
自宅や職場、旅行先の標高(海抜)を今すぐ確認したいときに使えるツールです。地名・住所を入力するか、「緯度,経度」を貼り付けるだけで、国土地理院の公式データから標高を取得して表示します。地図をクリックする操作は不要で、スマホからもサクッと使えます。
使い方
地名・住所で調べる
- 入力欄に「東京都千代田区」「大阪市北区梅田」のように地名や住所を入力する。
- 「標高を調べる」ボタンを押す。
- 候補一覧が表示されるので、調べたい地点を選ぶ。
- 標高がメートル単位で表示される。
入力した地名と一致する候補が複数出ることがあります。たとえば「渋谷」と入力すると「東京都渋谷区渋谷」「渋谷駅」などが候補として現れます。上ほど一致度が高い候補なので、一番近いものを選んでください。
緯度・経度で調べる
緯度・経度がわかっている場合は、「35.681,139.767」のように「緯度,経度」の順でカンマ区切りで入力してください。Google マップやGPS機器で取得した座標もそのまま使えます。
⚠️ 防災・避難には使わないでください このツールの数値は地図データ(DEM)をもとにした参考値であり、実際の地面の高さと差が出ることがあります。浸水リスクや避難経路の確認は、必ずお住まいの自治体が公開しているハザードマップをご覧ください。防災の基礎知識については防災備蓄リスト|水の必要量・ローリングストック・携帯トイレの目安も参考にどうぞ。
標高と海抜の違い
「標高」と「海抜」は似たような意味で使われますが、厳密には基準が異なります。
← 横にスクロールできます →
| 用語 | 基準面 | 特徴 |
|---|---|---|
| 標高 | 東京湾の平均海水面 | 日本全国で統一された基準 |
| 海抜 | その地点に近い海の平均海水面 | 地域によって基準が異なる |
日本では国土地理院が「東京湾平均海面(T.P.)」を標準の基準面として定めており、全国の測量はこの基準で統一されています。そのため、国土地理院の地図や防災マップでは「標高」という語が使われることがほとんどです。
日常会話では「海抜0メートル地帯」「海抜○m」のように「海抜」の方が親しまれていますが、測量の世界では「標高」が正式な用語です。このツールが表示するのも、東京湾平均海面を基準とした「標高」の値です。
国土地理院のデータについて
このツールは国土地理院(GSI)の標高APIと住所検索APIを使用しています。国土地理院は国土交通省の機関で、日本全国の地形・測量に関する公的データを管理・公開しています。
数値標高モデル(DEM)とは
標高APIが返す値は、数値標高モデル(DEM: Digital Elevation Model)というデータをもとにしています。DEMとは、地表の高さをデジタル数値として格子状に記録したデータです。航空機や衛星によるレーザー測量(LiDAR)や写真測量などで作成されます。
国土地理院が公開するDEMの解像度は地域によって異なり、都市部では1mメッシュ(1m四方ごとに1点の標高データ)の詳細なデータが整備されています。ただし、建物の内部や屋上ではなく地面の高さを示すため、マンションの5階の部屋の標高と1階の標高は同じ値になります。
標高データの精度
DEMのデータは非常に高精度ですが、以下の点に注意してください。
- 測量時点からの変化:地盤沈下や宅地造成により、実際の地面の高さが変わっている場合があります。
- 山岳部の精度:急峻な山間部では格子点の間隔が粗く、実際の値とのずれが大きくなることがあります。
- 海上・国外:日本国外や海上ではデータがなく、エラーが返ります。
日本の主要地点の標高
参考として、日本各地の主な地点の標高をまとめました。
← 横にスクロールできます →
| 地点 | 標高 | 備考 |
|---|---|---|
| 富士山(山頂) | 3,776 m | 日本最高峰 |
| 北岳(山頂) | 3,193 m | 日本第2位 |
| 立山(雄山) | 3,003 m | 北アルプス |
| 東京都庁(新宿) | 約35 m | 地面の標高 |
| 皇居(千代田区) | 約5 m | 低地に位置 |
| 大阪城公園 | 約3 m | ほぼ海抜ゼロ |
| 大阪市中心部 | 約0〜2 m | 海面とほぼ同じ高さ |
| 江東区(東京) | 約−1〜1 m | 海面下の地域を含む |
| 那覇市(沖縄) | 約10 m | 海岸に近い市街地 |
| 青森市 | 約10〜20 m | 八甲田山麓方向に向かうほど高い |
東京都の中でも、山手線の内側(山の手地区)と東京湾岸(下町・江東区)では標高が大きく異なります。たとえば文京区の本郷台地は20m前後、一方で江東区の埋め立て地は海面以下の地域もあります。大阪市内も同様に、北部・中心部では1〜3mほどの低地が多く、津波・高潮への備えが特に重要な地域です。地震の種類一覧では、海溝型地震や直下型地震の違いも解説しています。地域の地形・標高を把握することは、地図記号一覧の等高線記号を読む際にも役立ちます。
よくある質問
Q. このツールは無料ですか?
はい、完全無料です。登録やアプリのインストールも不要で、ブラウザ上で動作します。
Q. スマホでも使えますか?
使えます。スマホ・タブレット・PCのどれでも動作します。
Q. データはどれくらい正確ですか?
国土地理院の公式DEMデータを使用しており、都市部では高精度です。ただし、参考値であるため防災・避難の判断に使うことはできません。詳細はお住まいの自治体のハザードマップをご確認ください。
Q. 海外の地点は調べられますか?
現時点では日本国内の地点のみ対応しています。国外の緯度・経度を入力した場合はエラーが返ります。
Q. 標高がマイナスの値になりました
海面より低い土地(干拓地・埋め立て地の一部など)では、マイナスの標高が返ることがあります。千葉県の手賀沼周辺や大阪の南部などが代表的な例です。
まとめ
地名・住所を入力するだけで、国土地理院の公式データから標高をすぐ調べられるツールです。登山やハイキングのルート確認、自宅や職場の海抜チェック、地理の学習まで幅広く活用できます。防災の観点では参考値として活用しつつ、詳しいリスク確認はハザードマップと組み合わせてください。
国土地理院「標高を求めるプログラム(試験公開)」 https://maps.gsi.go.jp/development/elevation_s.html(2026-09-15参照)