都道府県別の郷土料理一覧|47都道府県の伝統食・行事食まとめ

47都道府県の郷土料理・名物料理を185品、地域別テーブルで完全網羅しました。石狩鍋・ひつまぶし・讃岐うどん・ゴーヤーチャンプルーなど、北海道から沖縄まで各地の伝統食・行事食を料理名・特徴・由来つきで一覧にしています。旅行前の下調べや、日本の食文化を広く知りたいときの雑学としてもどうぞ。

スポンサーリンク

北海道・東北の郷土料理

← 横にスクロールできます →

都道府県 料理名 特徴 由来・食文化
北海道 石狩鍋 鮭・野菜を味噌仕立てで煮る鍋 石狩川流域の漁師が鮭を丸ごと使ったのが起源
北海道 ジンギスカン ラム・マトン肉の鉄製鍋焼き 明治期の羊毛生産普及に伴い道内に定着した焼肉文化
北海道 ルイベ 冷凍した鮭の薄切り刺身 アイヌ語「ル・イペ(解凍食品)」が語源。凍結で寄生虫を除く知恵
北海道 いかめし するめいかにもち米を詰めた煮物 函館本線・森駅の駅弁として昭和16年に誕生
北海道 三平汁 塩漬けの魚と根野菜の汁物 江戸時代の松前藩に根付いた北海道の基本的な家庭汁
青森 せんべい汁 南部煎餅と野菜・きのこの醤油汁 南部藩の農村地帯で江戸時代から続く汁物料理
青森 けの汁 根野菜・豆・こんにゃくを細かく刻んだ汁 正月七日の行事食。「粥(かゆ)の汁」が転じたとする説が有力
青森 イカメンチ するめいかをミンチにして揚げたもの 津軽地方の漁師料理。イカを余さず使う節約の知恵から生まれた
青森 バラ焼き 牛バラ肉と玉ねぎの甘辛鉄板炒め 十和田市で昭和30年代ごろ広まった甘めのタレが特徴の料理
岩手 わんこそば 一口大のそばを椀に次々と盛るスタイル 慶長年間に南部藩主の膳に出したのが起源とされる盛岡の伝統
岩手 ひっつみ 薄く延ばした小麦粉の団子入り醤油汁 手でちぎって(引っ張って)つまんで作る形が名前の由来
岩手 じゃじゃ麺 平打ち麺に肉味噌・きゅうりをのせた料理 「白龍(パイロン)」初代・高階貫勝氏が満洲の炸醤麺を引き揚げ後に盛岡でアレンジした
岩手 南部煎餅 小麦粉・塩・ごまで焼いた薄い煎餅 南部藩(現岩手・青森南部)に江戸時代から伝わる保存食
宮城 ずんだ餅 枝豆すり潰しあんをかけた餅 「豆打ち(ずんだ)」説・陣太刀(じんたち)説など諸説あり。仙台藩の農村料理
宮城 はらこ飯 いくら・サーモンをのせた炊き込みご飯 秋の鮭漁期に亘理地方で食べられてきた行事食。伊達政宗が好んだとも
宮城 仙台牛タン焼き 厚切り牛タンの炭火焼き 戦後に仙台でGHQが使った牛の残り部位を活用したのが始まりとされる
宮城 おくずかけ 片栗粉でとろみをつけた精進汁 お彼岸に食べる仏事料理。宮城北部〜岩手南部の伝統的な汁物
秋田 きりたんぽ鍋 炭火で焼いたきりたんぽと比内地鶏の鍋 山仕事の人々が残りご飯を竿に巻いて焼いたのが起源とされる
秋田 しょっつる鍋 ハタハタ魚醤(しょっつる)を使った鍋 秋田固有の魚醤「しょっつる」を調味料とした古くからの鍋料理
秋田 いぶりがっこ 囲炉裏の煙で燻した大根の糠漬け 寒冷な秋田の冬に大根を屋内の囲炉裏で乾燥させた保存の知恵
秋田 だまこ鍋 潰したご飯を丸めた団子入り比内地鶏鍋 きりたんぽと異なり串に刺さず球状に丸めた秋田北部の家庭料理
山形 芋煮 里芋・牛肉・醤油ベースの煮物 最上川の河原で秋に大鍋を囲む「芋煮会」が山形の秋の風物詩
山形 玉こにゃく 球状こんにゃくの醤油だし煮 山形の縁日・観光地の定番屋台料理として広く親しまれる
山形 だし 夏野菜の細かいみじん切り醤油和え 山形の夏の家庭料理。刻んだ野菜を醤油であえてご飯にかける
山形 納豆汁 刻んだ納豆入りの味噌汁 東北の寒い季節に体を温める汁物として山形の家庭に根付く
福島 こづゆ 干し貝柱だしのすまし汁 会津藩の武家料理として冠婚葬祭や正月に供された儀礼食
福島 イカニンジン するめいかと人参の醤油漬け 会津・浜通りで冬の保存食として作られてきた酒の肴
福島 じゅうねんもち エゴマあんを塗った餅 エゴマの別名「じゅうねん(十年)」から。食べると長生きするとも
福島 棒鱈の煮物 干しダラを戻して甘辛く煮たもの 内陸の会津地方が海産物を保存食として取り入れた知恵

