日本の昔の遊び一覧|めんこ・ベーゴマ・お手玉など伝承遊び68選

めんこ・ベーゴマ・お手玉・けん玉……。かつて日本の子どもたちが夢中になった「昔の遊び」は、道具遊びから集団遊び、わらべうたまで実に多彩です。この記事では伝承遊びを7カテゴリ・計68種類に分類し、各遊びの道具・人数・特徴をテーブルで一覧にしました。地域によって呼び名が異なるものも別名を添えて紹介しています。

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日本の昔の遊び68選(分類別一覧)

7つのカテゴリ合計68種類を、道具・人数・特徴の3つの軸で整理しました。遊び名の後ろの括弧は別名・読みの補足です。

道具遊び(投げ・回す・打ち系)16種

道具を使って一人または複数で楽しむ遊びです。江戸〜昭和期にかけて子どもたちの定番だったものが多く含まれます。

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遊び名(別名) 道具 人数 特徴
めんこ(面子) めんこ(紙・ボール紙製) 2人〜 地面に打ちつけた風圧で相手のめんこを裏返した方が取れる勝負遊び
ベーゴマ(べいごま・鉛独楽) ベーゴマ、たらい、縄 2人〜 縄を巻いて回転させ、たらいの上で相手のコマを弾き飛ばす
こま回し(独楽) コマ、紐 1人〜 紐を巻き付けて投げ回転させる。長時間回す競争や技競いもある
けん玉(剣玉) けん玉 1人〜 玉を穴・皿に乗せる技を競う。日本けん玉協会が選定した技は123種類ある
ビー玉 ビー玉 2人〜 地面に掘った穴へ弾いて入れる「穴ゲーム」や弾き合いが基本的なルール
おはじき おはじき(ガラス・陶器製の平たい石) 2人〜 指先ではじいて相手のおはじきに当てる。女児の遊びとして江戸時代から広まった
竹馬(たけうま) 竹の棒2本(踏み板付き) 1人 竹の踏み板に足を乗せてバランスを取りながら歩く。高さを競うことも
竹とんぼ 竹製の羽根、棒 1人〜 棒を両手でこすって回転させ飛ばす竹製プロペラ。高さ・飛距離を競う
羽根つき(羽子板) 羽子板、羽根 1〜2人 打ち損じた回数だけ顔に墨を塗るのが伝統ルール。正月の遊びとして有名
凧揚げ(たこあげ) 凧、糸 1人〜 風に乗せて空高く凧を揚げる。正月の風物詩として全国で行われた
ぶんぶんごま(紙ごま・糸ごま) 厚紙、紐 1人 丸く切った厚紙に糸を通して引っ張ると高速回転し「ぶんぶん」と音が鳴る
やじろべえ 木・粘土・紙など 1人 左右に翼を広げた人形が軸の上でバランスを保って揺れ続ける工作・玩具
水鉄砲(みずてっぽう) 竹筒や葦で作った筒 2人〜 竹や葦で作った筒から水を発射して遊ぶ夏の定番。現代はプラスチック製も
缶ぽっくり(缶竹馬) 空き缶2個、紐 1人 穴を開けた缶に紐を通して足に固定し、竹馬のように歩く昭和の路地遊び
風車(かざぐるま) 折り紙・ビニール、竹串 1人 紙や葉で作ったプロペラが風で回る。走りながら風を受けて回すのも定番
紙飛行機 折り紙 1人〜 様々な形に折った飛行機を投げて、飛距離・滞空時間・軌道を競う

