秋の花50種一覧|彼岸花・コスモス・菊など月別の見頃と花言葉

秋になると、田んぼの畦道を真っ赤に染める彼岸花、風に揺れるコスモス、甘い香りを漂わせる金木犀……日本の秋は、花の宝庫でもあります。9月から11月にかけて、野山・庭・街なかには多彩な花が次々と咲き競います。

本記事では、秋に咲く・秋に楽しめる代表的な花50種を9月・10月・11月の月別に一覧でまとめました。各花の見頃・花の色・花言葉を一覧表でご確認いただけます。秋の植物観察、プランター選び、花言葉調べにご活用ください。

スポンサーリンク

秋の花50種 月別一覧

開花時期は地域・その年の気候によって前後します。下記はおおよその目安です。花言葉は諸説ある場合があります。

9月に咲く花(22種)

彼岸花や秋の七草をはじめ、秋の訪れを告げる花が多い時期です。

← 横にスクロールできます →

花名(読み) 見頃の目安 花の色 花言葉
彼岸花(ヒガンバナ) 9月中旬〜下旬 赤(白・黄も) 情熱・再会
コスモス(秋桜) 9月〜11月 ピンク・白・赤・黄 乙女の真心・純潔
金木犀(キンモクセイ) 9月下旬〜10月 橙黄 謙遜・気高い人
ハギ(萩) ★七草 8月〜10月 紫紅・白 思案・柔らかな心
フジバカマ(藤袴) ★七草 8月〜10月 薄紫 ためらい・あの日を思い出す
オミナエシ(女郎花) ★七草 8月〜10月 黄 親切・美人
キキョウ(桔梗) ★七草 7月〜10月 紫・白 永遠の愛・誠実
クズ(葛) ★七草 8月〜9月 紫 活力・根気
ススキ(薄) ★七草 8月〜11月 白銀(穂) 心が通じる・活力
ナデシコ(撫子) ★七草 6月〜10月 ピンク・白 純愛・大胆
ワレモコウ(吾亦紅) 8月〜11月 暗赤 感謝・変化
センニチコウ(千日紅) 7月〜11月 赤・ピンク・白 永遠の命・変わらない愛
ケイトウ(鶏頭) 8月〜11月 赤・橙・黄・ピンク おしゃれ・気取り屋
ホトトギス(杜鵑草) 9月〜11月 白に紫斑 永遠にあなたのもの
コルチカム(イヌサフラン) 9月〜10月 ピンク紫 一途・永遠に続く喜び
タマスダレ(玉簾) 8月〜10月 白 期待・清純な愛
スイフヨウ(酔芙蓉) 8月〜10月 白→ピンク(1日で変色) 繊細な美しさ
キバナコスモス(黄花コスモス) 7月〜11月 黄・橙 野性的な美しさ
ハナトラノオ(花虎の尾) 8月〜10月 ピンク 達成
シュウカイドウ(秋海棠) 8月〜10月 ピンク・白 片思い・可愛らしい愛情
ルコウソウ(縷紅草) 8月〜10月 赤・白 常に愛らしい・おせっかい
イヌタデ(犬蓼) 8月〜10月 ピンク あなたのために尽くします

10月に咲く花(18種)

色とりどりのダリアや野の花が咲き、紫式部や烏瓜の実が深まる秋を彩る時期です。

← 横にスクロールできます →

花名(読み) 見頃の目安 花の色 花言葉
ダリア(天竺牡丹) 8月〜11月(最盛は10月) 多彩 優雅・華麗
リンドウ(竜胆) 9月〜11月 青紫 誠実・正義
シュウメイギク(秋明菊) 9月〜11月 ピンク・白 薄れゆく愛・忍耐
シオン(紫苑) 9月〜11月 薄紫 君を忘れない・遠方にある人を思う
ノコンギク(野紺菊) 9月〜11月 薄紫 感謝・輝く友情
ヨメナ(嫁菜) 9月〜11月 薄紫 清楚
アキノキリンソウ(秋の麒麟草) 8月〜11月 黄 唯一無二・生命力
ミズヒキ(水引) 8月〜10月 赤・白 喜び・祭礼
カラスウリ(烏瓜)実 10月〜11月 橙赤(実) よい便り
ムラサキシキブ(紫式部)実 10月〜11月 紫(実) 上品・聡明
ヤクシソウ(薬師草) 9月〜11月 黄 健康
アメジストセージ 9月〜11月 紫 知恵
コウヤボウキ(高野箒) 10月〜11月 白〜淡ピンク 高貴
アザミ(薊) 8月〜11月 紫・ピンク 独立・権威
セイタカアワダチソウ(背高泡立草) 10月〜11月 黄 生命力
マリーゴールド(万寿菊) 3月〜12月(秋も盛期) 黄・橙 変わらぬ愛
チェリーセージ 5月〜11月 赤・ピンク・白 知恵
ナナカマド(七竈)実 10月〜11月 朱赤(実) 慎重・私はあなたを守る

11月に咲く花(10種)