関東の郷土料理

← 横にスクロールできます →

都道府県 料理名 特徴 由来・食文化
茨城 あんこう鍋 肝を溶かす「どぶ汁」スタイルの鍋 北茨城沖のあんこうを肝ごと鍋で溶かす贅沢な食べ方が特徴
茨城 水戸藁納豆 藁苞(わらつと)に包んだ納豆 水戸黄門(徳川光圀)が奨励したとの説あり。藁の発酵菌を活用
茨城 しゃも鍋 軍鶏(しゃも)を使った土鍋料理 農村部で闘鶏用の廃鶏を食べたことが起源。コシある旨みが特徴
栃木 しもつかれ 鮭の頭・大根・大豆・酒粕の煮物 初午(はつうま)の日に稲荷神社に供える伝統の行事食
栃木 ちたけうどん 乳茸(ちたけ)の出汁のうどん 独特の旨みを持つ栃木固有のきのこ「ちたけ」を使った郷土うどん
栃木 耳うどん 耳形のうどんのすまし汁 佐野市の正月料理。鬼の耳にすることで悪い話が入らないとされる
群馬 焼きまんじゅう 黒みそダレを塗った素まんじゅうの串焼き 江戸後期から伝わる群馬の名物。甘味を食事とする食文化から生まれた
群馬 おっきりこみ 幅広平打ち麺と野菜の醤油煮込みうどん 小麦が取れる北関東に根付いた農村の保存食文化から生まれた料理
群馬 こんにゃく刺身・田楽 下仁田こんにゃくの刺身や串の田楽 こんにゃく芋生産が盛んな群馬の名産。新鮮なため刺身で食べられる
埼玉 冷汁うどん 冷たい味噌汁にうどんを浸す夏の料理 麦の産地・埼玉西部で農作業後の涼を取るために広まった食べ方
埼玉 ゼリーフライ おから入りじゃがいもの小判形揚げ物 行田市の名物。「ゼニ(銭)フライ」が転じたとする説が有力
埼玉 草加煎餅 醤油タレを塗った薄焼き煎餅 江戸時代に草加の茶屋が旅人向けに米の団子を薄く延ばして焼いたのが起源
千葉 なめろう アジ・サンマをたたいた味噌・薬味和え 外房の漁師が船上で調理しやすいたたき料理として考案
千葉 さんが焼き なめろうを貝殻や葉で包んで焼いたもの 山に持参して焼いたのが「山家(さんが)」の語源との説あり
千葉 ふなの甘露煮 フナを砂糖醤油で甘辛く煮た保存食 印旛沼・手賀沼のフナを使った江戸時代からの保存食
千葉 塩茹で落花生 生落花生を塩水でゆでたもの 千葉は落花生生産量全国1位。外皮ごとゆでる食べ方が独特
東京 深川めし アサリの炊き込みご飯またはぶっかけ丼 江戸時代の深川(現江東区)の漁師が食べた庶民の飯
東京 もんじゃ焼き 水分多めの生地を鉄板でこんがり焼く 明治期の浅草の駄菓子屋で子どもが文字を書いた「文字焼き」が起源
東京 べったら漬け 大根の甘酒・麹漬け 江戸時代から続く大伝馬町の「べったら市」で売られた漬物
東京 くさや 伊豆諸島の強烈な発酵臭を持つ干物 17世紀ごろ伊豆諸島で魚の保存のために始まった発酵乾物
神奈川 サンマーメン もやし炒め野菜のあんかけラーメン 横浜中華街発祥。広東語「生碼麺(サンマーミン)」が語源とされる
神奈川 三崎まぐろ料理 新鮮なまぐろの刺身・漬け・炙り 三浦半島の三崎港はまぐろの水揚げ地として全国的に有名
神奈川 小田原の干物 アジ・カマス等の塩干し物 東海道の宿場町として干物の加工・流通が発展した地域産業
神奈川 かまぼこ 魚のすり身を蒸して板に付けた加工食品 小田原かまぼこは江戸時代から東海道名物として知られてきた
スポンサーリンク

