
「1/100の確率なのに100回引いても当たらなかった」「何回やれば90%の確率で当たるの?」——そんな疑問に答えるのがこのツールです。N分の1の確率がn回の試行で少なくとも1回起こる確率と、目標の確率に達するための必要回数を、ブラウザ内で瞬時に計算します。データを送信することはありません。
確率計算ツール
ツールの使い方
少なくとも1回当たる確率を見る
- 確率の分母(N)を入力する — 1/100の確率なら「100」、1/6(サイコロ)なら「6」を入力します
- 試行回数 n を入力する — 何回試すかを入力します(例:100)
- 結果を確認する — 「n回で少なくとも1回起こる確率」が自動で表示されます
目標の確率に達する必要回数を見る
- 確率の分母(N)を入力する — 同様にN分の1のNを入力します
- 目標の確率(%)を入力する — 達したい確率をパーセントで入力します(例:90)
- 結果を確認する — 「目標の確率に達する必要回数」が自動で表示されます
入力するたびにリアルタイムで計算が更新されます。
「少なくとも1回当たる確率」の計算式
N分の1の確率を、n回試したとき「少なくとも1回起こる確率」は次の式で求めます。
P = 1 − (1 − 1/N)ⁿ
計算のコツは余事象(逆の確率)を使うことです。「少なくとも1回起こる」の逆は「1回も起こらない」。1回の試行で起こらない確率は (1−1/N)、それがn回続く確率は (1−1/N)ⁿ です。1からそれを引けば求まります。
少なくとも1回当たる確率の具体例
← 横にスクロールできます →
| 確率 | 試行回数 | 少なくとも1回の確率 |
|---|---|---|
| 1/2(コイン表) | 1回 | 50.0% |
| 1/6(サイコロの1) | 6回 | 66.5% |
| 1/100 | 100回 | 63.4% |
| 1/100 | 200回 | 86.6% |
| 1/100 | 300回 | 95.1% |
「1/100を100回試せば必ず当たる」は間違いで、実際は約63%の確率しかありません。残り約37%の人は100回試しても1回も当たらない計算になります。
「必要回数」の計算式
目標の確率に達するのに最低何回必要かは、次の式で求めます。
n = ⌈ log(1 − 目標確率) ÷ log(1 − 1/N) ⌉
⌈ ⌉は切り上げ(天井関数)を表します。目標確率を達成するのに「最低でもこれだけ必要」な回数です。
必要回数の具体例
← 横にスクロールできます →
| 確率 | 目標確率 | 必要回数 |
|---|---|---|
| 1/6(サイコロ) | 50% | 4回 |
| 1/6(サイコロ) | 90% | 13回 |
| 1/100 | 50% | 69回 |
| 1/100 | 90% | 230回 |
| 1/100 | 99% | 459回 |
「1/100で90%以上の確率で当てるには230回必要」というように、直感よりはるかに多い試行回数が必要なことがわかります。
独立試行とギャンブラーの誤謬
このツールが扱う確率は、すべて独立試行(各回の結果が互いに影響しない試行)を前提にしています。
⚠️ 重要:前回の結果は、次回の確率に一切影響しません。
「99回外れたから、次は当たりやすいはず」と感じるのはギャンブラーの誤謬と呼ばれる認知バイアスです。100回目の試行もやはり1/100の確率のまま変わりません。サイコロで1が出なかった次の目も、コインを投げて表が出なかった次の目も、確率は変わりません。
「これまでの外れが蓄積して次は当たりやすくなる」という感覚は人間が本能的に持ちやすいものですが、統計的には正しくありません。
このツールは確率の学習・理解を目的としており、当たりやすい方法・期待値・損得を示すものではありません。
よくある質問
Q. 1/100の確率を100回試せば必ず当たりますか?
当たりません。100回試して少なくとも1回当たる確率は約63.4%です。残り約36.6%の人は100回試しても1回も当たりません。「N回試せばN分の1は必ず当たる」という考え方は数学的に誤りです。
Q. 1/100で99%の確率で当てるには何回必要ですか?
459回必要です(このツールで「分母=100、目標=99」と入力して確認できます)。
Q. 確率3%(1/33)の場合、分母は何を入力すればいいですか?
分母は小数でも入力できます。3%は1/33.3ですので、33または33.3を入力してください。整数に丸めた場合と正確な小数を使った場合で、結果に若干の差が出ます。
Q. 計算データはどこかに送信されますか?
いいえ。このツールはすべてブラウザ内で計算を行います。入力データをサーバーに送信することはありません。
まとめ
確率の「少なくとも1回当たる確率」と「必要回数」は、余事象を使った計算式で正確に求められます。直感に反して、1/Nの確率をN回試しても当たる保証はなく(約63%の確率)、高確率で当てるにはN回よりずっと多くの試行が必要です。また、各試行は独立しているため、前回外れた事実が次回の確率を変えることはありません。このツールが確率の理解に役立てば幸いです。