手遊び・座り遊び 11種

手先を使う遊びや、座って楽しめる遊びです。室内でも楽しめ、年齢を問わずできるものが多くあります。

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遊び名(別名) 道具 人数 特徴
お手玉(おてだま) お手玉(豆・砂入りの布袋) 1人〜 複数個を空中に投げてリズムよく受け取る。江戸時代から女児の代表的な遊び
あやとり(綾取り) 輪状に結んだ紐(毛糸など) 1〜2人 指に紐を掛けて「ほうき」「橋」など様々な形を作る。2人で取り合うことも
まりつき(毬つき) まり(ゴムまり・布まり) 1人〜 ボールを地面に弾ませながらリズムよく手でつき続ける。唄に合わせる型も
折り紙 折り紙(正方形の紙) 1人〜 1枚の紙を折るだけで鶴・船・手裏剣など様々な形を作る伝統の紙工芸遊び
リリアン(毛糸編み) リリアン台、毛糸 1人 台座の突起に毛糸を掛けて筒状の紐を編む。昭和40〜60年代に女児に流行
福笑い(ふくわらい) 目かくし、顔のパーツの紙 2人〜 目隠しして顔のパーツを置き、完成した顔のおかしさを楽しむお正月の定番
かるた(いろはかるた) かるた(読み札・取り札) 3人〜 読み上げられた言葉に対応する絵札を素早く取る。「いろはかるた」が最も有名
百人一首(ひゃくにんいっしゅ) 百人一首のカード 3人〜 上の句が読まれたら下の句の札を取る。競技かるたとして段位制も存在する
坊主めくり(ぼうずめくり) 百人一首のカード 2人〜 山積みの百人一首をめくり、坊主(僧侶)が出たら場の札を全部返す
すごろく(双六) すごろく盤・サイコロ・コマ 2〜6人 サイコロで出た目の数だけコマを進め、止まったマスの指示に従いゴールを目指す
おままごと 砂・石・葉などの代用品 2人〜 家族やお店の場面を設定してごっこ遊びをする。想像力と社会性を育てる
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集団・鬼遊び 14種

複数人で追いかけたり、陣地を取り合ったりする遊びです。体を動かしながらルールを学ぶことができ、学校の休み時間の定番でした。

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遊び名(別名) 道具 人数 特徴
鬼ごっこ なし 3人〜 「鬼」が他のプレイヤーを追いかけてタッチする、集団遊びの基本形
かくれんぼ なし 3人〜 鬼が目を閉じて数える間に隠れ、鬼が全員見つけるまで続ける
だるまさんがころんだ なし 4人〜 鬼が振り返ったとき動いた人は戻される。全員が鬼にタッチするとゴール
缶蹴り(缶けり) 空き缶1個 4人〜 かくれんぼと鬼ごっこを合わせた遊び。缶を蹴ると捕まった人全員が解放される
陣取り(じんとり) チョークなど 4人〜 地面に線を引いて領土を広げる。相手の領土を切り取るように進入する
色鬼(いろおに) なし 4人〜 鬼が「○色!」と叫び、その色を体で触れているプレイヤーはセーフになる
高鬼(たかおに) 台・石など 4人〜 地面より高い場所(ブロック・石など)にいる間は捕まらないルール
氷鬼(こおりおに・ふやしおに) なし 4人〜 タッチされると氷のように動けなくなり、仲間にタッチされると復活する
ケイドロ(ドロケイ・泥棒警察) なし 6人〜 警察チームと泥棒チームに分かれ、泥棒全員を捕まえたら警察の勝ち
石けり(いしけり) 石1個、チョーク 2人〜 地面に書いたコマ図の上で石を蹴って移動させ、全マスを踏んで帰還する
ゴム段(ゴムとび) 輪ゴムをつないだロープ 3人〜 2人が両端を持ち、高さを変えながら跳び越えるジャンプ遊び
花いちもんめ(はないちもんめ) なし 6人〜 2組に分かれ「花いちもんめ」と歌いながら相手チームのメンバーを交互に指名し合う
あぶくたった なし 5人〜 「あぶくたった にえたかな」の歌に合わせ、「戸棚」「押し入れ」を演じ、最後に逃げ出す
田んぼの田(四角おに) チョーク 5人〜 地面に「田」の字を書き、線の上しか移動できないルールで行う変形鬼ごっこ