中部の郷土料理

← 横にスクロールできます →

都道府県 料理名 特徴 由来・食文化
新潟 のっぺ 里芋・れんこん・にんじんの片栗粉仕立て汁 新潟の正月料理。精進料理の流れを汲む行事食
新潟 笹団子 よもぎ餅にあんこを包み笹の葉で蒸した和菓子 端午の節句の保存食として越後地方に伝わってきた行事食
新潟 栃尾の油揚げ 通常の2〜3倍の厚みがある大きな揚げ豆腐 新潟県栃尾市の豆腐屋が戦後に開発した肉厚の揚げ豆腐
新潟 へぎそば 布海苔(ふのり)を繋ぎにした手打ちそば 魚沼地方の養蚕業で使う「へぎ(剥ぎ)」の板に盛ったのが語源
富山 ます寿司 サクラマスを使った曲げわっぱの押し寿司 江戸時代に神通川のマスを旅の道中食として作ったのが始まり
富山 白えびのかき揚げ 富山湾の透明に近いエビのかき揚げ 富山湾のほぼ固有種「富山湾の宝石」と呼ばれる希少な食材
富山 ほたるいかの沖漬け ほたるいかを醤油ダレで漬けたもの 春の富山湾の風物詩。産卵のため浅瀬に集まる様子が幻想的
富山 かぶら寿司 塩漬けかぶとブリを米糀で発酵させた漬物 北陸の冬の保存食。乳酸発酵で作る伝統の熟れ鮨
石川 治部煮 鴨肉や麩を小麦粉まぶして醤油汁で煮た料理 加賀藩の武家料理として江戸時代から続く金沢の代表的郷土料理
石川 のど黒の塩焼き アカムツ(ノドグロ)の塩焼き 喉の内側が黒い高級魚。脂乗りが良く「白身のトロ」とも呼ばれる
石川 ふぐの子糠漬け 毒抜きしたフグ卵巣の3年以上の糠漬け 世界的に珍しい毒素分解技術。石川県のみ製造が許可されている
石川 かぶら蒸し かぶをすり身・卵白と蒸した料理 金沢の冬の懐石料理。上品な出汁あんかけで食べる加賀の伝統料理
福井 越前そば 辛み大根おろしの汁で食べる蕎麦 越前地方に伝わる蕎麦で、大根おろしのガツンとした辛みが特徴
福井 越前がに料理 ズワイガニ雄の塩茹で・かに鍋 越前漁港水揚げのズワイガニ雄のブランド名。黄色のタグで品質保証
福井 冬の水羊羹 黒砂糖入りの薄くて柔らかい水羊羹 福井では夏でなく冬(年末〜3月)に食べる独自の風習がある
福井 鯖のへしこ 鯖を糠と塩で長期発酵させた保存食 若狭地方の漁師が塩漬け後に糠漬けにした冬の保存食
山梨 ほうとう 幅広扁平麺とカボチャ・根野菜の味噌煮込み 戦国時代に武田信玄が陣中食として広めたとの言い伝えあり
山梨 吉田のうどん 硬め・幅広でコシの強い手打ちうどん 富士吉田の養蚕農家が農作業の合間に食べた庶民のうどん
