猫の品種一覧|定番から珍しい猫種まで43種の特徴・原産地まとめ

猫の品種(猫種)は、血統を管理する団体によって公認数が異なり、多いものでは70種以上が数えられます。この記事では、そのなかでもよく知られた定番の猫種から、巻き毛・無毛・尾のない猫といった珍しい猫種まで43種を、原産国・被毛や体型の特徴・性格の傾向とあわせて一覧にまとめました。短毛種・長毛種・珍しい猫種・野生種との交配種・日本の猫の順に整理しています。なお性格はあくまで「その品種に多い傾向」であり、実際は同じ品種でも個体差が大きい点にご注意ください。

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猫の品種とは|公認団体によって数が違う

猫の品種とは、人が交配・選抜を重ね、体型・被毛・毛色などの特徴が安定して受け継がれるようになった猫のグループのことです。品種として認めるかどうかは、血統を管理する猫の登録団体(キャットレジストリ)が判断します。

代表的な団体には、アメリカを拠点とするCFA(The Cat Fanciers' Association)TICA(The International Cat Association)、イギリスのGCCF、ヨーロッパのFIFeなどがあります。おもしろいのは、団体によって公認している品種の数が違うことです。2026年9月時点では、CFAが約45種、TICAが約70種以上を公認しているとされ、団体ごとに「どこまでを独立した品種と認めるか」の基準が異なります。新しい品種も少しずつ増えているため、数は時代とともに変化します。

つまり「猫の品種は全部で◯種」と一つに決めることはできず、どの団体を基準にするかで答えが変わる、というわけです。

猫の品種一覧(原産国・特徴・性格の傾向)

短毛種(人気の定番猫種)

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品種名 原産国 特徴(被毛・体型) 性格の傾向
アメリカンショートヘア アメリカ がっしりした体・丈夫な短毛 穏やかで順応性が高い
ブリティッシュショートヘア イギリス 密な短毛・丸い顔と体 落ち着きがあり自立的
エキゾチックショートヘア アメリカ 短毛版のペルシャ・平たい顔 おっとり・甘えん坊
ロシアンブルー ロシア 青灰色の短毛・細身 物静かで忠実
アビシニアン エチオピア(諸説)/英で確立 一本の毛が縞になる被毛 活発・好奇心旺盛
ベンガル アメリカ ヒョウのような斑点・筋肉質 活発で運動好き
エジプシャンマウ エジプト 自然にできた斑点模様 俊敏で愛情深い
オシキャット アメリカ 野生風のスポット模様 社交的で活発
ボンベイ アメリカ 黒い被毛と銅色の目 人懐こい
バーミーズ ミャンマー/米で確立 光沢のある短毛 甘えん坊で社交的
シャム(サイアミーズ) タイ 顔や手足が濃いポイント柄 よく鳴き甘えん坊
オリエンタルショートヘア タイ/英 大きな耳・細身 活発でおしゃべり
コラット タイ 銀青色・ハート型の顔 賢く愛情深い
シンガプーラ シンガポール 世界最小級の小型 好奇心旺盛
トンキニーズ 米(シャム×バーミーズ) 中間的なポイント柄 社交的で甘えん坊
マンチカン アメリカ 短い脚 好奇心旺盛で人懐こい
アメリカンカール アメリカ 後方に反り返った耳 穏やかで人好き
スコティッシュフォールド イギリス 前に折れた耳(立ち耳も) おとなしく甘えん坊
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長毛種

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品種名 原産国 特徴(被毛・体型) 性格の傾向
ペルシャ イラン(ペルシャ) 豊かな長毛・平たい顔 おっとり穏やか
ヒマラヤン 米・英(ペルシャ×シャム) 長毛でポイント柄 穏やかで甘えん坊
メインクーン アメリカ 大型・ふさふさの被毛 温厚で賢い
ノルウェージャンフォレストキャット ノルウェー 厚い被毛・大型 穏やかで独立的
サイベリアン ロシア 三層構造の厚い被毛・大型 人懐こく活発
ラグドール アメリカ 大型で抱かれるのを好む 非常に温厚
ラガマフィン アメリカ ふわふわの長毛 おっとり穏やか
バーマン(聖なるビルマ猫) ミャンマー(伝承)/仏で確立 ポイント柄に白い手袋模様 穏やかで人好き
ソマリ アビシニアンの長毛種 ふさふさの尾・縞の被毛 活発で好奇心旺盛
ターキッシュアンゴラ トルコ 絹のような長毛 活発で社交的
ターキッシュバン トルコ 水を好む「泳ぐ猫」 活発で遊び好き
ネベロング 米(ロシアンブルーの長毛) 青灰色の長毛 物静かで忠実
キムリック マン島/カナダ 尾のないマンクスの長毛版 穏やかで忠実

