花粉の種類一覧|スギ・ヒノキから秋花粉まで27種の飛散時期まとめ

スギ・ヒノキだけじゃない——花粉は春だけでなく、冬の終わりから初冬にかけてほぼ1年中飛んでいます。アレルギーの原因となる花粉植物は日本国内だけでも数十種にのぼり、季節や地域によって主役が入れ替わります。この記事では、主要な花粉を「春・夏・秋」の季節別テーブルで27種まとめました。飛散時期・主な地域・特徴を一覧で確認できます。

⚠️ この記事は花粉の種類と飛散時期の情報提供が目的です。症状・治療・薬については扱いません。花粉症の症状がある場合は医療機関にご相談ください。

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花粉の季節カレンダー(月別早見)

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主な飛散花粉
1月 ハンノキ・スギ(九州の早い年)
2月 スギ・ハンノキ
3月 スギ(ピーク)・ヒノキ・ヤナギ・ポプラ
4月 ヒノキ(ピーク)・シラカバ・コナラ・クヌギ・ケヤキ・クワ・ブナ・イチョウ
5月 ヒノキ(後半)・カモガヤ・ハルガヤ・オリーブ・コナラ
6月 カモガヤ・オオアワガエリ・ネズミホソムギ・シラカバ(後半)
7月 カモガヤ・オオアワガエリ・コヌカグサ
8月 イネ・ブタクサ・ヨモギ・カナムグラ
9月 ブタクサ(ピーク)・ヨモギ(ピーク)・カナムグラ(ピーク)・イネ
10月 ブタクサ・ヨモギ・カナムグラ・ギシギシ
11月 花粉は少なくなるが、カナムグラなど飛散継続の種もある
12月 ほぼ終息。ハンノキが早い年は年末から

春の花粉一覧(樹木系・1〜6月)

春の花粉は主に樹木由来で、花粉症患者数が最も多い季節です。スギとヒノキは日本で最も患者数が多い花粉症の原因で、それ以外にも多くの樹木が花粉を飛散させます。

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植物名(読み) 飛散時期(例年) 主な地域 特徴
スギ(すぎ) 2月〜4月(九州は1月下旬) 全国(北海道を除く) 日本最大の花粉症原因。植林面積が広いため飛散量が多い
ヒノキ(ひのき) 3月〜6月(4月ピーク) 全国(北海道を除く) スギに続く主要花粉。スギとの交差反応あり
ハンノキ(はんのき) 1月〜4月(1〜3月ピーク) 全国(水辺・湿地に多い) 年内最初に飛散する花粉の一つ。カバノキ科
シラカバ(しらかば) 4月〜6月 北海道・東北・標高の高い地域 北海道ではスギ並みの患者数。カバノキ科・果物花粉症との交差反応
コナラ(こなら) 3月〜5月 関東・東海以西の山地 ブナ科の代表種。里山に多い
クヌギ(くぬぎ) 3月〜5月 関東・東海・近畿・中国地方 コナラと同時期に飛散。どんぐりがなる木
ケヤキ(けやき) 4月〜5月 全国(都市部の街路樹) 都市部の並木として多い。飛散量はやや少なめ
クワ(くわ) 4月〜6月 全国 桑の葉を食べる蚕の木として有名。花粉は細かい
ブナ(ぶな) 4月〜5月 東北・北陸・近畿の山地帯 落葉広葉樹林の主要種。ブナ科
イチョウ(いちょう) 4月〜5月 全国(街路樹) 雄株のみ花粉を出す。ニオイと花粉が混同されることも
ヤナギ類(やなぎ) 3月〜4月 全国(河川・湖畔) ネコヤナギなど複数種あり。水辺に自生
ポプラ(ぽぷら) 3月〜5月 北海道・東北・公園 ポプラ並木の綿毛は種子(花粉は別)
オリーブ(おりーぶ) 5月〜6月 瀬戸内・九州・沿岸地域 栽培が広がり患者が増加傾向。南欧が原産
スズカケノキ(すずかけのき) 4月〜5月 都市部の街路樹 プラタナスとも。都市部の並木として各地に植栽
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夏の花粉一覧(イネ科中心・5〜9月)

夏場の花粉は主にイネ科植物(草本)由来です。公園・河川敷・農地の周辺で飛散量が増えます。春よりも認知度が低いため「なぜ夏に症状が出るのか」と気づかないケースも多い季節です。