山梨 煮貝 鮑(あわび)の醤油煮 海のない山梨に江戸時代から伝わる高級保存食。行商人が作った
山梨 ほうとうと甲州鳥もつ煮 鶏もつを甘辛タレで炒め煮したもの 戦後の甲府で生まれたモツ料理。糖分の高い艶やかなタレが特徴
長野 信州そば 石臼挽きの風味豊かな十割〜二八そば 寒暖差が大きく水はけの良い信州の気候がそば栽培に適していた
長野 おやき 野沢菜などを包んだ小麦粉の皮の焼き蒸し料理 米が育ちにくい信州の山岳地帯で稗・粟や小麦代用として発達
長野 野沢菜漬け 野沢菜の塩漬け 野沢温泉発祥。温泉の豊富な水と良質な湧き水が漬け込み文化を生んだ
長野 山賊焼き にんにく・醤油ダレ漬けの鶏もも肉の唐揚げ 松本地方の食堂が昭和初期に考案。「物を取る」→「鶏も揚げる」の洒落とも
岐阜 朴葉味噌 朴の大葉に田楽味噌・野菜をのせ炭火焼き 山仕事の際に器代わりに朴葉を使ったのが起源の飛騨高山の料理
岐阜 鮎の塩焼き 長良川天然鮎の内臓ごとの塩焼き 長良川は鵜飼で有名。清流が育てた天然鮎は「清流の女王」と称される
岐阜 みたらし団子 醤油・みりん・砂糖の甘辛タレをかけた串団子 発祥は諸説あり。岐阜の大垣・養老地方説と京都下鴨神社説がある
岐阜 へぼの炊き込みご飯 スズメバチの幼虫と米の炊き込みご飯 東濃・下呂地方の山間部で食べられてきた独自の食文化
静岡 静岡おでん 黒はんぺん・黒ダシ・青のり・だし粉のおでん 静岡市中心部の屋台文化から広まった静岡独自のスタイル
静岡 桜えびのかき揚げ 生の桜えびを玉ねぎと揚げたかき揚げ 駿河湾・由比漁港だけで水揚げされる国産桜えびの代表料理
静岡 うなぎの蒲焼き 腹開きにして蒸してから焼いたうなぎ 浜名湖・浜松は日本最大のうなぎ産地。蒸し工程が柔らかさを生む
静岡 生しらすの丼 水揚げ直後の生しらすを乗せた丼 駿河湾〜遠州灘のしらす。生しらすは水揚げ当日しか食べられない
愛知 ひつまぶし 細かく刻んだうなぎをご飯にまぶした丼 名古屋の料亭が考案。そのまま・薬味・出汁かけの3通りで楽しむ
愛知 味噌煮込みうどん 八丁味噌(赤味噌)の煮込みうどん 固いうどんをグツグツ煮る名古屋の「味噌文化」を代表する一品
愛知 きしめん 幅広く薄い平打ちのうどん 薄いため熱が通りやすくつるつるとした食感。名古屋の日常麺
愛知 どて煮 牛スジ・モツを赤味噌と砂糖で長時間煮込む 居酒屋料理として名古屋に根付いた名古屋「味噌文化」の象徴
愛知 名古屋風手羽先 甘辛タレを絡めて揚げた鶏の手羽先 昭和40年代に名古屋の居酒屋が考案。現在は全国的に有名な郷土料理

