難読地名一覧|日本全国47都道府県の読めない地名249選
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「長万部」「行方」「廿日市」——漢字を見ても読めない地名が日本全国には無数に存在します。この記事では、47都道府県の難読地名を249件まとめました。北海道のアイヌ語由来地名、沖縄の琉球語由来地名など、成り立ちもさまざまです。都道府県別テーブルで読み方を確認できます。観光・旅行前の予習にも、雑学のネタとしても活用ください。

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全国 難読地名一覧(地方・都道府県別)

北海道の難読地名(22件)

北海道はアイヌ語の音に漢字を当てた地名が多く、難読地名の宝庫です。「〇〇別(べつ)」はアイヌ語「ペッ(川)」、「〇〇内(ない)」は「ナイ(沢)」、「〇〇幌(ぽろ)」は「ポロ(大きい)」に由来します。

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地名 読み 都道府県
長万部 おしゃまんべ 北海道
留辺蘂 るべしべ 北海道
音威子府 おといねっぷ 北海道
妹背牛 もせうし 北海道
神恵内 かもえない 北海道
積丹 しゃこたん 北海道
増毛 ましけ 北海道
留寿都 るすつ 北海道
比布 ぴっぷ 北海道
雨竜 うりゅう 北海道
厚沢部 あっさぶ 北海道
余市 よいち 北海道
初山別 しょさんべつ 北海道
猿払 さるふつ 北海道
訓子府 くんねっぷ 北海道
足寄 あしょろ 北海道
斜里 しゃり 北海道
羅臼 らうす 北海道
更別 さらべつ 北海道
安平 あびら 北海道
占冠 しむかっぷ 北海道
幌延 ほろのべ 北海道

東北地方の難読地名(34件)

青森・岩手の「○○戸」は、古語で「〇〇方向の土地」を意味する「へ」の読み方が残った地名群です。七戸・六戸・二戸・一戸など、「戸」を「へ」と読む例が東北に集中しています。

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地名 読み 都道府県
大鰐 おおわに 青森県
五所川原 ごしょがわら 青森県
七戸 しちのへ 青森県
六戸 ろくのへ 青森県
東通 ひがしどおり 青森県
外ヶ浜 そとがはま 青森県
中泊 なかどまり 青森県
九戸 くのへ 岩手県
二戸 にのへ 岩手県
一戸 いちのへ 岩手県
葛巻 くずまき 岩手県
遠野 とおの 岩手県
宮古 みやこ 岩手県
江刺 えさし 岩手県
登米 とめ 宮城県
女川 おながわ 宮城県
涌谷 わくや 宮城県
気仙沼 けせんぬま 宮城県
加美 かみ 宮城県
象潟 きさかた 秋田県
上小阿仁 かみこあに 秋田県
五城目 ごじょうめ 秋田県
八郎潟 はちろうがた 秋田県
藤里 ふじさと 秋田県
最上 もがみ 山形県
河北 かほく 山形県
東根 ひがしね 山形県
大石田 おおいしだ 山形県
尾花沢 おばなざわ 山形県
楢葉 ならは 福島県
鮫川 さめがわ 福島県
矢吹 やぶき 福島県
玉川 たまかわ 福島県
浪江 なみえ 福島県

関東地方の難読地名(34件)

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地名 読み 都道府県
行方 なめがた 茨城県
稲敷 いなしき 茨城県
潮来 いたこ 茨城県
常総 じょうそう 茨城県
坂東 ばんどう 茨城県
桜川 さくらがわ 茨城県
那須烏山 なすからすやま 栃木県
塩谷 しおや 栃木県
真岡 もおか 栃木県
矢板 やいた 栃木県
嬬恋 つまごい 群馬県
吾妻 あがつま 群馬県
甘楽 かんら 群馬県
榛東 しんとう 群馬県
越生 おごせ 埼玉県
嵐山 らんざん 埼玉県
比企 ひき 埼玉県
小鹿野 おがの 埼玉県
熊谷 くまがや 埼玉県
匝瑳 そうさ 千葉県
夷隅 いすみ 千葉県
八街 やちまた 千葉県
大多喜 おおたき 千葉県
鴨川 かもがわ 千葉県
福生 ふっさ 東京都
狛江 こまえ 東京都
調布 ちょうふ 東京都
檜原 ひのはら 東京都
瑞穂 みずほ 東京都
秦野 はだの 神奈川県
海老名 えびな 神奈川県
逗子 ずし 神奈川県
二宮 にのみや 神奈川県
綾瀬 あやせ 神奈川県

中部地方の難読地名(42件)