巻き毛・無毛などの珍しい猫種

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品種名 原産国 特徴(被毛・体型) 性格の傾向
コーニッシュレックス イギリス 波打つ短い巻き毛 活発で遊び好き
デボンレックス イギリス 巻き毛と大きな耳 いたずら好き・人好き
セルカークレックス アメリカ もこもこした巻き毛 穏やか
ラパーマ アメリカ くるくると巻いた被毛 人懐こい
スフィンクス カナダ 被毛がほとんどない 人好きで活発
ピーターボールド ロシア 無毛〜薄い産毛 社交的
マンクス マン島 尾がない・丸い体 穏やかで忠実

野生種との交配種(ハイブリッド猫種)

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品種名 原産国 特徴(被毛・体型) 性格の傾向
サバンナ アメリカ サーバル交配・大型で長い脚 活発で運動量が多い
トイガー アメリカ 虎のような縞模様 穏やかで社交的
ピクシーボブ アメリカ 短い尾・野生風の外見 忠実で犬のよう
チャウシー アメリカ ジャングルキャット交配・大型 活発

日本の猫

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品種名 原産国 特徴(被毛・体型) 性格の傾向
ジャパニーズボブテイル 日本 短く丸まった尾 活発で社交的
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健康上の配慮が必要な品種

品種のなかには、その特徴ゆえに体質面での配慮が必要とされるものがあります。これは特定の品種を否定するものではなく、迎える前に知っておきたい事実として整理します。

  • 短頭種(ペルシャ・エキゾチックショートヘア・ヒマラヤンなど):鼻がつぶれた平たい顔立ちで、いびきや涙やけ、暑さへの弱さが出やすいとされます。
  • 折れ耳(スコティッシュフォールド):耳が折れる特徴は軟骨の形成に関わるもので、骨や関節の疾患(骨軟骨異形成)が知られています。
  • 短い脚(マンチカン)尾がない(マンクス):脚や背骨・尾に関わる特徴には、健康面の指摘があるものもあります。
  • 無毛種(スフィンクスなど):被毛がないぶん、皮膚のケアや保温への配慮が必要とされます。
  • ハイブリッド猫種(ベンガル・サバンナなど):野生種との交配に由来する品種は、飼育に許可や登録が必要な地域・世代の規定があります。

いずれの品種も、迎える際は信頼できる情報源やかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。特徴は「弱点」ではなく、その猫の個性でもあります。

野生のネコ科の新種「ティルカヨ」との違い

この記事で扱ったのは、人が交配・選抜し、団体が公認したイエネコの品種です。一方で、2026年9月には南米ボリビアで野生のネコ科の新種「ティルカヨ」が記載され話題になりました。

ティルカヨはヒョウ属(Leopardus)の野生動物の新種であり、ペットとして飼われる猫の品種とはまったく別のものです。この違いが気になる方は、ティルカヨとは|100年以上ぶりに記載された新種の野生ネコもあわせてどうぞ。生き物の「種」と「品種」の関係を整理したい方は、生物の分類階級一覧も参考になります。

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まとめ

猫の品種は、公認する団体によって数が変わり、多い団体では70種以上が数えられます。この記事では定番から珍しい猫種まで43種を、原産国・特徴・性格の傾向とともに一覧にまとめました。性格はあくまで傾向で個体差が大きいこと、短頭種や折れ耳など体質面の配慮が必要な品種があることも、迎える前に知っておきたいポイントです。お気に入りの猫種を見つける入り口として役立ててください。

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