近畿の郷土料理

← 横にスクロールできます →

都道府県 料理名 特徴 由来・食文化
三重 伊勢うどん 太くもっちりした麺に濃いたまり醤油のタレ お伊勢参りの参拝客向けに作られた料理。濃いタレだが優しい味
三重 手こね寿司 カツオを醤油と酢に漬けた散らし寿司 志摩・南伊勢の漁師が船上でカツオを手でこねて作ったのが起源
三重 松阪牛のすき焼き 日本三大和牛の一つ・松阪牛のすき焼き 松坂城主・蒲生氏郷が和牛飼育を奨励したのが起源との説あり
三重 あおさのみそ汁 英虞湾産アオサノリ入りのみそ汁 三重県のリアス式海岸で養殖されるアオサは全国生産量上位
滋賀 ふなずし 琵琶湖の鮒(ニゴロブナ)を塩と飯で長期熟成させた熟れ鮨 日本最古の寿司料理の一つ。乳酸発酵でコハク酸の酸味が生まれる
滋賀 近江牛のすき焼き 日本三大和牛の近江牛の鍋料理 江戸時代から将軍家への献上品として知られた近江の最高級和牛
滋賀 赤こんにゃくの田楽 鉄分で赤く染めた近江八幡のこんにゃく 豊臣秀吉が派手好みで赤く染めさせたとの説あり
滋賀 丁字麩の酢味噌和え 近江八幡の十字形の生麩を酢味噌で 精進料理の文化を引く近江八幡の麩料理。麩の生産が盛んな地域
京都 京懐石 旬の食材を使った一汁三菜を基本とする料理 千利休の茶懐石から発展した「引き算の美学」の料理形式
京都 にしんそば 甘辛く煮た身欠きにしんを乗せたそば 北海道産ニシンが内陸向け保存食として京都に運ばれ定着したもの
京都 湯豆腐 昆布だしで豆腐をシンプルに温める料理 南禅寺周辺の精進料理として定着。京都の良質な水が名豆腐を生む
京都 すぐき漬け かぶ型野菜の酸味ある発酵漬物 上賀茂神社の社家のみに伝承されてきた京都固有の伝統漬物
大阪 たこ焼き タコ入りの丸い小麦粉生地を専用鉄板で焼く 1935年ごろ大阪西成区の会津屋の初代が考案したとされる
大阪 関西風お好み焼き キャベツ・豚肉・卵・山芋を混ぜて焼く 戦前の「一銭洋食」から発展した大阪の大衆料理
大阪 押し寿司(箱寿司) 木型に酢飯と具を重ねた押し寿司 江戸時代の大坂で発達した「早鮓」から発展。元禄時代が起源とも
大阪 船場汁 大根・にんじんとサバのあらだしの薄口醤油汁 江戸時代の大坂・船場の商人料理。倹約の精神から材料を余さず使う
兵庫 明石焼き(玉子焼き) 卵多めの柔らかい生地を出汁に浸して食べる 明石固有の郷土料理。たこ焼きより卵が多く、出汁で食べるのが特徴
兵庫 ぼたん鍋 イノシシ肉の味噌仕立て鍋 但馬地方(豊岡など)でイノシシを食べてきた農山村料理。花びら状に盛る
兵庫 しらす料理 淡路島沖の新鮮なしらすの丼・天ぷら 淡路島は播磨灘・大阪湾に挟まれしらす漁が盛ん。釜揚げと生の両方楽しめる
兵庫 播州ラーメン 甘みのある薄口醤油ベースのラーメン 西脇市発祥。甘いスープは綿花農家の糖分補給のためとの説あり
奈良 三輪そうめん 日本三大そうめんの細くなめらかな手延べ麺 大神神社(みわじんじゃ)の神麺として1300年以上の歴史を持つ
奈良 柿の葉寿司 柿の葉で包んだ塩鮭・サバの押し寿司 吉野地方の保存食。柿の葉のタンニンが抗菌効果を持つ知恵
奈良 飛鳥鍋 牛乳と味噌を合わせたスープ鍋 飛鳥時代に唐から乳食文化が伝来したことに因む歴史ある鍋
奈良 吉野葛料理 吉野の本葛を使った葛切り・葛湯・くずもち 吉野は国産葛の一大産地。本葛は独特の透明感と弾力がある
和歌山 めはり寿司 高菜の葉で包んだ大きなおにぎり状のもの 熊野地方の山仕事の弁当。目を見張るほど大きいので「めはり」
和歌山 茶粥 番茶で炊いたさらさらとした粥 紀伊半島に伝わる朝食料理。江戸時代から続く食文化
和歌山 和歌山ラーメン(中華そば) 豚骨醤油の濃いスープのラーメン 和歌山市内に多くの中華そば店が集積。早すし(漬物)を一緒に食べる習慣も
和歌山 さんまのなれずし さんまを塩と酢飯で熟成させた熟れずし 新宮市(熊野)の秋の保存食。稲の収穫後の農閑期に作られてきた
スポンサーリンク