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地名 読み 都道府県
弥彦 やひこ 新潟県
粟島浦 あわしまうら 新潟県
出雲崎 いずもざき 新潟県
魚沼 うおぬま 新潟県
射水 いみず 富山県
砺波 となみ 富山県
入善 にゅうぜん 富山県
氷見 ひみ 富山県
珠洲 すず 石川県
羽咋 はくい 石川県
七尾 ななお 石川県
能登 のと 石川県
小浜 おばま 福井県
若狭 わかさ 福井県
敦賀 つるが 福井県
越前 えちぜん 福井県
都留 つる 山梨県
大月 おつき 山梨県
上野原 うえのはら 山梨県
東御 とうみ 長野県
塩尻 しおじり 長野県
諏訪 すわ 長野県
喬木 たかぎ 長野県
下諏訪 しもすわ 長野県
根羽 ねば 長野県
各務原 かかみがはら 岐阜県
郡上 ぐじょう 岐阜県
揖斐川 いびがわ 岐阜県
安八 あんぱち 岐阜県
本巣 もとす 岐阜県
恵那 えな 岐阜県
白川 しらかわ 岐阜県
焼津 やいづ 静岡県
御前崎 おまえざき 静岡県
牧之原 まきのはら 静岡県
袋井 ふくろい 静岡県
蒲郡 がまごおり 愛知県
弥富 やとみ 愛知県
設楽 したら 愛知県
新城 しんしろ 愛知県
知多 ちた 愛知県
大府 おおぶ 愛知県

近畿地方の難読地名(36件)

京都府の「八幡(やわた)」は、全国的に「はちまん」と読むのが一般的ですが、京都府八幡市は「やわた」が正式読み。同様に、大阪の「交野(かたの)」「羽曳野(はびきの)」なども初見では読み解けません。

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地名 読み 都道府県
尾鷲 おわせ 三重県
度会 わたらい 三重県
熊野 くまの 三重県
志摩 しま 三重県
伊賀 いが 三重県
甲賀 こうか 滋賀県
野洲 やす 滋賀県
栗東 りっとう 滋賀県
甲良 こうら 滋賀県
愛荘 えしょう 滋賀県
八幡 やわた 京都府
向日 むこう 京都府
木津川 きづがわ 京都府
与謝野 よさの 京都府
伊根 いね 京都府
箕面 みのお 大阪府
富田林 とんだばやし 大阪府
羽曳野 はびきの 大阪府
交野 かたの 大阪府
藤井寺 ふじいでら 大阪府
泉佐野 いずみさの 大阪府
阪南 はんなん 大阪府
丹波篠山 たんばささやま 兵庫県
猪名川 いながわ 兵庫県
神崎 かんざき 兵庫県
多可 たか 兵庫県
宍粟 しそう 兵庫県
朝来 あさご 兵庫県
野迫川 のせがわ 奈良県
十津川 とつかわ 奈良県
吉野 よしの 奈良県
天川 てんかわ 奈良県
御坊 ごぼう 和歌山県
有田 ありだ 和歌山県
日高 ひだか 和歌山県
東牟婁 ひがしむろ 和歌山県

中国・四国地方の難読地名(34件)

広島の「廿日市」は「廿」が「二十」を意味する旧字体。毎月20日に市が開かれたことが由来とされ、そのまま地名になりました。

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地名 読み 都道府県
智頭 ちず 鳥取県
伯耆 ほうき 鳥取県
日南 にちなん 鳥取県
若桜 わかさ 鳥取県
邑南 おおなん 島根県
飯南 いいなん 島根県
美郷 みさと 島根県
知夫 ちぶ 島根県
高梁 たかはし 岡山県
真庭 まにわ 岡山県
勝央 しょうおう 岡山県
美作 みまさか 岡山県
鏡野 かがみの 岡山県
廿日市 はつかいち 広島県
神石高原 じんせきこうげん 広島県
府中 ふちゅう 広島県
安芸太田 あきおおた 広島県
美祢 みね 山口県
阿武 あぶ 山口県
防府 ほうふ 山口県
周防大島 すおうおおしま 山口県
三好 みよし 徳島県
那賀 なか 徳島県
美波 みなみ 徳島県
観音寺 かんおんじ 香川県
三豊 みとよ 香川県
東かがわ ひがしかがわ 香川県
大洲 おおず 愛媛県
西予 せいよ 愛媛県
久万高原 くまこうげん 愛媛県
四万十 しまんと 高知県
香美 かみ 高知県
須崎 すさき 高知県
黒潮 くろしお 高知県

九州・沖縄地方の難読地名(47件)

