数学・理科の語呂合わせまとめ27選|円周率・√・化学・惑星まで

「どうやって覚えるんだっけ…」と試験直前に焦った経験はありませんか?

数学や理科の公式・定数・順序は、語呂合わせを使うと驚くほど頭に入ります。「産医師異国に向こう」「一夜一夜に人見頃」など、先人たちが考えた傑作の覚え方がたくさん存在します。

この記事では、数学・物理・化学・生物・地学の5分野にわたる定番の語呂合わせと覚え方を27選まとめました。受験勉強から「そういえば何だっけ」という大人の復習まで、幅広く役立てていただけます。

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数学の語呂合わせ(13選)

円周率(π)の覚え方

π = 3.14159265358979323846…

前半から続けて唱えると、小数点以下20桁以上をカバーできます。

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カバーする数字 語呂合わせ
3.1415926 産医師異国に向こう
〜5358979 産後薬なく産婦みやしろに
〜3238462 虫さんざん闇に泣く

よく使われるのは最初の「産医師異国に向こう(3.14159265)」。これだけで小数点以下8桁まで覚えられます。続きを覚えたい場合は2・3行目を連結して唱えると定着します。

豆知識: 英語圏では「How I wish I could calculate pi easily today(3.1415926)」のように、単語の文字数が数字に対応するパターン(ピアニズム)が主流です。

平方根(√)の覚え方

無理数の値は語呂合わせと相性抜群です。特に√2・√3・√5は頻出なので優先して覚えましょう。

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無理数 近似値 語呂合わせ
√2 1.41421356… 一夜(ひとよ)一夜(ひとよ)に人見(ひとみ)頃(ごろ)
√3 1.7320508… 人並み(ひとなみ)に奢(おご)れや
√5 2.2360679… 富士山麓(ふじさんろく)オウム鳴く
√6 2.449… によよく
√7 2.6457513… 菜(な)に虫(むし)いない
√8 2.8284271… ニヤニヤよびな
√10 3.1622776… 身(み)に無(む)一文(いちもん)なく

覚え方のコツ: √8 = 2√2 なので「√2の値×2」として暗算する方法もあります。√6 = √2×√3 なのでそれぞれの値を掛けて確認する手もあります。

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三角比の値

sin・cos・tanの定番の値(0°・30°・45°・60°・90°)はパターンを掴むと覚えやすくなります。

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角度 sin cos tan
0 1 0
30° 1/2 √3/2 1/√3
45° √2/2 √2/2 1
60° √3/2 1/2 √3
90° 1 0 定義なし

sinの覚え方(パターン記憶): sin の値は 0°→90° にかけて、分子が「0・1・√2・√3・√4(=2)」の順で増えていき、すべて「÷2」した値になります。

  • sin 0° = 0/2 = 0
  • sin 30° = 1/2
  • sin 45° = √2/2
  • sin 60° = √3/2
  • sin 90° = √4/2 = 1

cosはsinの逆順なので、sinのパターンを覚えれば自動的に導き出せます。

三角関数の加法定理

sin(α±β) と cos(α±β) の公式は語呂合わせで覚えると符号ミスを防げます。

sin(α+β) = sinα cosβ + cosα sinβ
→「咲いた(sin)コスモス(cos)、コスモス(cos)咲いた(sin)
(sinとcosが花咲くように交互に並ぶイメージ)

cos(α+β) = cosα cosβ − sinα sinβ
→「コスモス(cos)コスモス(cos)、マイナス咲いた(−sin)咲いた(sin)

tan の加法定理:
tan(α+β) = (tanα + tanβ) / (1 − tanα tanβ)
→「足したら(分子=tanα+tanβ)、1引く掛けたら(分母=1−tanαtanβ)

ネイピア数(e)の覚え方

e = 2.71828182845904…

二(2)夜(7)一(1)晩(8)二(2)夜(8)一(1)晩(8)…

「二夜一晩」を繰り返すリズムで「2.718281828…」が定着します。e = 2.71828 18 28 と数字が繰り返すパターンが特徴的です。

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物理の語呂合わせ(4選)

重力加速度の覚え方

重力加速度 g ≈ 9.8 m/s²

→「苦(く=9)はち(8)」または「くばー(9.8)

物理の計算で頻繁に登場するので、感覚的に「ほぼ10に近い9.8」と組み合わせて覚えておくと便利です。

物理定数の値(参考)

語呂合わせよりも値そのものを数字で定着させる定数もあります。

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定数・値 数値 覚え方のポイント
光速 c 3×10⁸ m/s 「三億メートル毎秒」として記憶
音速(15℃空気中) 約 340 m/s 「三四〇(さん・し・ぜろ)」と数字で記憶
アボガドロ定数 6.02×10²³ /mol 「六点零二(ろくてんぜろに)×10の23乗」と読む
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虹の色の覚え方

虹の七色は波長の長い順(外側)から「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」です。

日本語での読み方「せきとうおうりょくせいらんし」をそのままリズムよく唱えると覚えられます。

英語では頭文字を並べた「ROY G BIV」(Red, Orange, Yellow, Green, Blue, Indigo, Violet)が有名です。

電磁波の種類(波長が短い順)の覚え方

γ線 → X線 → 紫外線 → 可視光線 → 赤外線 → マイクロ波 → 電波

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電磁波の種類 波長の目安
γ(ガンマ)線 0.01 nm 以下
X線 0.01〜10 nm
紫外線 10〜400 nm
可視光線 400〜700 nm
赤外線 700 nm〜1 mm
マイクロ波 1 mm〜10 cm
電波 10 cm 以上

→「ガ(γ)っ X(X線)外(紫外線)から(可視光)赤(赤外線)マイ(マイクロ波)電(電波)

