれてきました。

エネゴリくん(ENEOS)

エネゴリくんは、石油元売り大手ENEOSのサービスステーションのキャラクターで、2007年に誕生したゴリラです。名前は「エネルギー」+「ゴリラ」から付けられました。二足歩行でCMに登用しやすく、森に暮らして環境を想起させる——といった理由からゴリラが選ばれたとされています。もとは環境をテーマにしたキャラクターとして生まれ、やがて企業の顔になりました。

でんこちゃん(東京電力)

でんこちゃんは、東京電力のキャラクターで、1987年に登場した省エネの使者です。分電盤(ブレーカー)にちなんで生まれたとされ、電気の上手な使い方を親しみやすく伝える役割を担ってきました。長くCMやパンフレットで親しまれた、電力会社のキャラクターの代表格です。

火ぐまのパッチョ(東京ガス)

火ぐまのパッチョは、東京ガスのキャラクターで、2006年に登場しました。顔が「火」の形、体が青い炎という姿の「火の国」の王子という設定で、ガスの炎をモチーフにしています。名前の「パッチョ」は火がつく音のイメージからきているとされ、CMでおなじみの存在です。

日用品・家電のマスコット

暮らしを支える家電・日用品メーカーにも、長く親しまれるキャラクターがいます。

ぴちょんくん(ダイキン工業)

ぴちょんくんは、空調機器メーカー・ダイキン工業のキャラクターで、擬人化された水玉のような姿をしています。湿気(水分)をイメージしたデザインで、2000年に家庭用ルームエアコン「うるるとさらら」のCMの脇役として登場しました。その後グッズ展開などで人気が広がり、企業名を知らない層にも愛される存在になりました。

ナショナル坊や(パナソニック)

ナショナル坊やは、かつて「ナショナル」ブランドを展開していた松下電器(現・パナソニック)の店頭キャラクターです。1957年、ミキサーの広告に使われた野菜のキャラクターの中から、特にかわいかった「トマト坊や」をもとに誕生しました。街の電気屋さんの店頭などで長く親しまれ、企業の周年を機に復活することもあります。

コジ坊(コジマ)

コジ坊は、家電量販店コジマ(ビックカメラグループ)のマスコットキャラクターです。1989年に、100店舗目の出店を機に誕生したとされ、店頭や広告で親しまれてきた家電量販店のキャラクターのひとつです。

宿泊・サービスのマスコット

ドーミーいんこ(ドーミーイン)

ドーミーいんこは、ビジネスホテル・ドーミーインのマスコットです。「ビジネスホテルだから出張・旅・飛び回る…鳥?」という連想と、「ドーミーイン」の「イン」+「コ(鳥)」という言葉遊びから生まれました。見た目はインコですが、設定上は「おもてなしの心」がカタチになった妖精だとされ、ホテルの宣伝部長として活躍しています。

企業マスコットに関する豆知識

店頭人形は「日本独自の文化」とされる

ペコちゃんやカーネル・サンダース像、道頓堀の食いだおれ人形のように、店先に人形を置いて客を呼び込む「店頭人形」は、日本で発達した独自の文化だといわれています。日本KFCがカーネル像を店頭に置いた背景にも、こうした人形文化との親和性があったとされています。

「言葉遊び」から生まれたキャラが多い

ドコモダケ(「ドコモだけ」)、ドーミーいんこ(「イン」+「コ」)、エネゴリくん(「エネルギー」+「ゴリラ」)のように、企業名やサービス名の語呂合わせ・言葉遊びから生まれたキャラクターは少なくありません。名前とキャラクターが結びつくことで、覚えてもらいやすくなる効果があるとされています。

マスコットの多くは登録商標・著作物

企業マスコットのデザインや名前の多くは、各企業の登録商標や著作権で保護されています。無断で複製・商用利用すると権利侵害になり得るため、あくまで「見て楽しむ・知識として知る」対象として扱うのが基本です。この記事も、各キャラクターの名称・企業・由来などの事実を紹介する目的でまとめています。

自治体の「ゆるキャラ」は別ジャンル

企業マスコットと似た存在に、自治体や地域が生み出す「ゆるキャラ(ご当地キャラクター)」があります。くまモンやひこにゃんに代表されるこれらは、企業ではなく地域をPRするために作られたもので、成り立ちや目的が異なります。自治体のゆるキャラについては、ゆるキャラ(ご当地キャラクター)一覧で自治体別にまとめています。

まとめ

企業マスコットは、商品やサービスを覚えてもらうための「顔」として、長いものでは100年以上にわたって親しまれてきました。ミシュランのビバンダムが1898年、グリコのゴールインマークが1922年、ビスコ坊やが1933年と、その歴史は驚くほど古いものもあります。今回は業種別に50体を一覧でまとめました。

一方で、Suicaのペンギンのように、時代の節目でキャラクターが世代交代する例もあります。名前だけでなく「どの企業の・いつ生まれた・何がモチーフの」キャラなのかを知ると、街で見かける見慣れたマスコットも少し違って見えてくるはずです。

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参考・出典


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