晩秋を彩る菊やツワブキ、初冬へと続くサザンカ・シクラメンが咲きます。

← 横にスクロールできます →

花名(読み) 見頃の目安 花の色 花言葉
菊(キク) 10月〜12月 白・黄・赤など多彩 高貴・高潔
ツワブキ(石蕗) 10月〜12月 黄 謙遜・先見の明
サザンカ(山茶花) 11月〜2月 赤・ピンク・白 困難に打ち勝つ・ひたむきさ
ヒイラギ(柊) 11月〜12月 白(小花) 用心深さ・歓迎
ガウラ(白蝶草) 5月〜11月 白・ピンク 清楚・溢れる純心
ネリネ(ダイヤモンドリリー) 10月〜12月 ピンク・白・赤 また会う日を楽しみに
パンジー(三色菫) 10月〜5月 多彩 物思い・私を思ってください
ビオラ 10月〜5月 多彩 誠実・信頼
シクラメン(篝火花) 11月〜3月 赤・ピンク・白 嫉妬・遠慮がちな愛
ポインセチア 11月〜1月 赤・白・ピンク(苞) 祝福する・幸運を祈る

合計:22 + 18 + 10 = 50種

スポンサーリンク

秋の七草とは

「秋の七草」は、奈良時代の万葉歌人・山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ2首の短歌に由来します。春の七草(正月に食べる)と異なり、秋の七草は目で楽しむ七草です。7種はすべて上の一覧テーブルの「★七草」として掲載しています。

← 横にスクロールできます →

花名(読み) 万葉集での呼び名 見頃 特徴
ハギ(萩) 芽子(はぎ) 8月〜10月 マメ科の低木。小ぶりな蝶形花が枝垂れるように咲く
ススキ(薄) 尾花(をばな) 8月〜11月 イネ科。お月見飾りにも使われる白銀の穂
クズ(葛) 葛(くず) 8月〜9月 マメ科のつる植物。根は葛粉(葛餅・葛湯)の原料
ナデシコ(撫子) 瞿麦(なでしこ) 6月〜10月 ナデシコ科。「大和撫子」の語源となった楚々とした花
オミナエシ(女郎花) 女郎花(をみなへし) 8月〜10月 スイカズラ科。黄色い小花が集まって咲く
フジバカマ(藤袴) 藤袴(ふぢばかま) 8月〜10月 キク科。薄紫の花はアサギマダラ(渡り蝶)が好む蜜源
キキョウ(桔梗) 朝貌(あさがほ) 7月〜10月 キキョウ科。万葉集の「朝貌の花」はキキョウを指すとされる

秋の七草はすべて秋の野山で見られる野草・草花です。7種の詳しい由来・覚え方・春の七草との違いは、秋の七草の一覧|名前・読み・特徴と春の七草との違いまとめで解説しています。

秋の花 豆知識

彼岸花はなぜ「お彼岸」に必ず咲くのか

彼岸花(ヒガンバナ)が秋分の日(9月23日前後)に必ず咲くのは偶然ではありません。秋分の日前後の気温変化、特に夜間の急激な冷え込みが開花のスイッチとなります。葉がない状態で花だけが突然地面から伸びてくる独特の姿から、「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」とも呼ばれます。球根にはリコリンという有毒物質が含まれており、田んぼの畦道に植えられてきた理由の一つに、モグラ・ネズミを寄せ付けない効果があるともいわれています。

スポンサーリンク

金木犀の香りはなぜ遠くまで届くのか

金木犀(キンモクセイ)の花には、β-イオノンをはじめ多数の揮発性の芳香成分が含まれています。これらは分子量が小さく揮発しやすい性質を持つため、秋の乾燥した澄んだ空気に乗って遠くまで漂います。また、人間の嗅覚は金木犀の主要芳香成分に対して非常に高い感度を持っているため、ごく微量でも強く感じ取れるのです。開花期は1〜2週間と短く、「あの香りがした=秋本番」という季節の合図になっています。

コスモスはメキシコ生まれの帰化植物

秋桜とも書かれ、日本の秋の代名詞のようなコスモスですが、原産地はメキシコです。明治時代に渡来し、農道・土手・田園地帯に広がって野生化(帰化)しました。「コスモス(cosmos)」はギリシャ語で「宇宙・秩序・調和」を意味し、花びらが均等に並んだ整然とした美しさに由来します。黄橙色のキバナコスモスはコスモスとは別種で、開花がやや早い(7月〜)のが特徴です。

スイフヨウは1日で色が変わる

スイフヨウ(酔芙蓉)は、朝は白、昼はピンク、夕方には濃いピンク〜赤へと1日で花の色が変わる珍しい植物です。色が変わる様子がお酒に酔って顔が赤くなっていくように見えることから「酔芙蓉」と名付けられました。ムクゲ・フヨウと同じアオイ科の植物です。

スポンサーリンク

まとめ

秋の花50種を9月・10月・11月の月別に一覧でまとめました。彼岸花・コスモス・金木犀といった定番から、万葉集に登場する秋の七草、晩秋を彩るリンドウ・ツワブキ・サザンカまで、日本の秋は多彩な花で満ちています。それぞれの花言葉も秋らしいものが多く、贈り物や花選びの参考にもなれば嬉しいです。花言葉をもっと詳しく調べたい方は花言葉104種一覧|50音順・色別まとめもあわせてご覧ください。

腕試しクイズ(全5問)

秋の花について、どのくらい知っているかテストしてみましょう!

腕試しクイズ(全5問)|秋の花
全5問。「採点する」で正解数と解説が表示されます。
第1問 コスモスの和名(別名)として正しいのは次のうちどれ?

第2問 秋の七草の一つで、万葉集では「朝貌の花(あさがおのはな)」と呼ばれた花は?

第3問 リンドウ(竜胆)の花言葉として正しいのは次のうちどれ?

第4問 金木犀(キンモクセイ)の花の色はどれ?

第5問 スイフヨウ(酔芙蓉)の特徴として正しいのは?

一緒に読まれている人気記事



スポンサーリンク

X でフォローしよう!

おすすめの記事