中国・四国の郷土料理

← 横にスクロールできます →

都道府県 料理名 特徴 由来・食文化
鳥取 松葉がに(ずわいがに)料理 境港水揚げのズワイガニ雄の塩茹で・かに鍋 山陰の冬を代表する高級食材。黄色のブランドタグで品質保証される
鳥取 いただき 揚げ豆腐の中にご飯・野菜を詰めて煮た料理 鳥取固有の料理。貴重な白米を油揚げで包み炊き込む農村の知恵
鳥取 とちもち(栃の実餅) 栃の実のアクを抜いて作った餅 智頭地方などの山村で栃の実を保存食として利用してきた食文化
島根 出雲そば 3段の割子皿に分けて食べるスタイルの蕎麦 松江藩主・松平直政が信州から蕎麦職人を連れてきたのが起源説
島根 しじみの味噌汁 宍道湖産の大和しじみを使ったみそ汁 汽水湖である宍道湖でしじみが豊富に育つ島根の代表食材
島根 のど黒めし ノドグロ(アカムツ)の炊き込みご飯 浜田港・隠岐島水揚げのノドグロを使った贅沢な郷土料理
島根 蒸し寿司 押し寿司を温め直した温かい寿司 出雲地方を中心に冬の行事食として食べられる全国でも珍しい温かい寿司
岡山 祭りずし(ばらずし) 甘い具を散らした豪華な岡山の散らし寿司 藩の「贅沢禁止令」に対し見た目は質素に具を中に隠したのが起源とも
岡山 黄ニラ料理 遮光して育てた黄色いにらの炒め物 岡山県南部の特産品。光を遮断し葉緑素を失わせる独自農業技術
岡山 さわら料理 春の旬魚・鰆の刺身・押し寿司 瀬戸内海は鰆の産地。岡山では春に鰆を使った料理が多く食べられる
広島 広島風お好み焼き 生地・キャベツ・そばを重ねて焼く 関西風(混ぜ焼き)と異なり、具材を重ねる独自のスタイル
広島 かきの土手鍋 広島産かきと味噌の鍋 日本最大のかき産地・広島の冬の定番鍋。土鍋の周りに味噌を塗る
広島 あなご飯 宮島・穴子を甘辛タレで煮た丼飯 宮島の穴子は江戸時代から名物。あなご専用の割き・炊き文化が発達
広島 汁なし担担麺 スープなしで麺に肉味噌・花椒を絡める料理 四川料理の担担麺をベースに広島でアレンジされた比較的新しい郷土食
山口 ふぐ料理(てっさ・てっちり) 下関産ふぐの薄造り・ちり鍋 下関は国内最大のふぐ取扱量を誇るふぐの聖地。「てっ」はふぐの方言
山口 瓦そば 茶そばと牛肉・錦糸卵を熱した瓦で焼く料理 明治初期の西南戦争で薩摩兵士が野草を瓦で焼いたのが起源とも
山口 岩国寿司 何段にも重ねた押し寿司 岩国城のふもとの城下町で武家が発展させた豪快な大人数向け寿司
山口 外郎(ういろう) 小麦粉・砂糖・湯を練り蒸した和菓子 室町時代に中国から伝来。山口では萩・防府の外郎が特に知られる
徳島 そば米汁 そばの実(そば米)入りの雑炊風の汁物 阿波地方の伝統的な郷土食。そばの実を脱穀してご飯代わりにした
徳島 たらいうどん 大きなたらいに入った出汁でうどんを食べる 那賀川上流の山あいの食文化。今も店でたらいごと提供されるスタイル
徳島 阿波尾鶏の焼き鳥 徳島産ブランド地鶏の焼き鳥・から揚げ 阿波尾鶏は国内最大規模のブランド地鶏。コリコリした食感が特徴
徳島 祖谷そば 粗挽き粉の太め・短い山のそば 徳島南西部の祖谷(いや)地方の山奥に伝わる江戸時代からの郷土そば
香川 讃岐うどん つるつるでコシの強い手打ちうどん 香川は小麦・出汁のいりこ・海塩が揃う「うどん天国」。江戸時代から普及
香川 骨付き鳥 丸亀の醤油・スパイス漬け骨付き鶏もも焼き 1952年に丸亀市の「一鶴」が考案したのが起源とされる
香川 しっぽくうどん 根菜の煮物を乗せたうどん 香川の冬の郷土うどん。煮物の具を汁ごとうどんにかけるスタイル
香川 あんもち雑煮 白みそ汁の中にあんこ入り餅が入るお雑煮 讃岐(香川)独自のお正月料理。砂糖の産地だった讃岐の甘い食文化
愛媛 じゃこ天 小魚をまるごとすり身にした揚げ物 宇和海で取れた小魚を余さず利用した南予地方の保存食・総菜
愛媛 宇和島鯛めし 鯛の刺身を卵・出汁に漬け生でご飯に乗せる 漁師が船上で鯛を生のまま食べたのが起源とされる宇和島の海鮮丼
愛媛 松山鯛めし 鯛を出汁で炊き込んだ炊き込みご飯 宇和島式と異なり加熱調理。愛媛の2大鯛めしとして並び立つ
愛媛 いもたき 里芋の甘辛煮を中心とした秋の行事鍋 大洲地方などで秋の行事として川原で大鍋を囲む「いもたき」の文化
高知 カツオのたたき わら焼きで表面を炙った鰹の刺身 外房から高知沖を回遊するカツオを豪快に藁で炙る高知の代表料理
高知 皿鉢料理(さわちりょうり) 大きな皿に盛り付けた豪快な盛り合わせ料理 高知の宴会料理として土佐藩の時代から続く食文化
高知 田舎寿司 山菜・地元野菜・こんにゃくを使った押し寿司 山間部で魚が手に入りにくいため、山の幸で作られた高知の山の寿司
高知 文旦の料理・酢の物 高知産文旦を使った酢の物・サラダ 高知は文旦(ボンタン)の全国生産量が多く、料理にも利用される

