月の神(月神)一覧|世界神話を横断する80柱の月神まとめ

夜空に輝く月は、人類が文明を持つはるか以前から崇拝の対象でした。潮の満ち引き、農耕の暦、女性の体の周期——月は人々の生活と深く結びつき、世界中の神話に無数の月の神(月神)を生み出しました。

本記事では、ギリシャ・ローマ・日本・中国・インド・メソポタミア・エジプト・北欧・ケルト・アステカ・ポリネシアなど世界各地の神話から80柱の月神を地域別に一覧でまとめています。著名な月神から、あまり知られていないマイナーな月の神まで網羅しました。月の名前や言語については「月の呼び名115種完全一覧」もあわせてご覧ください。

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ギリシャ・ローマ神話の月神(6柱)

ギリシャとローマは月の異なる側面に対応する複数の神を持ちます。「月の光」「月の狩猟者」「月の魔術師」といった形で月の神性が分担されているのが特徴です。

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神名 原語名 神話圏 主な役割・特徴
セレネ Selene ギリシャ 月の化身そのものとされる女神。2頭の白馬が引く月の戦車で夜空を駆ける。眠る美青年エンデュミオンに永遠の愛を捧げた神話で有名
アルテミス Artemis ギリシャ 狩猟・処女・月の女神。アポロンの双子の妹。三日月の弓を象徴に持ち、後代にセレネと同一視されるようになった
ヘカテ Hecate ギリシャ 月・魔術・交差路の女神。三面(または三体)の姿で描かれ、冥界との関わりも深い
ルナ Luna ローマ 月の女神(セレネのローマ対応)。月曜日(Monday)の語源でもある
ディアナ Diana ローマ 月・狩猟の女神(アルテミスのローマ対応)。処女神かつ弓の名手
トリウィア Trivia ローマ 三叉路・月の女神(ヘカテのローマ対応)。「三つの道」を意味する名を持つ

日本・東アジアの月神(7柱)

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神名 原語・別名 地域 主な役割・特徴
ツクヨミ(月読命) Tsukuyomi-no-Mikoto 日本神話 三貴神の一柱。保食神を斬ったため、アマテラスとの仲が割れ昼夜が分かれたとされる。記紀での記述が少なく謎多き神
嫦娥(じょうが) Cháng'é 中国神話 不老不死の薬を飲んで月宮殿に昇った女神。玉兔(月のウサギ)と桂の木とともに住む
太陰星君 Taiyin Xingjun 中国道教 月を管轄する道教の神格。陰の気を司り、月の運行を管理する
月老(げつろう) Yuèlǎo 中国神話 「月下老人」とも。赤い糸で縁を結ぶ縁結びの神。月の光の下で人々の縁を定める
吳剛(ごごう) Wú Gāng 中国神話 月宮殿で永遠に桂の木を切り続ける罰を受けた神仙。切っても切っても翌朝には元に戻る
ダルニム 달님(Dalnim) 韓国 해님달님(太陽と月の物語)の月の神格。虎に追われた兄弟が天に昇り、妹が月になったとされる
ハン・ガ Hằng Nga ベトナム 嫦娥のベトナム語名。月の女神として中秋節(テトチュンドー)に供え物が捧げられる
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インド・ヒンドゥー教・仏教の月神(3柱)

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神名 サンスクリット名 地域 主な役割・特徴
チャンドラ Chandra ヒンドゥー教 月の神(男神)。27人の妻(ナクシャトラ=月宿)を持ち、白い馬車または白い象で夜空を駆ける
ソーマ Soma ヴェーダ/ヒンドゥー 月・聖典・植物の神。神々が飲む聖なる飲み物「ソーマ」の化身でもあり、チャンドラと同一視される
月光菩薩 Candraprabha 仏教 月の光を象徴する菩薩。薬師如来の脇侍として日光菩薩と対をなす。密教でも重要な尊格

メソポタミア・中東の月神(16柱)