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化学の語呂合わせ(3選)

イオン化傾向の覚え方

金属元素のイオン化傾向(大→小の順)は試験の超頻出テーマです。

Li > K > Ca > Na > Mg > Al > Zn > Fe > Ni > Sn > Pb > (H) > Cu > Hg > Ag > Pt > Au

語呂合わせ(フル版):
リッチ(Li)に(K)貸(Ca)そう(Na)か(Mg)な(Al)、まあ(Zn)あ(Fe)て(Ni)にするな(Sn・Pb)。ひ(H)どすぎ(Cu)る(Hg)借金(Ag)。白(Pt)金(Au)

または中学レベルの短縮版
貸(K)そう(Ca)か(Na)な(Mg)、まあ(Al)あ(Zn)て(Fe)にするな(Ni・Sn・Pb)」(K〜Pbまでをカバー)

炎色反応の覚え方

金属を炎の中に入れたとき、元素ごとに特有の色を示します。語呂合わせの順番で表を整理します。

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元素 炎色
リチウム(Li)
カリウム(K) 紫(赤紫)
ナトリウム(Na)
カルシウム(Ca)
ストロンチウム(Sr) 深赤(紅)
銅(Cu) 青緑
バリウム(Ba) 黄緑

語呂合わせ:「リ(Li赤)カ(K紫)ちゃん な(Na黄)か(Ca橙)す(Sr深赤)どん(Cu青緑)ば(Ba黄緑)か

豆知識: 花火の色付けに炎色反応が使われています。赤い花火はストロンチウム、黄色はナトリウム、青緑は銅、緑はバリウムや銅の化合物が用いられます。

元素記号・周期表の語呂合わせ

「水兵リーベ僕の船」をはじめとする周期表の語呂合わせは → 元素記号の語呂合わせ一覧|水兵リーベから全周期・全族まとめ で全周期を解説しています。

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生物の語呂合わせ(3選)

生物の分類階級の覚え方

生物を分類する階級名は「かいもんこうもくかぞくしゅ」とリズムよく唱えると覚えられます。

界(か)→ 門(え)→ 綱(こ)→ 目(う)→ 科(か)→ 属(ぞ)→ 種(く)

漢字:界・門・綱・目・科・属・種

現代の分類では「ドメイン」が界の上位に位置しますが、高校生物では界から始まる7階級が基本です。

完全変態をする昆虫の覚え方

完全変態(卵→幼虫→蛹→成虫の4段階)をする昆虫の代表を覚えましょう。

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昆虫 分類
チョウ、ガ 鱗翅目
ハチ、アリ 膜翅目
ハエ、カ(蚊) 双翅目
カブトムシ、ミズスマシ 鞘翅目(甲虫目)
カイコガ 鱗翅目

語呂合わせ:「ちょ(チョウ)ガ(ガ)はち(ハチ)あり(アリ)か(カ)はえ(ハエ)かぶ(カブトムシ)かい(カイコガ)

不完全変態(蛹なし・3段階)の昆虫:バッタ・セミ・カマキリ・トンボなど。完全変態しないものを不完全変態と押さえておけば選択肢を絞り込めます。

動物の心臓の部屋数

脊椎動物の心臓の構造は、進化とともに複雑になります。

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動物 心臓の構造
魚類 2室(心房1・心室1)
両生類 3室(心房2・心室1)
爬虫類 3室(心房2・心室1 ※ワニのみ4室)
鳥類・哺乳類 4室(心房2・心室2)

覚え方:「魚は2、カエルは3、鳥もほ乳も4

進化の系統(魚→両生→爬虫→哺乳・鳥)と対応させて覚えると忘れにくくなります。

地学の語呂合わせ(4選)

惑星の順序の覚え方

太陽から近い順に8つの惑星を並べると:

水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星

語呂合わせ:「す(水)い(星)き(金)ん(星)ち(地)か(球)も(火)く(星)ど(木)て(星)ん(土)か(星)い(天王星)

短縮して「すいきんちかもくどてんかい」とリズムよく繰り返すだけで定着します。

岩石の三分類の覚え方

地球上の岩石は成り立ちによって3種類に分類されます。

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岩石の種類 成り立ち 代表例
火成岩 マグマが冷えて固まった 花崗岩、安山岩、玄武岩
堆積岩 砂・泥・生物の残骸が固まった 砂岩、石灰岩、チャート
変成岩 熱や圧力で性質が変わった 大理石、片麻岩

覚え方:「か(火成)た(堆積)へん(変成)」の3文字で三分類を記憶できます。

地質時代の覚え方

古生代・中生代の時代(紀)の順番は語呂合わせで整理できます。

古生代の6紀(古い順):
カンブリア紀・オルドビス紀・シルル紀・デボン紀・石炭紀・ペルム紀

→「か(カンブリア)お(オルドビス)し(シルル)で(デボン)石(石炭)ペン(ペルム)

中生代の3紀:
三畳紀・ジュラ紀・白亜紀

→「三(三畳紀)ジュ(ジュラ紀)白(白亜紀)

新生代は「古第三紀・新第三紀・第四紀」(こ・しん・し)と覚えると流れが掴めます。

まとめ

数学(円周率・平方根・三角比・加法定理・ネイピア数)、物理(重力加速度・虹の色・電磁波)、化学(イオン化傾向・炎色反応)、生物(生物分類・完全変態・心臓の部屋数)、地学(惑星・岩石・地質時代)の5分野にわたる語呂合わせを27選紹介しました。声に出して繰り返すのが最も効果的な定着法です。さらに詳しく知りたい方は物理の法則・定理91選化学の法則・定理31選もあわせてご覧ください。

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