沖縄は琉球語(うちなーぐち)に漢字を当てた地名が多く、難読地名の割合が全国で最も高い地域のひとつです。「今帰仁(なきじん)」「豊見城(とみぐすく)」「大宜味(おおぎみ)」など、漢字だけでは絶対に読めないものばかりです。

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地名 読み 都道府県
宗像 むなかた 福岡県
遠賀 おんが 福岡県
嘉麻 かま 福岡県
糟屋 かすや 福岡県
八女 やめ 福岡県
豊前 ぶぜん 福岡県
小城 おぎ 佐賀県
多久 たく 佐賀県
嬉野 うれしの 佐賀県
東彼杵 ひがしそのぎ 長崎県
西彼杵 にしそのぎ 長崎県
対馬 つしま 長崎県
壱岐 いき 長崎県
五島 ごとう 長崎県
天草 あまくさ 熊本県
上益城 かみましき 熊本県
球磨 くま 熊本県
芦北 あしきた 熊本県
阿蘇 あそ 熊本県
杵築 きつき 大分県
国東 くにさき 大分県
九重 ここのえ 大分県
竹田 たけた 大分県
宇佐 うさ 大分県
都城 みやこのじょう 宮崎県
諸塚 もろつか 宮崎県
椎葉 しいば 宮崎県
西都 さいと 宮崎県
日向 ひゅうが 宮崎県
志布志 しぶし 鹿児島県
阿久根 あくね 鹿児島県
日置 ひおき 鹿児島県
垂水 たるみず 鹿児島県
姶良 あいら 鹿児島県
出水 いずみ 鹿児島県
薩摩川内 さつませんだい 鹿児島県
読谷 よみたん 沖縄県
今帰仁 なきじん 沖縄県
豊見城 とみぐすく 沖縄県
大宜味 おおぎみ 沖縄県
恩納 おんな 沖縄県
北谷 ちゃたん 沖縄県
宜野湾 ぎのわん 沖縄県
嘉手納 かでな 沖縄県
与那原 よなばる 沖縄県
南城 なんじょう 沖縄県
糸満 いとまん 沖縄県
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難読地名が生まれる理由

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アイヌ語由来(北海道)

北海道に難読地名が多い最大の理由は、アイヌ語の発音に漢字を当てたためです。アイヌ語には文字がなく、日本人が音を聞いてそのまま漢字で記録しました。「長万部(おしゃまんべ)」「留辺蘂(るべしべ)」「音威子府(おといねっぷ)」など、標準的な漢字読みとは全く異なる読み方になります。

-ベツ(別・沢・部):アイヌ語「ペッ=川」
-ナイ(内):アイヌ語「ナイ=沢・小川」
-ポロ(幌・布):アイヌ語「ポロ=大きい」

琉球語由来(沖縄)

沖縄の地名は琉球語(うちなーぐち)に漢字を当てたものがほとんどです。本土の日本語とは語彙・音韻体系が異なるため、本土の人間には全く予測できない読み方になります。「今帰仁(なきじん)」「豊見城(とみぐすく)」「大宜味(おおぎみ)」がその典型です。

万葉仮名・当て字

奈良時代に普及した「万葉仮名」は、漢字を音の記号として使う方式です。地名にも古代から音を漢字で記録した例が多く残っており、その後漢字の意味や読み方が変化しても地名だけに古い読み方が残るケースがあります。「匝瑳(そうさ)」「行方(なめがた)」などがこの例に当たります。

古語・方言の残留

かつて広く使われた読み方が廃れ、地名だけに残った例です。「戸(へ)」は平安時代後期、糠部(ぬかのぶ)郡が設けられた際に「地区・区画」を意味する言葉として使われました(諸説あり)。一戸〜九戸の地名は「第○地区」の意味合いで付けられたとされ、現在は地名以外ではほぼ使われません。岩手県の「二戸(にのへ)」「九戸(くのへ)」、青森県の「七戸(しちのへ)」「六戸(ろくのへ)」などに残っています。

難読地名の特性や由来についてさらに詳しく知りたい方は、同じ「読めない」シリーズの日本の難読苗字まとめ20選も参考にどうぞ。地名と同様に、苗字にも当て字・アイヌ語由来・古語が残っています。

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まとめ

日本全国47都道府県の難読地名を249件まとめました。アイヌ語・琉球語・万葉仮名・古語など、地名にはその土地ならではの歴史と文化が凝縮されています。読めそうで読めない地名を知っておくと、旅先での話のネタに困りません。地図を眺めるとき、ぜひ「どう読むんだろう?」という目線で見てみてください。

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