古代オリエントでは月神は最重要の神格の一つでした。月の満ち欠けが暦を定め、農耕・牧畜・祭祀の基盤となっていました。

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神名 原語名 文明・地域 主な役割・特徴
ナンナ Nanna シュメール 月の神。古代ウル市の守護神。エンリルの息子で、牛の角(三日月)を象徴に持つ
シン(スィン) Sîn バビロニア・アッカド ナンナのアッカド語名。知恵と暦を守護し、ハラン(現トルコ)に主神殿がある
アシンバベル Asimbabbar シュメール 満月時のナンナの称号。「光り輝くもの」を意味し、月が満ちた状態を神格化した名前
ニンガル Ningal シュメール 月神ナンナの妻。「偉大な女主人」を意味し、葦の茂みと関連する女神
ヤリフ Yarikh ウガリット(カナン) 月の神。果樹園の女神ニカルへの求愛の詩が楔形文字で残っており、神話文学の珍しい資料
ニカル Nikkal ウガリット(カナン) 月神ヤリフの妻。果樹園・果実を司る女神。「偉大な貴婦人」の意味
アスタルテ Astarte フェニキア・カナン 愛・戦争の女神。月との関連も指摘される(一説)。ギリシャのアフロディテと同一視された
アルマクフ Almaqah 古代南アラビア(サバ王国) サバ王国の主神かつ月神。イエメンのマリブ遺跡に神殿が残る
ワッド Wadd 古代北アラビア(マイン王国) 友情と月の神。名前は「愛・友情」を意味し、蛇とともに描かれる
フバル Hubal アラビア(前イスラム期) メッカのカアバに置かれた月神の偶像。前イスラム時代のアラビア半島で広く崇拝された
カシュク Kasku ヒッタイト(後期) ヒッタイト神話の月神。太陽神の父(一説)として重要な位置を占める
アルマ Arma ヒッタイト(古期) ヒッタイトの古い月神。後代のカシュクの前身にあたる月の神格
クシュフ Kušuh フルリ(古代アナトリア) フルリ人の月神。ヒッタイト神話にも組み込まれ、両文化で崇拝された
アグリボル Aglibol パルミラ(シリア) パルミラ(シルクロードのオアシス都市)の月神。太陽神マラクベルと組み合わせて信仰された
ナピル Napir エラム(古代イラン南西部) エラム人の月神。「輝くもの」を意味し、エラムの神殿都市スサで崇拝された
メン Mên フリュギア(古代アナトリア) 月神(男神)。ライオンやウシと組み合わされた姿で表現されることがある
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エジプト神話の月神(3柱)

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神名 原語名 役割・特徴
コンス Khonsu 月の神で時間の守護者。テーベ三柱神(アメン・ムット・コンス)の一柱。若き王子の姿で描かれ、病を治す癒しの神でもある
トト Thoth 月・知恵・書記の神。イビス(トキ)の頭を持ち、暦と文字の発明者。神々の裁判で記録係を担う
イアフ Iah 古代エジプトの月神。月そのものを直接神格化した形態。後にコンスやトトに吸収されていった

北欧・ゲルマン神話の月神(4柱)

北欧神話では月は「太陽の兄弟」として語られます。月が男神(マーニ)であるのは、日本のツクヨミと共通しています。

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神名 原語名 役割・特徴
マーニ Máni 月の神(男神)。2頭の馬が引く月の馬車の御者。狼ハティに追いかけられながら夜空を駆け続け、世界の終わり(ラグナロク)に飲み込まれると予言されている
ビル Bil マーニが月に連れ去った少女。月の満ち欠けと連動して変化するとされる。「ジャックとジル(Jack and Jill)」の原型という説がある
ヒュウキ Hjúki ビルの兄弟。月に住む子どもたちとして月の神話に登場し、兄弟でバケツを運ぶ姿が伝わる
ノット Nótt 夜の擬人化女神。名前は「夜」を意味し、月と密接に関連する夜の神格として位置づけられる
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ケルト・スラヴ・バルト・フィンランド神話の月神(10柱)

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神名 原語名 地域 主な役割・特徴
アリアンロッド Arianrhod ウェールズ/ケルト 月・星の女神。名前は「銀の円盤」を意味し、北極星の位置に城(コード・アリアンロッド)があるという
ケリドウェン Cerridwen ウェールズ/ケルト 月・魔法・変容の女神。知識の霊薬を醸造する大釜を持ち、変容と死・再生を司る
ケイリャッハ Cailleach スコットランド/ケルト 冬の老婆神。スコットランドの山々を造ったとされる創造神的側面と月の女神的側面を持つ
リアノン Rhiannon ウェールズ/ケルト 白馬に乗る女神。月の女神の側面を持つという説がある(一説)。不当な罪を担わされる受難の神話で知られる
ミエシアツ Mesiąc スラヴ 月の神(男神)。スラヴ神話で月そのものを神格化した存在。太陽神と結婚・離婚したという伝承がある
メネス Mēness ラトビア 月の神(男神)。天の王ディエヴスの宮廷に仕え、農耕の暦と夜の旅人を守護する
メヌリス Menulis リトアニア 月の神(男神)。太陽女神サウレとの結婚・不倫・離婚を巡る叙事詩的神話が伝わる
クー Kuu フィンランド 月の神格(「クー」はフィンランド語で月の意)。フィンランドの叙事詩カレワラでも重要な役割を果たす
クータル Kuutar フィンランド/カレリア 月の乙女。カレワラの詩に登場し、月の上で機を織る美しい乙女として描かれる
ロスナ Losna エトルリア(古代イタリア) 月の女神。エトルリア文字で「ロスナ」と記された月神の彫刻・碑文が現存する