縄遊び・跳び遊び 4種

縄を使った遊びです。一人でも大人数でも楽しめるバリエーションがあります。

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遊び名(別名) 道具 人数 特徴
縄跳び(なわとび・ひとり) 縄跳びロープ 1人 縄を回して跳ぶ。前跳び・後ろ跳び・二重跳び・あやとびなど技が豊富
大縄(おおなわ・大波小波) 長縄1本 4人〜 2人が大きな縄を回し、残りが次々と跳び入る。何回連続で跳べるかを競う
郵便屋さんの縄跳び 長縄1本 4人〜 「郵便屋さん、おはいり、1・2・3…」と歌いながら縄の速度を上げていく
八の字跳び(はちのじとび) 長縄1本 5人〜 回転する縄の中に順番に入り、一人ずつ「8の字」を描くように抜けていく

野外・季節遊び 10種

外の自然を使って楽しむ遊びです。季節ごとに違うものが楽しめるのが特徴です。

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遊び名(別名) 道具 人数 特徴
泥団子(どろだんご) 泥・砂 1人〜 砂と泥を混ぜて丸く固めた団子を作る。表面を磨いて鏡のように光らせる「光る泥団子」の技も
草相撲(くさずもう) 草(ネコジャラシなど) 2人 草の穂を引っかけて引っ張り合い、切れた方が負け。イネ科の草を使うのが定番
虫取り(むしとり) 虫取り網・かご 1人〜 カブトムシ・クワガタ・セミなど夏の昆虫を捕まえて観察する定番の季節遊び
ザリガニ釣り 糸・スルメなど 2人〜 川や用水路にスルメをつけた糸を垂らしてアメリカザリガニを釣る昭和の遊び
水切り(みずきり) 平たい石 1人〜 川や池の水面に石を水平に投げ、何回跳ねるかを競う。最多は世界記録88回
木登り(きのぼり) なし 1人〜 公園や山の木に登る。どこまで高く登れるかを挑戦し、危険を判断する力も養う
どんぐり遊び どんぐり 1人〜 どんぐりでコマを作ったり、どんぐり転がし競争をしたりする秋の定番
押し花(おしばな) 花・葉・重い本 1人〜 草花を本に挟んで平らに乾燥させる。しおりや絵の具材にも使える工作遊び
蛍狩り(ほたるがり) なし 2人〜 初夏の川辺でホタルを観察・採集する、昭和以前に広く行われた季節の風物詩
砂遊び(すなあそび) 砂場の砂・バケツなど 1人〜 山・川・お城など自由に作る創造遊び。砂に水を混ぜて形を作ったり絵を描いたり
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わらべうた・歌遊び 8種

歌いながら体を動かす遊びです。室内でも野外でも楽しめ、言語感覚・リズム感を育てます。

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遊び名(別名) 道具 人数 特徴
かごめかごめ なし 4人〜 輪の中央の「鬼」が歌が終わったとき、真後ろに誰がいるかを当てる
通りゃんせ(とおりゃんせ) なし 5人〜 2人の腕のトンネルをくぐる。「行きはよいよい帰りは怖い」で捕まえる謎多き歌
ひらいたひらいた なし 4人〜 手をつないだ輪が「ひらいた」で広がり「とじた」で縮まる動きを繰り返す
おちゃらかほい なし 2人 向かい合い、手を合わせながら「おちゃらかほい」と唱えてじゃんけんする
なべなべそこぬけ なし 2人〜 手をつないで「なべなべそこぬけ」と唱えながら腕をくぐって向きを変える
おてらのおしょさん なし 2人 リズムに合わせて手を叩きながら「おてらのおしょさん〜」と歌い、速度を上げる
あんたがたどこさ まり(ボール) 1人〜 「あんたがたどこさ」の歌に合わせてまりをつく。「さ」の音でまたをくぐらせる動きも
グリコ(じゃんけん進み) なし 2人〜 じゃんけんの勝ちで「グリコ(3歩)」「チョコレート(6歩)」「アイスクリーム(9歩)」と進む