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植物名(読み) 飛散時期(例年) 主な地域 特徴
カモガヤ(かもがや) 5月〜9月(6〜7月ピーク) 全国(河川敷・牧草地) イネ科で最も患者数が多い。英名オーチャードグラス
オオアワガエリ(おおあわがえり) 6月〜8月 全国(牧草地・北海道で多い) チモシーとも呼ばれる。牧草・芝生に多い
ハルガヤ(はるがや) 4月〜6月 全国(道端・草地) イネ科の中では早めに飛散。甘い香りが特徴
ネズミホソムギ(ねずみほそむぎ) 4月〜9月 全国(都市部の道端・公園) 英名ペレニアルライグラス。都市緑地に多い
コヌカグサ(こぬかぐさ) 6月〜9月 全国(湿地・水辺) 英名レッドトップ。飛散期間が長い
イネ(いね) 8月〜9月 稲作地帯(主に東日本・西日本の平野) 稲穂の出る時期に一致。農村部で患者が出やすい

秋の花粉一覧(草本・8〜11月)

「秋なのに花粉症みたいな症状が出る」ときは、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラが主な原因です。これらは風媒花(花粉を風で運ぶ)で、スギ・ヒノキとは異なる植物群です。

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植物名(読み) 飛散時期(例年) 主な地域 特徴
ブタクサ(ぶたくさ) 8月〜10月(9月ピーク) 全国(河川敷・空き地) 秋花粉の代表格。北米原産の帰化植物。キク科
オオブタクサ(おおぶたくさ) 8月〜10月 関東・中部・近畿の河川敷 ブタクサより大型。飛散量が多く症状が重い傾向
ヨモギ(よもぎ) 8月〜11月(9〜10月ピーク) 全国(道端・土手) よく見る野草。ブタクサと同時期に飛散。キク科
カナムグラ(かなむぐら) 8月〜11月(9〜10月ピーク) 全国(河川敷・空き地) つる性植物。都市近郊の空き地で激増。アサ科
ギシギシ・スカンポ(ぎしぎし) 8月〜10月 全国(道端・湿地) タデ科の多年草。知名度は低いが一定の花粉量あり
セイタカアワダチソウ(せいたかあわだちそう) 9月〜11月 全国(空き地・河川敷) 虫媒花のため花粉は風でほとんど飛ばない。秋の症状の本当の原因はブタクサ・カナムグラが多い
イタドリ(いたどり) 7月〜9月 全国(山地・道端) タデ科の多年草。茎を食べる地域もある。飛散量は少なめ
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地域別:主な花粉の違い

日本は南北に長く、花粉の飛散量・種類・時期に地域差があります。

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地域 最も注意が必要な花粉 特徴
北海道 シラカバ・ハンノキ・カモガヤ スギ・ヒノキが少なく、シラカバが最大の花粉源
東北 スギ・ハンノキ・シラカバ スギが主体だが標高が高い地域ではシラカバも多い
関東・甲信越 スギ・ヒノキ・ブタクサ・カナムグラ スギ人工林が多く日本最大の飛散量地域のひとつ
東海・北陸 スギ・ヒノキ・カモガヤ 5月以降はイネ科の飛散が長期に続く
近畿・中国 スギ・ヒノキ・コナラ・ヨモギ 秋は山間部でヨモギが多め
四国・九州 スギ・ヒノキ・オリーブ スギの飛散が全国最速(1月から)。オリーブ栽培地では春後半に注意
沖縄 スギ・ヒノキが少ない・リュウキュウマツ・島固有種 本土と花粉構成が大きく異なる

スギ花粉が多い年・少ない年の見分け方

スギ花粉の飛散量は前年夏の気象条件に大きく左右されます。

  • 飛散量が多い年:前年夏(6〜8月)が高温・日照時間が長かった年
  • 飛散量が少ない年:前年夏が冷夏・梅雨が長かった年

環境省や気象会社は毎年12月ごろに翌年の予測飛散量を発表します。年ごとの最新予測は環境省「花粉観測システム(はなこさん)」などの公式情報を確認してください。なお、スギ・ヒノキの飛散シーズンは桜の見ごろの時期とも重なります。

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まとめ

花粉は春のスギ・ヒノキだけでなく、冬から秋にかけて27種の植物が時期をずらして飛散しています。地域によって主役となる花粉が大きく異なるのも特徴です。秋に花粉症のような症状が出る場合は、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラが原因の可能性が高く、よく誤解されるセイタカアワダチソウは実際には虫媒花でほとんど飛散しません。症状がある場合は、医療機関でアレルゲン検査を受けることをおすすめします。

腕試しクイズ(全5問)

この記事のまとめとして、花粉の種類クイズに挑戦してみましょう。

腕試しクイズ(全5問)|花粉の種類
全5問。「採点する」で正解数と解説が表示されます。
第1問 スギ花粉の飛散ピークはいつですか?

第2問 北海道でスギ・ヒノキの代わりに最も注意が必要な樹木花粉はどれですか?

第3問 秋花粉の代表格で、北米原産の帰化植物はどれですか?

第4問 セイタカアワダチソウの花粉について正しい説明はどれですか?

第5問 カモガヤが属する植物の科はどれですか?

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