中央アジア・コーカサス・イランの月神(6柱)

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神名 原語名 地域 主な役割・特徴
マフ Māh イラン(ゾロアスター教) 月の神(「マフ」はペルシャ語で月の意)。月の週(マフ・ヤシュト)で讃えられる神格
アイ・テングリ Ay Tengri テュルク・モンゴル 月天神。「アイ」はテュルク語族で月を意味し、中央アジア一帯で広く信仰された
サラン Saran モンゴル 月の女神(「サラン」はモンゴル語で月の意)。夜と月の守護神として伝わる
ダワ Dawa チベット 月の神格(「ダワ」はチベット語で月・暦の意)。チベット仏教の暦神として月の周期を管理する
ルシン Lusin アルメニア 月の女神(「ルシン」はアルメニア語で月の意)。アルメニア古代神話に伝わる月の神格
ハネ Hëna アルバニア 月の女神(「ハネ」はアルバニア語で月の意)。古代アルバニア信仰に伝わる月の女神
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アステカ・マヤ・インカ神話の月神(8柱)

中南米先住民の神話では、月は太陽との対比で語られることが多く、月神の神話には「なぜ月は太陽より暗いか」という問いへの答えが込められています。

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神名 原語名 神話圏 主な役割・特徴
テクシステカトル Tecuciztecatl アステカ 月の神。自ら進んで太陽になろうとしたが恐れをなし、他の神が太陽になった。その結果、弱い月になったとされる
コヨルシャウキ Coyolxauhqui アステカ 月の女神。「黄金の鈴を頬につけた者」を意味する。テノチティトランの大神殿(テンプロ・マヨール)の石板に巨大な円形レリーフが現存
メツトリ Metztli アステカ 月の神格(「メツトリ」はナワトル語で月の意)。一説ではテクシステカトルの別名とも
イシュチェル Ixchel マヤ 月・医療・出産・農業の女神。老婆の姿で蛇を抱く。コスメル島に主神殿があり、マヤの女性に特に崇拝された
イシュ・チェベル・ヤシュ Ix Chebel Yax マヤ 虹・月の女神。布織りの技術の守護神として女性の間で信仰された
イシュキク Xquic マヤ(ポポル・ヴフ) 「血の月の乙女」。冥界シバルバーの支配者の娘で、英雄双子の母。月の起源に関わる神格
イシュバランケ Ixbalamqué マヤ(ポポル・ヴフ) 英雄双子の弟。兄フナフプーが太陽になったのと対で、月の化身とも解釈される
ママ・キラ Mama Quilla インカ 月の女神。「母なる月」を意味し、金の涙を流すとされた。女性と月の暦の守護者でインカ皇帝の妻の守護神

北米先住民の月神(4柱)

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神名 英語名 民族・地域 主な役割・特徴
ツォホノアイ Tsohanoai ナバホ族(米南西部) 月の神。月の担い手として夜空を歩く。太陽神と対をなす存在で、戦士神の父とされる
ヨルカイ・エスツァン Yolkai Estsan ナバホ族 「白貝の女」。月の女神的側面を持ち、妹のチェンジング・ウーマン(変化の女神)とともに語られる
ナンダ Nunda チェロキー族(米南東部) 月そのものを神格化した存在。「太陽女神」ウナラヌヒと対をなし、昼と夜を分担する
グランドマザー・ムーン Grandmother Moon ホーデノショーニー(イロコイ連合) 月の祖母神。女性の力・月経・潮汐を司り、女性はとくに月の変化を深く感じ取れると伝える
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アフリカ・イヌイットの月神(5柱)

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神名 原語名 地域 主な役割・特徴
マウー Mawu 西アフリカ(フォン族/ダホメー) 月の女神。知恵・夜・東方を司り、太陽神リサとセットで宇宙を創造した双子神
グレテ Gleti 西アフリカ(ダホメー) 月の女神。マウーの娘ともされる、より新しい月の神格
コンバ Komba バガンダ族(ウガンダ) 月の神(男神)。死と復活の神話を持ち、月の満ち欠けはその死と再生を象徴するとされる
タニット Tanit カルタゴ/フェニキア カルタゴの守護女神。月の女神的側面を持つという説がある(一説)。新月と三日月を象徴に持つ
アニンガク Aningaaq グリーンランド・イヌイット 月の神(男神)。姉の太陽神(シキニク)に恋をして追いかけ続け、その追跡が昼と夜を生んだという神話が伝わる