九州・沖縄の郷土料理

← 横にスクロールできます →

都道府県 料理名 特徴 由来・食文化
福岡 博多水炊き 鶏ガラ白湯スープと鶏肉の鍋 明治期に博多の料亭が中国式鶏鍋を参考にアレンジしたのが起源とも
福岡 もつ鍋 牛・豚もつとゴボウの醤油または味噌鍋 戦後の食糧難の時代に博多で安価なもつを使った鍋が広まった
福岡 ごまさばの漬け ゴマ・醤油でサバを漬けてご飯にかける 玄界灘の新鮮なサバを漁師が船上でゴマ醤油に漬けたのが起源
福岡 辛子明太子 スケトウダラの卵巣の唐辛子漬け 朝鮮半島の「明卵漬け」を戦後引き揚げ者が福岡で日本向けにアレンジ
福岡 がめ煮(筑前煮) 鶏肉・根野菜・こんにゃくの醤油煮物 「がめ」は博多弁で「寄せ集める」の意。福岡発祥で「筑前煮」として全国に広まった
佐賀 呼子のいか活け造り 透明感のあるいかの刺身(胴体は透き通る) 呼子はいかの水揚げ量が多く、活け造りの新鮮さが有名
佐賀 須古寿し 菊・蓮根などの具を乗せた佐賀の押し寿司 杵島郡白石町の伝統料理。地元野菜を使った色鮮やかな押し寿司
佐賀 佐賀牛のしゃぶしゃぶ 九州が誇る高品質ブランド牛のしゃぶしゃぶ 有明海・玄界灘の気候で育つ佐賀牛は霜降りが美しい高級和牛
長崎 ちゃんぽん 野菜たっぷりの豚骨スープ麺料理 明治時代に長崎中華街で中国人留学生向けに作られた混ぜ料理が起源
長崎 皿うどん 揚げ麺または蒸し麺に野菜・海鮮あんかけ ちゃんぽんをアレンジした料理。汁なしのため出前に適した形に発展
長崎 卓袱料理(しっぽく料理) 和中蘭折衷の大皿形式の伝統料理 江戸時代の長崎で中国・オランダ・日本の食文化が融合した形式
長崎 角煮まんじゅう 長崎風豚の角煮を挟んだ蒸しまんじゅう 中国(福建省)から伝来した「角肉(カーロ)」の料理が長崎で独自発展
熊本 馬刺し 新鮮な馬肉の刺身(赤身・霜降り・たてがみ) 加藤清正が朝鮮出兵の際に軍馬を食べたのが起源との説あり
熊本 からし蓮根 辛子入り味噌を詰めた衣揚げれんこん 加藤清正の時代、病弱な藩主の栄養補給に作られたのが起源とされる
熊本 一文字ぐるぐる 万能ねぎを酢味噌で巻いた料理 葉物が少ない時代に万能ねぎを使った熊本の伝統的な酢の物
熊本 太平燕(タイピーエン) 春雨・野菜・海鮮の中華風スープ 福建省からの中国人が持ち込んだ料理が熊本で独自発展した郷土食
大分 とり天 鶏肉の天ぷら(醤油ベースのタレ漬け) 大分のソウルフード。とんかつより先に大分で普及した揚げ鶏肉料理
大分 りゅうきゅう 魚(アジ・サバ等)のごまだれ漬け 大分の漁師料理。ゴマ醤油で漬けた魚をご飯に乗せて食べる
大分 麦飯とろろ 麦ご飯に山芋のとろろをかけた料理 農村地帯に根付いたシンプルな農家料理。健康食として現代も人気
大分 城下かれい 日出(ひじ)沖で取れる平目・かれいの薄造り 日出城の城下の水が湧く「城下」と呼ばれる漁場で育つブランド魚
宮崎 チキン南蛮 揚げた鶏肉を甘酢ダレに漬けタルタルソースをかける 延岡市の洋食店で昭和30年代ごろ生まれ、直ちゃんやおぐらが広めたとされる。発祥は諸説あり
宮崎 冷汁 きゅうり・豆腐等を味噌・すり身で仕上げた冷たい汁 暑い宮崎で農作業の合間に冷たい汁でご飯を食べた農家の料理
宮崎 地鶏の炭火焼き 宮崎地鶏を炭火で焼いた料理 宮崎は地鶏の産地。コリコリした食感と旨みが特徴の定番料理
宮崎 肉巻きおにぎり 豚肉で巻いたおにぎりの焼き物 宮崎発祥とされるご当地料理。甘辛いタレが人気
鹿児島 薩摩汁 豚肉・根野菜の味噌汁 薩摩藩の武家料理。豚肉を食べる文化が古くからある薩摩の定番汁物
鹿児島 黒豚のしゃぶしゃぶ 薩摩黒豚(バークシャー種)の薄切り鍋 鹿児島は日本最大の黒豚産地。コクと甘みが特徴の最高級豚肉
鹿児島 さつまあげ(揚げかまぼこ) 魚のすり身を揚げた加工食品 琉球からの影響とも言われる。「つけあげ」とも呼ぶ鹿児島の日常食
鹿児島 鶏飯(けいはん) 鶏スープをご飯にかけて薬味を添える奄美の料理 奄美大島発祥。鹿児島本土と別系統の食文化を持つ奄美の郷土料理
沖縄 ゴーヤーチャンプルー ゴーヤ・豆腐・豚肉・卵の炒め物 「チャンプルー」はマレー語「混ぜる」が語源との説。沖縄の定番家庭料理
沖縄 ラフテー 豚の角煮(泡盛・醤油で長時間煮込む) 琉球王朝時代の中国との交流から生まれた宮廷料理が庶民化
沖縄 ソーキそば 豚スペアリブ(ソーキ)を乗せた沖縄そば 沖縄そばは小麦100%で作られた麺に豚骨・かつおの合わせだし
沖縄 ミミガー 豚耳の酢みそ和え・和え物 豚を「鳴き声以外はすべて食べる」沖縄の食文化を象徴する料理
沖縄 豆腐よう 豆腐を泡盛と紅麹で長期発酵させた珍味 中国の腐乳(ふにゅう)が琉球に伝わり独自発展した発酵食品
スポンサーリンク