言葉・知的遊び 5種

言葉や頭を使う遊びです。道具不要で、移動中・待ち時間にも楽しめます。

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遊び名(別名) 道具 人数 特徴
なぞなぞ なし 2人〜 謎かけ形式の問いに答える。「私は何?」型が定番で全年齢で楽しめる
しりとり なし 2人〜 前の人が言った言葉の最後の文字で始まる言葉を言い続ける。「ん」で終わったら負け
早口言葉(はやくちことば) なし 1人〜 「生麦生米生卵」など言いにくい言葉を早く正確に言い、噛んだら負け
指スマ(いっせのせ) なし 2人〜 「いっせのせ」の合図で全員が0〜5本の指を立て、合計本数を当てた人が勝ち
百面相(ひゃくめんそう) なし 2人〜 お題の表情(驚き・喜び・恐怖など)を実演し、他の人が何を表現しているかを当てる
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昔の遊びにまつわる豆知識

めんこ・ベーゴマはいつ生まれた?

めんこの原型は江戸時代中期に登場したとされます。最初は土や泥を使った「泥めんこ(土めんこ)」が始まりとされ、明治時代に入ると貝めんこや紙製(ボール紙製)のめんこが登場し全国に広まりました。

ベーゴマの語源は「貝独楽(ばいごま)」。バイ貝(巻貝の一種)の殻に鉛を詰めて作ったのが原型で、江戸時代後期から明治・大正・昭和にかけて東京の下町で特に盛んに行われました。2人でたらいの上で回転させ、相手のコマを弾き飛ばす姿は昭和の路地の風景でした。

「通りゃんせ」の歌詞の謎

「行きはよいよい 帰りは怖い」という歌詞で知られる「通りゃんせ」。この歌の舞台は埼玉県川越市の三芳野神社(川越城の天神様)だという説が有力ですが、神奈川県小田原市の山角天神社など複数の発祥地候補があり、諸説あります。

神社への参拝は願いが叶えばよいが、叶わなければ「怖い(引き止められる)」という意味とも、「天神様」への片道切符を問う関所の場面を描いているとも解釈されています。子どもの歌に見えて、江戸時代の庶民の信仰観が込められた深い歌です。

伝承遊びが育てる力

現代の研究では、昔の遊びが多様な能力発達に関わることが示されています。

  • けん玉・あやとり・お手玉:目と手の協調運動・集中力・器用さ
  • 鬼ごっこ・缶蹴り:状況判断力・瞬発力・空間認知
  • かるた・百人一首:記憶力・語彙力・反応速度
  • わらべうた:言語感覚・リズム感・集団での協調性

道具のシンプルさゆえに、ルールを覚えてから「上達する過程」が長く、継続的な達成感を得やすいのも特徴です。

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まとめ

日本の昔の遊び68種類を、道具遊び・手遊び・集団遊び・縄遊び・野外遊び・わらべうた・言葉遊びの7カテゴリに分けて紹介しました。めんこやベーゴマのように道具が手に入りにくくなったものもありますが、あやとり・折り紙・鬼ごっこ・しりとりなどは今でもすぐに楽しめます。祖父母や親と一緒に遊ぶきっかけとして、ぜひ活用してみてください。

世界各地の伝承遊びについては世界の伝承遊び・昔の遊び一覧もあわせてご覧ください。

腕試しクイズ(全5問)

昔の遊びについてどれくらい知っているか試してみましょう。

腕試しクイズ(全5問)|昔の遊び
全5問。「採点する」で正解数と解説が表示されます。
第1問 めんこで相手のめんこを取るのはどの方法?

第2問 竹とんぼの正しい飛ばし方は?

第3問 氷鬼(こおりおに)でタッチされた人はどうなる?

第4問 あやとりで使う道具として正しいものは?

第5問 わらべうた「かごめかごめ」のゴールは何を当てること?

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