ポリネシア・東南アジアの月神(8柱)

太平洋に広がるポリネシア文化圏では「ヒナ」という名の月の女神が共通して登場し、島ごとに少しずつ異なる物語を持ちます。

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神名 原語名 地域 主な役割・特徴
ヒナ Hina ポリネシア(広域) 月の女神。月の中でタパ布を打つ姿が共通のイメージ。英雄マウイの母・妻・姉妹など、島によって関係が異なる
シナ Sina サモア/トンガ ヒナの別形。月に住む美しい女性で、月の斑点(模様)はシナが月から落ちた跡だという伝説がある
アヴァテア Avatea クック諸島 月の神(男神)。半身が魚という特異な姿で、光と月の支配者。先祖神としても崇拝される
マラマ Marama マオリ(ニュージーランド) 月の神格(「マラマ」はマオリ語で月・光の意)。時間と暦を司り、植物の生育を管理する
ロナ Rona マオリ 月に住む女性の神格。月のマメガイ(斑点模様)の起源とされ、月に引き上げられた人間が神格化した
マヒナ Mahina ハワイ 月の女神(「マヒナ」はハワイ語で月の意)。月の周期を司り、時間の流れを管理する女神
ブラン Bulan ビコール(フィリピン) 月の神(男神)。白く輝く皮膚を持ち、その美しさを妬む太陽神から逃れる神話が伝わる
デワ・ブラン Dewi Bulan インドネシア/マレー 月の女神(「ブラン」は月の意)。南方系神話に共通する月の女神で、夜の守護神

豆知識①:月神の性別は「男女ほぼ半々」

月は「女性的な天体」というイメージが強いですが、実際には男神も非常に多く、ほぼ半々です。

男神の月神:ツクヨミ(日本)、チャンドラ(インド)、ナンナ/シン(メソポタミア)、マーニ(北欧)、テクシステカトル(アステカ)、コンバ(ウガンダ)、アニンガク(イヌイット)、アヴァテア(ポリネシア)……

女神の月神:セレネ(ギリシャ)、嫦娥(中国)、ママ・キラ(インカ)、ヒナ(ポリネシア)、イシュチェル(マヤ)、マウー(西アフリカ)……

月の性別は文化によって様々で、農耕・水・繁殖との関連から女神とする文化と、夜の守護者・暦の管理者として男神とする文化に大きく分かれます。

豆知識②:「月に住む存在」は世界共通のモチーフ

月の表面の模様(クレーター)に何かの姿を見出すのは、人類に共通した認知です。しかし見えるものは文化によって異なります。

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地域 月に見える存在
日本・中国・韓国・アステカ ウサギ(餅をついている)
北欧・ゲルマン ビルとヒュウキという子どもたち(「ジャックとジル」の原型説)
ヨーロッパ全般 月の老人(The Man in the Moon)
ポリネシア/マオリ ロナという女性(月に引き上げられた)
ネイティブ・アメリカン(多数の部族) カエルや熊など動物

「月のウサギ」がアステカにも見られるのは、神話上でウサギが月に関わる逸話があるためで(テクシステカトルが月になる際に神がウサギを投げつけたとされる)、独立した発生と考えられています。

豆知識③:月神と「暦・知恵・時間」の深い関係

世界中の月神が暦・時間・知恵の守護者を兼ねるのは偶然ではありません。月の満ち欠け(約29.5日の周期)は最も観察しやすい天文周期であり、農耕・漁業・祭祀の基準として人類最初の「カレンダー」となりました。

  • エジプトのトト=文字・暦・知恵の発明者
  • バビロニアのシン=農耕暦と月の記録の守護者
  • 日本のツクヨミ=「月を読む(暦を読む)」がそのまま名前の意味
  • バルトのメネス=農作業の時期を農民に告げる
  • インドのソーマ=聖典とともに月を司る

「月を読む=時間を読む」という発想が世界共通だったことがわかります。

まとめ

世界80柱の月神を地域別に見てきました。月は農耕・漁業・時間計測・女性の身体周期と深く結びついているため、あらゆる文明で崇拝の対象となってきました。月神の性別が男女ほぼ半々である点、月神の多くが「暦・知恵・時間」の守護者を兼ねる点は、世界を超えた共通の特徴です。

世界の言語での「月」の呼び方は「世界各国語で「月」は何という?68言語の月の呼び方と語源まとめ」もあわせてどうぞ。月に関連することわざ・慣用句は「月のことわざ・四字熟語・慣用句33選」をご覧ください。

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