豆知識|郷土料理にまつわる面白い話

農山漁村の郷土料理百選とは

農林水産省が2007年に選定した「農山漁村の郷土料理百選」は、国民に広く支持される郷土料理として99品目を認定したものです(「百選」を謳いながら99品に留めたのは、「最後の1品は各自が選んでほしい」という意図から)。いかめし・きりたんぽ・ほうとう・治部煮・出雲そば・讃岐うどん・かつおのたたき・ゴーヤーチャンプルーなどが選ばれており、各地の食文化の多様さを示しています。

内陸の知恵と発酵食品

海から遠い内陸県では、魚介類を保存するための発酵食品が多く生まれました。福島の「イカニンジン」「棒鱈」、石川の「ふぐの子糠漬け」、滋賀の「ふなずし」、福井の「鯖のへしこ」などはその代表例です。滋賀のふなずしは日本最古の寿司料理の一つとも言われ、現代の握り寿司へとつながる食文化の源流を持ちます。発酵食品の詳しい仕組みは世界の発酵食品50選もあわせてご覧ください。

行事食と季節の食文化

郷土料理の多くは特定の行事や季節と結びついています。秋田の「きりたんぽ鍋」は秋の稲刈り後の季節食、宮城・山形の「芋煮」は秋の河原での行事食、香川の「あんもち雑煮」は正月限定、沖縄のゴーヤーチャンプルーは夏の定番と、日本の食文化は季節の恵みとともに発展してきました。全国のご当地B級グルメ一覧では、より庶民的な名物料理もまとめています。

スポンサーリンク

まとめ

今回は47都道府県の郷土料理・名物料理を地域別に185品まとめました。各地の食文化は気候・地形・歴史が深く絡み合い、同じ「汁物」でも北海道の石狩鍋と沖縄のソーキそばでは全く異なる文化が反映されています。次の旅行先の予習や、各地の食文化への興味のきっかけとして活用してみてください。

一緒に読まれている人気記事

スポンサーリンク

X でフォローしよう!

おすすめの記事